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2009年1月12日 (月)

NHKスペシャル「女と男」の科学では、恋愛の快感はドーパミンにあった。09年1月12日

昨夜、NHKスペシャル「女と男」最新科学が読み解く性、惹かれあう二人、すれ違う二人、を見た。すでに公知されている内容だが、科学に強いNHKらしく巧い構成だった。

番組では、愛し合う快感は中枢神経系にある神経伝達物質ドーパミンの過剰分泌によると解説していた。しかも、分泌持続は体力を消耗するので、約3年が限度だと言う。

3年限度のシステム形成には人特有の子育てが大きく関わる。人が二足歩行に移って骨盤構造が変化し、人は未熟児で生まれるようになった。結果、子育てには父親の協力が必須で、子供が自立歩行できる3歳まで、父親の愛をつなぎ止めなければならない。それで3年限度にドーパミンが過剰分泌され、恋愛感情が生まれた。だから、恋愛も結婚も始めから3年で破綻する宿命にある。

私自身、2年半熱く相思相愛で過ごした後、ある日突然に醒めてしまった経験がある。その瞬間は今もはっきりと記憶しているくらい鮮明で、昨日までの熱に浮かされた自分がとても奇異に思えた。

しかし、現実には10年も20年も熱く続く関係がある。私見だが、その恋愛は成就していないから長続きしていると考える。たとえば、相手を不安にさせて、常に追いかけさせる恋愛テクニックがある。確かに、逃げ回る女を追いかけている男は長期間、欲望に飽きることがない。しかし、逃げる女が振り返って、男に応えた瞬間、男の欲望は萎え関係は破綻する。
そのように、成就した瞬間から崩壊を始める恋愛は子育てに不都合だ。それで先人たちは、法的に拘束する結婚制度に辿り着いたのだろう。

次に男と女の不毛な会話が取り上げられた。それによると、女は無意味に聞きたがり聞かれたがり、男は主張したがる。その交わることのない会話によって、やがて結婚や恋愛は破綻する。
その性差も人類史に起因するらしい。留守を守り子育てをする女たちはコミュニケーションによる平和を重視し、井戸端会議を好むようになった。対して、外で狩猟をする男たちは、瞬時に判断し命令するため、主張を重視するようになった。

それも身に覚えがある。私は女性に何も質問しない。もし、女性が自分を知ってもらいたければ主張するだろうと考えていたからだ。しかし、それは大きな間違いだった。質問をされないことで、女性は自分は興味を持たれていないと考え、身を引いてしまっていたようだ。

これからは、女性への質問を巧く活用しなければ、と反省した。しかし、男にだけ変化を求めるのには異論がある。殊に、男の主張を命令と受け取る女性の姿勢には、妥協の余地があると思うのだが・・。

そのように障壁があるとは言え、結婚は優れた制度だ。言い換えるなら、ドーパミン分泌などの生理に頼るのではなく、理解し思いやる心を醸成するために、神の前で誓い、長期間拘束されるのかもしれない。

関連ページ-老後の男女差、家事のできるお爺さんは孤独に強い。09年1月23日
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1月11日
Suiji好天の日曜、赤羽自然観察公園は賑わっていた。
入り口から、谷向こうの炊事棟を眺めると、煙りがたなびいている。どこかのグループが食事会を催しているようだ。
園内で、先を行く小学生の兄弟と母親が野外炊爨のことを話していた。
お母さんが8歳ほどの弟に聞いた。
「カレーには何を入れたの。」
「えーと、人参とタマネギに、それにーうんち。」
「クククククッ」と笑いを押し殺している男の子をお母さんは完全無視していた。
先へ走って行ったお兄ちゃんが、炊事棟前のにぎわいを見て目を輝かせて戻って来た。
「お母さん。餅つきが始まっているよ。早く早く。」
兄弟はお母さんの手を引いて、炊事棟前広場へ楽しそうに消えて行った。

炊事棟前広場では北区の子供会が餅つき大会をしていた。母のトイレを済ませた後、日溜まりでお茶を飲みながら餅つきを眺めた。臼は二つ。杵を持つ子供のへっぴり腰が可愛い。料理をしている大人を手伝う子供。駆け回っている子供。つきたての餅をほうばる子供。どの子も楽しそうで、私たちまで楽しくなった。

少し離れて12,3歳のお洒落した女の子が4,5人、たむろしていた。彼女達は餅つきより男の子達が気になる。そこに男の子のグループが通りかかった。女の子達は気を引こうと視線を投げかけるが、男の子達は気づかないふり。しかし、女の子たちが気になるようで歩き方がぎこちない。
男の子の一人が肩をいからせ、不良ぽくポーズを取った。あいにく、足元は霜解けの泥濘。彼は一瞬に足を取られて転んだ。女の子達は待ってましたとばかり囃し立てた。毎日、老いの中にどっぷり浸かっているので、そんな幼い青春がとても眩しい。暗い世相の中、子供たちの明るさに希望を覚える。この若さが世の中を明るくしてくれるかもしれない。

1月12日
Mayu今日は寒気が弛み、温かい。赤羽自然観察公園は催し物はなく、静かだった。
炊事棟前の広場は、餅つき大会に集まった子供たちの足跡が無数に残っていた。
古民家には、昨日の催しで作った繭玉が飾ってあった。
食紅の鮮やかな色に、間もなくやって来る春の温もりを感じた。

Ma_3

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