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2008年12月19日 (金)

牛黄(ゴオウ)主成分の試供薬品で元気になった。08年12月19日

Asagiri昨日の朝は濃霧だった。地上がまったく見えない。玄関前の通路へ出ると、建物が空中を浮遊しているような不思議な感覚にとらわれた。

毎日、円高、受注減、派遣切り、倒産、と暗いニュースばかり。今、安泰なのはお役所だけで、民間は大企業を含めて全滅状態だ。昔は、造船がだめなら自動車と巧くバランスがとれていたが、こんな同時不況は初めての経験だ。派遣切りに会った方たちは本当に気の毒で、映像を見るのが辛い。

これ程に貧乏人が注目される年は今までない。逆説的だが、貧乏絵描きの私としては、貧乏が注目されるのは有り難い。好景気の頃でも貧乏に苦しんでいる人は沢山いたのに、社会から無視されていた。あの疎外感も辛い。貧乏を生む社会システムの不備が、この大不況をきっかけに是正されるかもしれないと、淡い期待を抱いている。

こんな暗い世の中では、体調が一番大切だ。健康なら大抵の苦しいことは乗り越えられる。
しかし、今の私は疲労気味だ。睡眠5時間台を長年続け、最近は疲労が抜けなくなった。昨夜は1時に床に就いたが、先行きを考えている内に寝付けなくなり、やっと2時過ぎに寝入った。母のブザーで目覚めたのは7時で、睡眠時間は5時間を切っていた。朝から気怠いが家事、母の世話、仕事と、やるべき事は山積している。大急ぎて母の散歩を済ませ11時に帰宅して、洗濯と昼食の支度。
歯科予約が12時半なので、12時10分に昼食を済ませて飛び出し、赤羽駅近くの上野歯科医院にギリギリセーフした。

歯科衛生士の若い女性が、30分程かけて上の歯列を丁寧に歯石クリーニングしてくれた。支払いは350円と安いが、時間を取られるのが辛い。

次はデジカメの蓄電池を買いに池袋ビックカメラへ。途中、赤羽駅近くの前野薬局に寄って、母のケアプランのことでケアマネージャーのAさんに会った。

母が心臓が弱っていると話すと、Aさんは高貴薬の牛黄(ゴオウ)主成分の長城清心丸の試供品をくれた。これは1丸で3千円ほど。牛黄や生薬を蜂蜜で堅く練り上げ、径2センチ程に丸めて金箔で覆ってある。それを4分の1か8分の1に切り分け、ドロツプのように口に含み、ゆっくりと溶かし込む。効能は強壮、強心、強肝、抗炎、解熱、惚け防止と万能薬の趣だ。

貰ったのは8分の1、2片で、母に飲ませる前に池袋行きの電車の中で過労気味の私が1片を試してみた。味も香りも強く、周囲まで漢方薬の匂いが漂いそうだ。以前、そんな匂いをいつも漂わせていた金持ちがいたが、それを愛用していたのだろう。1片は10分ほどで溶け切った。

ビックカメラでニコン純正品の蓄電池を4200円で買った。
「高い。」と言うと、店員は「何度も充電して使えますので、どうしても高くなります。」とヘラヘラと分かり切った言い訳をした。

帰りの各駅停車を埼京線ホームで20分待ちして、3時半に北赤羽に着いた。駅前のライフで、赤いパッケージが元気になりそうな森永のメグミルクを2本買った。
帰宅後、牛黄のおかげか、疲労は薄れて気分は良かった。残った1片は母が疲労を訴えたら服用させよう。しかし、この高貴薬でも不老不死は無理だ。その証拠に、それを服用している大物政治家や大金持ちでも、さほど長生きではない。

Goou牛黄(ゴオウ)主成分の長城清心丸の8分の1片。
牛の胆石のこと。牛千頭に1頭の割合で見つかる。元は赤錆色の丸い小石状。口に含むと苦みと仄かな甘味。インド発祥の生薬だが、中国とオーストラリアが主産地。今はインド産は二級品で、オーストラリア産が上級とされている。

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