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2008年9月 1日 (月)

母は施設にショートスティさせて、無事に個展初日を迎えた。08年9月1日

3日前の深夜、母のブザーが鳴り、飛び起きた拍子に腰の筋を違えた。背筋を真っすぐにしていれば痛みはないが、腰かけていると鈍痛が走る。せっせと鎮痛消炎剤を塗り込んでいたら、今朝は痛みが軽くなった。
搬入は知人の車で銀座へ行った。腰の痛みのせいで同乗は止め、電車で行くことにしていたので安堵した。

都心への道は一日と月曜が重なり渋滞していた。しかし、山手線内側に入ると渋滞は解消し、なんとか指定時間に間に合った。着くと直ぐに画廊主が絵の配列をあれこれ工夫しながら壁に吊った。私が展示すると作品一つ一つに思い入れが強く、客観性を持てない。その点、思い入れのない画廊主による展示は切れ味が良い。展示はお昼辺り迄かかった。展示が終わる頃に来客が次々と訪れ、食事の時間がなくなったので、持参したカロリーメートのゼリー飲み物3本を昼食代わりに飲んだ。

初日最大の印象は猛烈に眠いことだ。朝まで作品に手を入れていたので、殆ど寝ていない。来客が途絶える都度、気がつくと一瞬眠っていた。
今回のギャラリー・オカベは一階にあり、道路から作品が見えるおかげでフリーの客が多い。画家らしい初老の来客は会場に置いてある案内状の受賞歴を見て、
「自分もリキテックス・ビエンナーレの特別賞を取った。審査委員長の前田常作は芸大の先輩だ。漫画家の久里洋二が審査委員長に代わってから下らなくなったので応募しない。」
と言った意味のことを作品はろくに見ずに一方的に喋り続けた。話しは意味不明で脈絡がなく、相当に不満が溜まっている様子だ。「ご無理ごもっとも。」と、適当に相づちを打ちながら、丁重に見送った。

他に、絶対に作品を買わない老コレクターも来た。作品を買わなければコレクターとは言えないが、昔、盛んに買い入れていた時期があり、そのように言われているようになった。彼は80代だがとても元気で早足で画廊を一周して出て行った。そのように毎日銀座界隈の画廊を順に巡り、物欲しげな絵描きに声をかけてもらうのを老後の楽しみにしている。

母は2キロ程新河岸川の上流にある介護施設にショートスティしている。昨日の昼食後、車椅子を押して施設迄行った。施設への道筋は事前にグーグルのストリートビューで確認しておいたので、迷う事なく着いた。午前中の雨雲は去って強い日射しが照りつけ、新河岸川対岸の工場街上空に、美しい夏雲が浮かんでいた。

部屋は総て個室で、かなり広い。しかし、洗面所へ至る壁に手摺がなく転ばないか不安だ。床は堅く、もし転ぶと骨折して一気に寝たっきりになる。その点、狭い畳部屋に物だらけの我が家は、掴まる所が多くて安全だ。滞在する3日まで、一人で行動しないように母に厳しく言っておいた。

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