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2009年2月17日 (火)

世俗とは無関係に、自然は季節どおり春間近になった。09年2月17日

2008年10〜12月期GDPが前年比3.3%減で年率換算12.7%減。昨日から今日まで、そのニュースばかりでうんざりする。今回は短期に、国内企業が一斉に生産調整に入ったために、大きな数字になったもので、年率換算にする意味はあまりない。この凋落傾向は来月まで続くが、後は低空飛行で何とか持ち直すと見ている。このような悪いニュースは、アナウンス効果で消費意欲を冷え込ませる。すでに生活防衛に先走りしている国民に対しては、警告の意味はない。それを分かっていながら、ニュースを繰り返すのは別の意図があるのだろう。

中川財務相が酔っぱらい会見をしてしまったのは、同行側近が容認し放置したから、と言われている。側近が止めなかったのは、中川財務相は財務省内ですでに死に体になっていたからだろう。役人はトップが落ちると判断したら巻き込まれたくないので、助言や協力など余計な事はしない。
財務相の酔っぱらい会見映像の後、麻生総理が写ると、彼が少し真っ当に見えたのが可笑しかった。まさか、総理はその効果まで考えなかっただろうが。

HinaYanagiFuyuko上。母のおひな様。真ん中のねじり鉢巻の子供は、おひな様が青い目の外人と不倫して産んだ子。おひな様の王朝世界では不倫は当たり前だった。

中。赤羽自然観察公園では、柳の新芽が出ていた。

下。風は冷たいが、風が当たらない日溜まりは春の陽気だ。

私の周辺のゆとりのある人たちは、景気が持ち直すまで、無理せず静かに暮らすと話している。しかし、私を含めそれが無理な人は日々の経済ニュースに一喜一憂し、収入の道を模索している。

簡単な対策は節約だ。
病気は金のかかる分野で、病院では患者が減少気味らしい。去年末通った歯科医院でも、心なし患者が減っているように感じた。不要不急の軽い慢性病なら、それで良いが、深刻な病気なら悪化させて出費を増やすことになる。
我が家では、母の健康維持のサプリメントを節約しようと一つ一つ見当したが、減らすのは難しかった。

暖房費軽減のため、窓に貼ったプチプチ断熱材の効果は大きかった。暖冬の所為もあるが、貼っていなかった3年前と比べると暖房費は半分近くまで節約できた。

こんな時代でも、まったく世相に関係なく暮らしている人がいるのだろう。
たとえば、自給自足なら世間の好不況は関係ないが、日本にはいそうにない。いるとすれば、金儲けに興味がないお金持ちか、研究一筋の学者だろう。日本でも、太平洋戦争を全く知らずに、北海道の山中で研究に打ち込んでいた生物学者がいたそうだ。どれも羨ましい人生だ。

Suzume自然公園を散歩をしながら、そんな浮世離れをした人たちのことを考えていると、自分までのんびりしてきた。

野鳥たちも人間世界の好不況は関係ない。
路傍のコブシの枝にスズメが鈴なりになって私たちを待っていた。
撒いた雑穀に群がるスズメたちを手摺の上からヒヨドリが羨ましそうに眺めていた。
ヒヨドリはパン屑ならついばめるが、粟や稗は小粒過ぎて無理のようだ。今は餌が少なく、野鳥たちには厳しい季節だ。

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