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2008年5月29日 (木)

寒い雨の中、散髪へ出かけた。08年5月29日

朝から肌寒い雨。母の入浴介助の日で散歩は休み。寝不足解消に朝食後横になるとすぐに寝入った。9時半、ヘルパーのOさん来訪のチャイムで目覚めた。直ぐにシャワーを浴びて浴室を暖め、着替えていると姉が来た。後は姉に任せて、私は散髪と銀行へ出かけた。

床屋さんには先客がいた。70歳の老人で、「人には50歳くらいに見られる。」と、床屋さん相手に元気自慢をしていた。老人の言葉の出は遅く、同じことを繰り返しているところをみると、やや惚け気味のようだ。私は週刊現代のグラビアヌードを眺めながら彼の散髪が終わるのを待った。

昔、週刊現代の副編集長が個展に来たことがあった。
「近くへ来ましたら、是非お訪ね下さい。」と副編は社交辞令を言って帰った。それで、絵本「父は空母は大地」が刷り上がるすぐに、宣伝を兼ねて訪ねた。しかし、彼はとても忙しそうで、体よく追い払われた。その後、絵本「父は空母は大地」は読売の大人本の書評や、アエラ、ブルタースで取り上げられた。今ならエロとスキャンダルの「週刊現代」に「父は空母は大地」がマッチしないことは熟知している。だから、そんな場違いな売り込みはしない。そんな昔のことを思い出していると私の順番がきた。

昨日の散歩帰り、私たちは床屋さんご夫婦と会った。頭をあたりながら、母が元気そうで良かったと床屋さんは言った。母の回復は3月の水準の7割ほどだ。「人に会うと一瞬元気になりますが、相変わらず、午後になると無口になります。」と話した。
床屋さんのお父さんも母と同じ年の生まれだ。お父さんは一昨年、医師に老衰と言われてから食欲がなくなり、肺炎を起こし去年の3月に亡くなった。話しながら、その葬儀の日、戸田斎場へ向かう車列が散歩帰りの私たちを追い抜いて行ったのを思い出した。

11時半に床屋さんを出て駅前の銀行で生活費を下ろした。早く帰りたいので、赤羽駅から埼京線を使うことにしたが、各駅停車は20分の待ちだ。仕方なく、雨の構内を行き来する電車をぼんやり眺めていた。鉄道オタクではないが、電車を眺めていると気持ちが和んだ。

1時少し前に帰宅した。姉を帰らせてすぐに昼食の準備をした。隣室のテレビでは50年後の温暖化のことを話していた。温暖化に大地震に食料危機と、今の若者達の未来は大変だ。比べて、私の何の変哲もない同じ毎日が、とても幸せに思えた。

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