新型インフルエンザの究極の予防方法。08年12月4日
ワイドショーで朝から新型インフルエンザの特集を組んでいた。流行はかなり危ない状況なのだろう。専門家によると、鳥インフルエンザウイルスが人から人へ感染する新型に変異するのは、今日起きてもおかしくないらしい。
死亡率は1%程だが、全国民の半数が感染するので、少なく見積もっても64万人が死ぬと予測されている。殊に、若者の死亡率が高い。昔の新型インフルエンザのスペイン風邪の場合も同じで、老人より強健な若者に死者が多く出た。理由は、ハチ毒等のアナフィラキシーショックのように、若いと外来抗原に対して免疫応答が過剰になって死に至る。
とは言え、鳥インフルエンザの強烈な毒性が、実際の変異後も維持されるかどうかは専門家にも分からない。希望的だが、人型に変異したら毒性も弱くなることはありえる。マスコミの過剰反応は世の常で、杞憂に終わればそれにこしたことはない。
しかし、予想通り強烈な新型が流行したら、呼吸器と心臓が弱い母はそれで最後になるだろう。私も呼吸器系の粘膜が弱いのでかなり危うい。だから、母も私も、常識的な予防法は徹底してやるつもりだ。まず、不要不急の用事では人混みには行かない。お茶のカテキンにはインフルエンザウイルスの感染抑制効果があるので、外出中はお茶を絶えず飲む。ボトル入り番茶でなくても、お茶葉をガムのように絶えず噛んでいても効果はある。
帰宅したらうがいとシャワー。外出着は総て脱いで部屋着に着替える。忘れがちなのは目からの感染。まぶたの粘膜や、涙に溶けたウイルスが鼻から喉に落ちて感染する。私は紫外線避けに保護メガネを常用しているので、これでかなり防げる。工業用や医療用保護メガネだと2,3千円程でファッション性実用性ともに兼ね備えている。
それでも呼気から入るウイルスは防ぎようがなく、うがいとともに鼻洗浄も欠かせない。
ワイドショーでは、ウイルスを感染させられたダチョウに産ませた卵の抗体を使ったマスクが紹介されていた。これはかなりウイルスを殺す効果がある。しかし、値段も高そうで私たち向きではない。
究極の予防方法として、新型にも感染しない半数の国民の体質に注目したい。
彼らは、生まれながらにインフルエンザウイルスに強い。中には高齢になるまで一度も風邪を引かない人がいる。知人の母親がそうで、90歳なのに、北国の暖房の無い部屋でごろ寝をしてもグスリともしない。
と言う事は、彼らの体質に自分の身体を近づければウイルスに感染しない訳だ。
体質改善には漢方薬が向いている。漢方は西洋薬と違い、病原菌を直接殺すのではなく、免疫機能を元気にさせて病気を治すものが多い。
私は葛根湯を常用している。葛根湯の主成分麻黄は免疫力を強化し、ウイルス量が少ない時点ならやっつけてしまう。更に抗体を残すのでワクチン接種と同じ効果がある。
ちなみに、インフルエンザ特効薬タミフルは免疫力を作りにくく、治っても再感染の恐れがある。
具体的には、新型インフルエンザが流行り始めたら、空腹時に1包を毎日服用する。更に、風邪ひきの症状が出たら、規定量3包を服用する。新型インフルエンザの流行期間は2ヶ月間だから、実行可能な方法だ。ただし、十分な栄養と休息は必須。これは通常の風邪にも大変有効で、私も、95歳の母も、友人達も、それでまったく風邪を引かなくなった。
個人的には無理だが、猛暑に流行ったドライミスト冷房のように、水の噴霧を人混みでやったらどうだろうか。気温が下がるが、湿度が高くなってウイルスの感染力は弱まる。ちなみに湿度60%でウイルスは弱体化する。
我が家は冬の間、洗濯物は部屋干しをしている。加湿器と違い、穏やかで身体に良い。
流行期間に雨が多い事を切に願っている。
上、我が家ベランダから環八鹿浜橋方面を遠望。手前は新幹線と埼京線の陸橋。
中。上方向の眼下の環八。
下、環八、中山道方面。
夕暮れのラッシュ時なのに、以前と比べると車量が減った。
不景気と車離れのせいだろう。
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