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2009年3月21日 (土)

お化けがいた時代は楽しかった。09年3月21日

20日春分の日。住まい玄関から見た雨上がりの奥秩父連峰。雲がたなびき清々しい。
時折、雨がぱらついたが、雨具無しで散歩へ出た。Ameag

M_322SizenTukus自然公園に着くころ、雨は止み晴れ渡った。

上写真は22日曇り空背景のコブシ。
クリックするとで拡大画像を表示。

赤羽自然観察公園の満開のコブシの古木。公園の前身自衛隊工しょうの頃、この右下の地下壕は銃器の試射場だった。試射の日は地下壕上の監視塔に旗がなびき、背後赤羽台団地までカタカタと乾いた射撃音が聞こえた。
戦前の帝国陸軍時代からの歴史を見つめて来たこのコブシは、壮絶なほどに美しい。


中写真。自然公園の調整池。公園の湧水と雨水は総てここに集まる。手前右手に取水枡があり、溢れた水は排出される。
池には来園者が有害魚のブラックバスなどを勝手に放流するので、時々ボランティアが駆除している。この池では水草を食べる鯉も有害魚である。
池にはカワセミ、白鷺、鴨、川鵜もやって来る。青く輝きながら飛び立つカワセミは実に美しい。

下写真。自然公園の土筆。右は頭が開いて胞子を放出し始めている。こうなると味はパサパサして不味い。左の若い土筆は食べごろ。頭の胞子はほの苦く、独特のコクがあって美味しい。薬効--花粉症に効く。

土筆の卵とじのレシピ。土筆の袴を取って洗い、水気を残したまま30秒電子レンジ。
甘辛のダシを温めて、電子レンジでしんなりした土筆と溶き卵を混ぜ、さっと加熱。
コツは熱を加えすぎないこと。土筆の頭は煮込むと固くて不味くなる。

21日土曜日。

昨夜から今朝まで、WBC韓国戦勝利のニュースばかり。
私の野球予想は統計に基づくもので、準決勝決勝のような短期決戦では当たりにくい。ここまで来ると、気力が勝ちを決める。あえて予想すれば、松坂先発のアメリカ戦は日本有利。決勝に残れば、ダルビッシュか岩隈。ダルビッシュは大試合では勝ち運がないので、彼にこだわれば勝利は危ない。

イチローは重圧から解放されれば本来の力が出る。野村監督は外せと言っているが、私は心中するつもりで使い続けるべきだと思っている。運動選手の選手生命は短い。求道者のように苦悩を滲ませているイチローに、天才の老いを見るのも野球だと思っている。

暑さ寒さも彼岸まで。その通りに風が心地良い1日だった。
自然公園で、小次郎君のお友だちのTさんと出会ったので一緒に散歩した。
土曜のせいで、若い親子連れが多い。自然の中では、どの子も楽しそうだ。
私たちの前を行くお母さんと男の子の会話が楽しい。男の子はジェットコースターが大好きなようで、世界の色々な国にあてはめてとても上手にお話している。
「ブラジルのジェットコースターはね、透明ヘビが乗っていて・・・」
つたない口調で、一生懸命お母さんに話し聞かせているのがとても可愛い。
「ぼうやはお話が上手で、えらいね。」
母が話しかけると、男の子は照れて、「ワーッ」と声を上げて広場を走って行った。

土筆やコブシを眺めながら古民家に着くと、お話上手の男の子とお母さんがいた。
「奥の納戸にお化けがいるよ。」
土間ではしゃいでいた男の子に言うと、真に受けてビックリしている。
Tさんが優しく誘うと、男の子はこわごわ靴を脱いで一緒に座敷に上がった。
薄暗い納戸には大きなもの入れがある。扉の金具を掴んでガタガタ音をたて、
「中にお化けがいる。」と脅かすと、男の子は、土間へすっ飛んで行った。
私たちの様子を眺めていた老人たちも面白がり、
「悪いことをする子はこれで茹でて食べられるよ。」と、竃の大釜を示して悪のりしていた。
男の子はお母さんにしがみつき、怖いながら楽しそうだ。

今の子供は、大人に脅かされることが少なくなった。私たちの子供の頃は沢山のお化けに囲まれて過ごしていた。お化けはすぐに作り話と分かり、いつの間にか脅かす側に変わってしまった。
男の子は古民家のお化けがジェットコースター並みに怖くて楽しかったようだ。今日から彼のお話のレパートリーに、お化けが加わることだろう。

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