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2008年5月 5日 (月)

笑いと夢は、人を救う。08年5月5日

3日夜、同年のT君から飲みに誘われた。母をベットに寝かせ、出かけようとすると、母は軽く吐いた。手早く片付けたが、約束の時間に30分遅刻してしまった。私が出た後、T君は心配して家へ電話をしたようだ。彼に会うと、電話に出た母の声はとても元気そうだと言った。一瞬なら母は元気なふりができる。日常の母を知らない人は大抵それに騙される。

約束の池袋へ着くまで、T君の携帯に何度も電話を入れたが通じなかった。
携帯を持ち慣れない彼は、出かける時忘れたと言った。我々の世代は携帯を殆ど役立たせていない。理由は、持って外出しない、いつもスイッチを切ってある、カバンの奥へしまっていて着信音が聞こえない、と様々だ。本当に困ったことだ。

T君の母親は私の母より一つ上だが、とても元気に九州の高級老人施設で穏やかな老後を送っている。体調はどこも悪くなく100歳までは生きそうだとT君は話した。それに引きかえ、我々の老後は厳しい。10年後は74歳になるが、これから仕事で頑張れる時間はとても少ない、と言った話しをした。別れ際、T君は母へのお見舞いだ、と三万を包んでくれた。辛い時なので本当に助かる。

5日
自然公園の古民家では親子柏餅作りで賑わっていた。沢山の知り合いに会ったが母はあまり喋りたがらなかった。体調が悪いだけでなく、何となく死期が近いと感じ、欝になっているようだ。今まで何度も体力低下はあったが、今程に落ち込むことはなかった。笑顔が消えた母には喪失感を感じる。お互い、今の状況に早く慣れたいと思っている。

母の体力は3月までと比べ、三分の二ほどに落ちた。今までは一人で椅子から立ち上がれたのに、今は私の補助が必要だ。殊に、午後から夕暮れにかけて疲労が増し、状態は悪い。それでも今の状態で落ち着いてくれれば良いが、暑くなれば更に低下しそうだ。

今日の散歩で兄への葉書にプリントする母の写真を撮った。先程、データを開いてみたが良い写真が少ない。どの母の顔も暗く沈んでいる。しかし、最後に我が家近くのカタバミの花の傍らで撮った写真だけは以前と同じ笑顔になっていて、救われた。
このところ、笑顔の大切さを痛感する。ウソ笑いでも良い。馬鹿馬鹿しいお笑い番組で笑うのも良い。笑わないと人は正常に生きて行けない。

傍らのテレビを点けると、ディズニーランドのシンデレラ城前の広場で歌声に合わせミッキーやグーフィ達の着ぐるみが踊っていた。笑いも良いが、この夢の世界も素晴らしい。シンデレラ、白雪姫、眠れる森の美女、美女と野獣、とおとぎ話の世界に見入ってしまった。おとぎ話は子供たちだけではなく、大人にも必要なもののようだ。

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