景気回復しても、先進国はメタボ経済には戻らない。08年12月13日
歯の治療とメンテナンスは来週でようやく終わる。今回治療した親知らずは、クラウンの出来が悪く長年悩まされていた。今は何不自由なく食事が出来て楽しい。
散歩から帰ると姉が来ていた。僅かな間だが、母を姉に任せられるのでホッとする。24時間、母から気を抜けない毎日はとてもストレスだ。
姉は新橋の限りなく飲み屋に近い小料理屋を手伝っている。姉は主に料理を担当していて、評判が良い。おかげで、この大不況にもかかわらず、以前と客の入りは変わらないそうだ。しかし、他の店は絶不調で、殊に高級小料理屋の相当数が潰れそうだ。
ニュースを聞いていると、世の中全部が真っ暗に思える。しかし、何時の時代も勝ち組はいる。ニューヨークでは、高級レストランが衰退して、マクドナルドとピサ店が大繁盛。東京ではH&Mとユニクロが空前の好成績だ。省エネ家電に低価格バソコンの売れ行きも良い。世界的に車の売り上げは激減しているが、低燃費の車から回復して来るのは間違いない。
アメリカの浪費に頼っていた世界経済の不健康さにはぞっとする。今回の危機で先進国は堅実な生き方を選び、経済が回復しても浪費生活には戻らないだろう。とすると、大量生産のはけ口は、まだ贅沢を味わっていないBRICs(ブリックス)に移行し、資源不足は更に厳しくなりそうだ。
年末に入り、大企業の大リストラが次々と連鎖して景気落ち込みに加速がついた。不況の3月大底は間違いないだろう。それから低空飛行しながら来夏辺りから上向きに変わる、と私は見ているが専門家たちの見方は厳しい。100人の経営者と専門家のアンケートでは、殆どが景気回復は再来年以降と予測していた。
しかし、経済予測で多数意見が当たったことはない。当たるのはいつも少数意見で今回のアメリカ金融危機を予測したのも少数派だった。ちなみに100人のアンケートの中、一人だけ私と同じ予測をした若手アナリストがいた。意外に、私の考えは当たるかもしれない。
と、冷静に分析している私自身は、早く景気が回復してくれないと干上がってしまう。例年なら来春の仕事の打診が来るのに、今年は電話一本かからない。このまま、夜明けは訪れないのでは、とついつい悲観的に落ち込んでしまう。
愛用のデジカメの蓄電池がダメになって、まったく蓄電できない。最初の蓄電池はカメラメーカーの純正品で4年間保った。ダメになった電池はその後買い替えた品でまだ2年は使っていない。直ぐにデジカメは新製品に買い替える予定だったので、純正品でない安物電池を買ったが、値段以上に品質が悪かった。
デジカメは購入時500万画素の高品質だったのに、今は同じ値段で1000万画素の一眼レフが買える。だが買い替えは無理で、再度、安物電池を買うことになる。その間、捨てずにおいた古い純正の蓄電池を充電して使っている。
上は赤羽自然観察公園に多いミズキ。冬の枯れ枝で、これ程に端正で美しい樹木はない。これから直射日光の紫外線から身を守るため、枝の樹皮は美しい紅色に変わる。
下、公園のクヌギ林。この枯れ葉は、来春、新芽と入れ替わるまで落葉しない。始め、立ち枯れと思っていたが、毎日公園に通って行く内に、そのシステムが分かった。田舎育ちでも、意外に自然のことを知らないものだ。
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