2009年の言葉、「神は自ずから助くるものを助く。」09年1月1日
午前中、姉が来訪。留守番を頼み、母の散歩を兼ねて駅前へ買い物へ出る。高架下のアルカードのスーパーは大混雑。早々に諦めて旧商店街の八百八へ行きクワイを買う。旧商店街はアルカードに食われ、客足は少ない。
留守中に甘鯛やムロアジなど海の幸が段ボール箱一杯、大堂津から届いていた。送ってくれたのは母の古い知人で、すぐにお礼の電話を入れると、のんびりした日南地方の懐かしい訛りが返って来た。
午後は姉に母の世話を頼んで湯島天神の大祓へ出かける。昼食後、12チャンネルで映画「オリヲン座からの招待状」を見始めたら止められず、出るのが遅れた。
3時半、途中までの映画に後ろ髪引かれながら家を出る。外は寒風が強い。赤羽から高崎線で上野へ向かう。帰省と逆コースなので空席が目立った。
写真1、尾久駅のホーム。
下車したのは数人。閑散として田舎の駅の雰囲気がある。
写真2、国立西洋美術館前。大晦日の上野公園は外人ばかりで日本人は少ない。
不忍池の弁天様にお詣りして、湯島天神へ向かう。餌をねだってヨチヨチついてくる鴨たちが可愛い。ここのスズメたちは太っていて、赤羽自然観察公園のスズメの倍近い大きさだ。その内、鳩と見間違えることになりそうだ。代々、上野動物園の餌を横取りしているので、身体が大きくなったのだろう。
岩崎邸下のホテル街を抜けて湯島の坂道へ出る。泊まりで2500円は安い。不景気のせいか、連れ込みホテルは去年より値段が下がったような気がする。
写真3、午後4時半。湯島天神で大祓を待つ人たち。大祓への参加者は去年より増えた。写真を撮った後に人出が増し、社殿前は通り抜けられないほどに混雑した。私は儀式を待たずに、神社を後にした。大祓に参加しないと、何となく不安が残る。しかし、神頼みでは幸せは来ない。"神は自ずから助くるものを助く"と自分に言い聞かせながら、御徒町駅へ向かった。
時折、昔痛めた踵の古傷が傷むので、途中、上野松坂屋の靴売り場でクッション用の中敷きを買った。客は少なく、女性店員が実に丁寧に対応してくれて気持ちが良い。
次に吉池に寄って、唐墨とガニ漬けを買った。吉池の売り場は何故か、九州の市場に似た美味しそうな匂いが漂っていた。
写真4、午後6時。池袋へ出て池袋シネマサンシャインで「ウォーリー」を観た。人気映画だが大晦日の夜の回はさすがに客は少なく、最終的に30人程だった。
DVDになってから観るつもりだったが、この大画面の迫力はテレビでは味わえない。スタンリー・キューブリックの名作「2001年宇宙の旅」のパロディもふんだんにあり、哲学的深さもあり、胸にジーンと響く映画だった。
写真5、午後8時、映画を見終え池袋駅へ向かう。
埼京線車内に聞こえる言葉は外国語ばかり。賑やかな中国人若者のグループに韓国人グループ。一段と冷え込んでいるのに、薄着で楽しそうな東欧系の女性グループ。白人の太ったおばさんは床にしゃがみ込んで買い物袋のガラクタを整理中。フワフワ帽子にセーター、ミニスカートにタイツとブーツ、総て白ずくめで雪の妖精みたいな金髪少女を連れたハゲの中年。私の隣には海外からの帰りらしい黒人親子。父親は分厚い胸板にスキンヘッド。5,6歳の男の子はアエロメヒカナのタグの付いたバックに腰かけ、アンパンを美味しそうに食べている。その親子だけが流暢な日本語で話しているのが、実に不思議だ。
午後8時半、帰宅すると同時に姉は帰って行った。
2009年元旦
今年の年賀状の挿絵。
12時5分前。NHKのゆく年来る年の除夜の鐘を聞いた。
今年の決意。
"神は自ずから助くるものを助く"
低迷の今年は幸運を期待しても無理。頑張って招き寄せる他ない。
今年、丑年の母は8回目の年女で、96歳になります。私は1月16日で64歳です。
皆様にとって、良い2009年でありますように、心から願っています。
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