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2008年5月 8日 (木)

頑張る老人の、寝たっきり期間は短くなる。08年5月8日

昨夜の地震に母は驚いて目覚めた。それから一睡も出来なくて疲れた、と訴えるので、強壮ドリンク剤を飲ませた。頻繁に飲ませると効き目はなくなるが、週一のペースならなんとか効いてくれる。
今日は入浴介助の日なので、散歩は休む。

昨日の自然公園での歩行リハビリを、母は必死でこなした。同じようにリハビリに来ていた老人達の殆どが、少しずつ歩く長さが短くなり、最後は顔を見せなくなった。母はそのことをよく自覚していて頑張る。
肩で息をしながら休み休み歩く姿は痛ましい。しかし、「止めても良いよ。」と声をかけても止めようとしない。小さな歩幅でゆっくりと刻むように進む。老いもこの段階になると、精神の強さが重要だ。精神が弱まると、身体は現実の衰え以上に衰退する。

母は無理をした疲労感が強く、帰り道も帰宅してからも、殆ど口をきかなかった。何か話しかけても返事はとても小さい。以前は声が大きく、道で「本当に、邪魔な人。」等と、すれ違う人の悪口を言うのが恥ずかしかったのに、今は蚊が泣くように小さい。
母の声が小さいので、つい私も小声で話しかけしまう。最近、それは私にも母にも良くないと気付いた。それで今は、元気よく話しかけることにしている。すると、母の返事もほんの少し力強くなる。薬や治療より気持ちの勢いが大切だ。
個々に与えられた寿命は決まっていて、元気な期間を長くすれば、弱った期間は相対的に短くなる。だから、母も私も、頑張り続ければ寝たっきりの期間が短くなると信じている。

午後は歯のメンテナンスに赤羽弁天通りの上野歯科医院へ出かけた。この医院の上野医師の技術は優れていて、治してもらった歯はすべて問題なく使っている。加えて歯科衛生士さんは実に良い仕事をする。彼女たちの的確な判断のおかげで、私は失うはずの歯を何とか維持できた。
今日は歯石を取ってもらいながら、眠ってしまった。歯科医院を嫌がる人がいるが、私は歯を綺麗にしてもらうのは心地良くて好きだ。

本の方は編集方針が絶えず揺れ動くので困っている。彼らは強烈なプロ意識があるが、我が侭な子供みたいなもので、喧嘩の売りようがない。早く、決まりをつけて絵に集中したい。

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