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2009年1月23日 (金)

老後の男女差、家事のできるお爺さんは孤独に強い。09年1月23日

Nandem写真は散歩帰りの何でも屋。

散歩の行きがけ、桜並木の何でも屋の軒下で、豆腐引き売りのお姉ちゃんが、早い昼食を摂っていた。この重労働では1日4食は必要だろう。引き売りは上司に気を使う必要もなく、身体を鍛えられる良い仕事だ。もし、私が若かければ、仕事に選んだかもしれない。

何でも屋の前ではハクセキレイが餌探ししていた。毎朝会うので顔見知りで、近づいても逃げない。首をかしげ、見上げる仕草が可愛い。
店の名は写真の看板のように色褪せて読めないので、私は「何でも屋」と呼んでいる。

朝は冷たい雨が降っていたが、赤羽自然観察公園に着く頃は上がり、生暖かくて汗をかいてしまった。
園内では常連がせっせと歩いていた。散歩は一人で来ている男性が多い。一人で来る女性もいるが、園内で顔見知りと合流してお喋りをしながら散歩している。
見たところ、女性は一人散歩が苦手なようだ。母も元気な頃、いくら薦めても一人散歩をしなかった。一人散歩が大好きな私には、そんな女性心理がどうしても理解出来なかったが、先日のNHKスペシャルの「男と女」を見て理由が分かった。

男も女も表面的には行動も考え方も殆ど同じだが、脳の神経回路はまるで違う。それは、男は外で狩猟、女は住まいに大勢集まって子育てと、数百万年続けられた生活のせいだ。
女性は子育ての為に現実的で我慢強く、和気あいあいと集団生活を好む。対して男は、獲物の動きを推理し、強いリーダーのもと素早い団体行動を得意とする。その反面、集まると権力闘争を起こし、分裂しやすい。

最近話題の一人者の老後でも、女性たちは仲間と助け合いながら楽しく元気に老後を過ごせるのに、おじいさん達は苦手だ。女性社会学者は、「ダメジジイたちが、老後を仲良く暮らせるように教育しないとダメだ。」と苦言を呈する。しかし、これは長い進化の過程で出来上がった脳構造の男女差で、土台無理な要求だ。私見だが、家事のできるおじいさんは、おばあさんより孤独に強い。たとえば、米国などの荒野で一人暮らししているのはおじいさんで、おばあさんではない。だから、おじいさんを無理に集団生活に馴染ませようとするのは間違っている。

番組では、男女を分けて教育して効果をあげているアメリカの公立小学校を取り上げていた。
男子教室では、元来我慢強くない男の子たちは寝転んだり頬杖をついたりと自由だ。
教師は「赤いのはリンゴ。黄色いのはバナナ。」のように、命令口調でシンプルに教えていた。男の子には、強いリーダーのシンプルな命令口調が効果があると言う。

対して女子教室では、女の子は我慢強いのでお行儀よく授業を受けていた。しかし、女の子たちは命令口調は絶対に受け入れない。同じ目線で「赤いのがおリンゴで、黄色いのがバナナですね。」と、同意を求めるように優しく語りかけると素直に受け入れてくれる。それらを見ていると、昔の男女別学は意外に合理的な教育だったようだ。
私は常々、女性たちの「○○だよね。」と、隣人に同意を求める口調が気に入らなかった。しかし、これは女性脳によるもので、自然なことだ。

脳システムの男女の違いは、たとえば、女性は空間認識が下手で建築家に向いていない。
絵描きの世界でも、女性画家は奥行きのある風景画が下手だ。女性作品では壮大に緻密に描き上げてあっても、どこか平板で奥行きを感じない。
しかし、女性は空間を言葉や感覚で表現するのが男より優れている。たとえば目的地を、「銀行の角を左折して、6軒目の八百屋の隣。」と時系列に細かく覚える。誕生日や結婚記念日を良く覚えているのもその能力のせいだろう。対して男は、頭の中に描いた地図をそのままバサッと覚えてしまう。だが、細かいことを覚えるのは得意でない。

医学でも男女の違いは大きいようだ。生殖器以外は男女同じと考えられ男の身体を基に医学は研究されたが、最近その間違いが問題になっている。番組では、その例として女性患者特有の心筋梗塞を取り上げていた。ジェンダーフリーの男女を同一視する考えも、これから改められるかもしれない。

身体と脳の性差を認めるのが真の男女平等で、補完関係で男女は上手く結ばれている。私が若い頃にこの番組を見ていたら、違った人生を送ったかもしれない。

関連ページ-NHKスペシャル「女と男」の科学では、恋愛の快感はドーパミンにあった。09年1月12日


Ma_3

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