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2008年7月12日 (土)

猛暑の散歩、車椅子の母は霧吹きで暑さをしのいだ。08年7月12日

今年初めての猛暑日で、霧吹きの出番が来た。
母の車椅子を押していると、滝のように汗をかく。汗の揮発性は悪く、何時までもベタベタして暑い。しかし、水はすぐにサラサラに乾いて涼しい。それで散歩前に、服の上からたっぷりと水を霧吹きした。車椅子の母にもシャツやズボンの上から霧吹きした。麦わら帽子の下には湿したタオルハンカチ、首の綿入りのバンダナも水を含ませておいた。

散歩中の飲み物も重要だ。今、季節商品の梅酢が店頭に出ているので、1リットル瓶を2本買ってある。これを冷水で薄めて散歩に持参する。その薄い塩分は熱中症予防に、酸味のクエン酸は疲労回復に効果がある。口当たりも良く、飲んだ後、口中がさっぱりする。
注-季節商品の梅酢は今を逃すと手に入らなくなる。

万全の準備をして、クラクラするほどの日射しの中、母の車椅子を押して散歩へ出た。
高齢で神経の感覚が鈍った母は暑さがすぐに分からない。暑いと訴えてからは遅いので、度々、全身に霧吹きした。
散歩道で会う常連たちはみな、暑さにうんざりした顔で母と挨拶を交わしていた。
緑道公園の桜広場の緑のトンネルは涼しくホッとする。「涼しくて、いい気持ちだね。」と母と話しながら行くと、広場隣に住むTさんから声がかかった。
「ブルーベリーをどうぞ。」と、彼女は窓の下の株から摘み始めた。母は緑内障で、残された視力維持にブルーベリーは欠かさないので、有り難い申し出だ。袋に入れたブルーベリーを母に見せると、「散歩に出ると、良い事があるね。」と、Tさんの心遣いを喜んでいた。このような、人とのふれ合いが母を元気づける。だから、猛暑の夏も散歩に出ることができる。

自然公園の日射しの照りつける歩道は暑く、母は少し歩いただけで止めた。
しかし、いつもの椎の大木の木陰は、今日も涼しい風が吹き抜けていた。ここにベットを置いて、昼寝をしたら最高の気分だろう。

古民家の座敷は近所の若い家族で賑わっていた。広々とした座敷は、空調のある自宅より心地良いようだ。仕事に疲れた若いお父さんたちは、畳の上に寝転がって夢見心地だった。

帰宅すると、母は気分が悪くふらつく、と訴えた。急な猛暑に暑気あたりを起こしたのだろう。風通しを良くして、ベットに横にして、保冷剤と冷水で湿したタオルで頭と首筋を冷やした。更に、手足にも冷水を霧吹きしておいた。30分程すると母の気分は良くなった。念のため体温を計ると平熱。午後は何事もなく過ごしてくれ安堵した。

午後4時、強い風がベランダから玄関へ吹き抜け、過ごしやすくなった。家中の綿ホコリや小さなゴミが総て吹き飛ばされて、掃除したように綺麗になった。

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