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2008年5月16日 (金)

風光る5月、母の肺に水がたまっていた。08年5月16日

母を生協浮間診療所へ連れて行った。担当の藤沼医師に、強い疲労、食欲不振、吐き気などの症状を話すと、心臓が弱っているかもしれないと、胸のレントゲンを撮ることになった。心臓の弱りが胸の写真で分かるのだろうが思ったが、結果は明快だった。写真を見ると、健康なら両肺下部は腹腔に沿って直線的なのに、もやもやと、腹腔を押し下げるように丸みを帯びていた。それは水がたまっているからだ、と医師は説明した。

心臓が弱ると肺に水分が滲出する。高齢者の場合、その胸水により、強い疲労感や食欲不振、吐き気などの症状を示すことが多いようだ。その症状は母の症状と総て一致する。先月、疲労を訴え始めた頃、母の咳が力なく息が漏れるような感じがして、声がか細くなったのが気になっていた。直ぐに診療所へ連れて行ったが、その時、診察した医師は胸水については触れなかった。今思えば、その頃に母の心臓は弱り始めたようだ。

治療方法として利尿剤が処方された。これで改善しなかったら、更に違う治療方法がとられるだろう。老いによる心臓の弱りは治しようがないが、原因が分かるとホッとする。胸水が取れれば症状は緩和するだろう。それにしても藤沼医師の的確な診断には敬服する。他の医師なら、高齢だから仕方がないと、漫然と治療を続け、寝たっきりへ一直線だった。

Ha_1写真は毎日連れて行っている自然公園にて。今年の夏に95歳になる。去年は元気だったが、今年に入ってから日々弱り始めた。老いはどうしようもなく、できることは弱るスピードを少し遅らせることくらいだ。

翌日。朝食後に疲労を訴える母をベットに寝かせて、上野歯科医院へ出かけた。歯のメンテナンスは今日で終わる。担当の歯科衛生士のHさんはいつもより丁寧に手入れをしてくれた。そして、終わった後、「今月一杯で辞めることになりました。長い間有り難うございます。」と挨拶した。
「良い事で。」と聞くと彼女は恥ずかしそうに頷いた。どうやら寿引退のようだ。「おめでとう。」と言うと彼女は嬉しそうに微笑んだ。

相手が誰でも、別れには一抹の寂しさがある。医院の外へ出ると明るく爽やかな風が吹いていた。微かに心のどこかに穴が空いたような気がした。普段は留守番の母が心配なので、北赤羽まで電車を使う。しかし、午後の明るい光と爽やかな風に惹かれ、4キロの道を歩いて帰った。

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