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2008年10月23日 (木)

世間は暗いが、明けない夜はない。08年10月23日

午後、頼んでおいたリキテックスソフトタイプを渋谷のウエマツへ受け取りに行く。
注文はバーントアンバー(焦げ茶色)180ml-6本とチタニュウムホワイト(白)180ml-6本。これだけストックしておくと、暫く安心して絵を描ける。
私の作品は総て、この2色を混合した濃淡のみで描き、仕上げに彩色する。始めにモノトーンで描くのは古典的技法の一つ。ごまかしがきかないが、力強く明快な画面を構築できる。水墨画に馴染んでいる日本人は得意な分野だ。しかし、意外に試みる画家は少ない。

母の食事は給仕が必要なので、夕食の5時半に帰宅できるように、3時半に出ることにした。
着替えて出ようとすると電話。「老舎」研究で著名な元お茶の水女子大教授の中山時子氏からだ。-老舎は中国の小説家で劇作家- 用事ではなく、久しぶりに何となく電話されたようだ。以前から、母も私も大変世話になっているので、失礼なことはできない。気はせくが、一通り世間話をしてから母と電話を代わった。母は最近惚け気味だが、昔の知人と話す時は頭がしっかりする。再度、私が受話器を取ると、「お母様は私が忘れていることまで、よく覚えていらっしゃいました。」と、中山氏は懐かしそうだ。あらためて電話しますと、慌ただしく電話を切って家を飛び出た。

急いだが、北赤羽駅ホーム目の前で上り電車は出てしまった。おかげで渋谷ウエマツ着は5時過ぎ。急いで絵の具を受け取り、他にチューブ入り絵の具と絵筆を選んだ。近年、面相筆は腕の良い職人さんが減って質が悪い。むしろ、量産品の水彩用筆の方が悪いなりに安定している。細身の2号のナイロン筆を在庫があるだけ買って、ずしりと重い画材を抱え、雨の渋谷の雑踏を急いだ。

各駅停車川越行きに飛び乗った。これは乗り換え無しで北赤羽に着くので楽だ。しかし、ラッシュにかかり、人いきれと蒸し暑さで気分が悪くなった。
新宿駅で可愛い子が目の前の座席に座った。今風の渋いグリーンのチェック柄上下に赤いブーツと赤いベレー。知人のアメリカ人が日本の若い子は世界一センスが良くて可愛いと言っていたが、私も同感だ。女の子の胸元は大きく開いて豊かな谷間が見える。この明るさは、今の閉塞した世界を救うかもしれない。おかげで気分がすっきりし、胸元を気にしている内に北赤羽へ着いた。

駅前のライフで、朝食用にメザシを買った。帰宅は6時半。母の夕食は大きく遅れた。
食事中のテレビのトップニュースは相変わらず円高と経済指標の低下ばかり。こうまで一日中繰り返し暗いニュースを聞かされると、永遠に夜は明けないような気持ちになる。日本市場が乱高下するのは心配性の日本人の性癖として理解出来るが、ポジティブな欧米市場が狼狽するのはとても意外だ。これは、世界的に相当にダメージが大きいと言う事か。おまけに、頼りの貿易収支も悪化の一途。世界は何処へ行こうとしているのか不安になる。

Sigotしかし、明けない夜はない。世間が頑張っているように、一心に絵を描いて耐えていれば、必ず夜明けは来る。それは、借金と博打で支えられた今迄の消費経済より、遥かに安定した未来だ。

--写真は雑然とした仕事机。片付けてもすぐにこうなる。

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