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2008年6月24日 (火)

梅雨の晴れ間に、ど忘れしたことを思い出そうとした。08年6月24日

朝から爽やかな好天。真夏も今日のような日が続くのなら楽だ。
散歩に出ると、環八は日曜の朝のように空いていた。走っているのは業務用ばかりで、自家用車は殆ど見かけない。このままガソリン値上げが続けば、都心の通行量が減って、今年の猛暑は幾分和らぐかもしれない。

爽やかな好天なのに、自然公園は散歩する老人は少なく閑散としていた。
母は歩く前に、手摺につかまって「いち、にー、さん、し、・・・」と準備体操をする。と言っても、声を出しながら踵を少し上げるだけだ。
母の足元を見ていると、ダンゴムシが踵の下に潜りこみ、アッと言う間に踏みつぶされてしまった。ダンゴムシは踵の隙間の日影を良い隠れ場所と思ったようだが、あっけない最期だ。哀れなダンゴムシの冥福を祈っていると、母はゆっくりと10メートルほど歩いて「疲れた。」と止めた。その危うい体力でも、夏が終わるまで保ってほしいと願っている。

今、自然公園には白いホタル袋が咲いている。昔の人は釣り鐘のような花弁の中にホタルを入れて、ほのかに光るのを楽しんだ。
ジャブジャブ池の葦の原には大ヨシキリが住み着いて、毎日、にぎやかに鳴いている。この声を聴くと元気が湧いてくる。今日もしばらく粘って、葦の原の傍らの針エンジュの梢に姿を見つけた。早く、メス鳥と出会えれば良いのだが。

帰り道、ようやく顔馴染みに会った。挨拶したあと、何か言おうとして、ど忘れしてしまった。
「最近、こんなことが多くて。」と謝ると「私なんか、話している親しい相手の名前を思い出せず、ごまかすことがよくありますよ。」と彼は笑った。
帰り道、何をど忘れしたのか、思い出そうとしたが思い出せない。一説では、老いたからど忘れするのではなく、蓄えた情報量が多すぎるからだそうだ。とすると、若者は情報の蓄えが少なく、頭が空っぽだから、ど忘れが少ない訳だ。

墓地の脇を通ると、春の頃、墓地で白い花を咲かせていた木に赤い実が鈴なりだった。その木をリンゴの親戚のズミだと思っていたが、墓地に入り、近づいて見るとスモモだった。日当りが良く、よく熟している。墓参りの人はもがないようで、地面に沢山落ちている。色づいたのを二つもいで食べてみると、市販品より甘く香り高かった。

帰宅してから、昼食前に、母に吐き気止めのナウゼリンを飲ませた。これまで、吐き気を押さえるのに胃腸薬を工夫してきたが、限界を感じている。それで、先のことは考えず、今だけのことを考えて対処することにした。

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