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2008年4月23日 (水)

老いれば体力が弱るのは自然なことだ。08年4月23日

自然公園で、母はいつもの距離を歩いてくれたが、途中、何度か立ち止まって休んだ。母が気持ちを奮い立たせて歩いているのは傍目にもよく分かる。だからあえて頑張れとは言わない。老いれば体力が弱るのは自然なことだ。

先日まで土筆が林立していた辺りは、今は杉菜に覆われ土筆は跡形もなく消えた。ミズキは若葉に変わり、間もなく花かんざしのような白い花が咲く。季節は1日も留まる事なく変化して行く。自然の移変わりを眺めていると、老いの変化も自然なものとして受け入れられる。

月初めの体調不良以来、母は毎朝、吐き気を訴えるようになった。今のところ、ナウゼリンがよく効くので助かっている。疲労感は相変わらず強く、顔を洗うだけでぐったりする。昨日の粗相も、体力低下によりベットから起き上がるのが遅れた所為だ。今までは自力で起き上がることを重視していたが、電動ベットを検討する段階になったようだ。食事の量も今までより更に減り、車椅子を押していても声が小さく聞きづらい。総ては終末期マニュアルにあるとおりだ。今まで母に少しだけ無理をさせていたが、もう、できる範囲に留めよう。

母自身、死を身近に意識するようで、死んだ人の事をよく話す。今日も母は、可愛がってくれた祖父の甚平さんの思い出を話した。仏壇の上に6歳の母と両親に甚平さん4人で写した写真がある。その写真を近くで見てみたいと言うので、額から外してスキャンしA4サイズに拡大してプリントした。母は甚平さんの顔を撫でながら「もうすぐ、会いに行くからね。」と楽しそうに話しかけていた。だからと言って、母が悲観的になっている訳ではない。死を覚悟をする時期が来ただけのことで、私はそれで良いと思っている。

それでも希望は失わせたくない。今日の散歩帰り生協で母が使う紫外線防止長手袋を買った。「夏の手袋を買っておいたよ。」と母に見せると嬉しそうな顔をした。去年と同じに炎天下の散歩を続けるのは厳しいが、少し外出するくらいならまだできるだろう。
9月の個展のため、作品制作で忙しい毎日だ。それまではどうしても母は元気でいて欲しい。

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