ルーン・ストーン占い。09年5月14日
同じ歳の友人が連休を利用して雲取山へ行って来た。一人でテントを担ぎ、気ままな山行きだ。
小さなテントで風の音を聞き、寝袋のすぐ下に大地を感じながら寝たのが、とても良かったようだ。
「ホームレスがお仕着せの住まいから逃げ出す気持ちが、ちょっと分かった。」
彼は少しの間なら、ホームレスも楽しそうだと話した。
ひさしぶりにルーン・ストーン占いをした。
大掃除をしていて、15年前のルーンストーン占いの本と陶製ルーン・ストーンのセットが見つかったからだ。手に入れた頃、私は50歳になったばかりで、もっぱら恋占いに使っていた。セットは、彼女が結婚してしまい使わなくなった。
今回は生活の先行きについて占った。
鹿革の袋に入った24個のルーン・ストーンをかき混ぜ、袋の中から一個を摘んで放ると、"フェオ"が上下正しく表向きに出た。"フェオ"は家畜と財産を表す。これが表正に出るのは、努力が報われ運気上昇中を意味する。
「やっぱりそうか。」
ストーンを眺めながら、生き延びられそうな気がして嬉しかった。
やっぱりと思ったのは、電通から仕事の打診があったからだ。
最近のコンペば負け続けている。しかし、今回は私指名で、殆ど決まりだ。生活費は、去年の個展売り上げが夏に尽きる状態で、必死に新しい作品を制作していた。
運気は引き寄せるものだと思っている。私の方法は絵を必死に描き続けることだ。
良い絵が描けると不思議に仕事が入り絵が売れた。そうやって、20年以上、カミソリの刃を渡るように生きて来た。
ルーン文字は、ヨーロッパでは昔から象徴的なデザインに使われている。
殊にナチスはその霊力にこだわった。よく知られているのが、親衛隊徽章に使われた"シゲル"だ。意味は太陽を表し、混乱に秩序をもたらす、とされる。ナチスは"シゲル"を二つ並べて霊力を倍加させようとした。しかし、霊力は正しく使われて発揮されるものだ。徽章の効果は、歴史に記されているように破滅で終わった。
写真の上が"フェオ"。下が"シゲル"。
ルーンとは古代北欧で使われていた24個の文字で、一つ一つに霊力があると信じられている。
緑道公園の木いちご。
大変甘くて美味しい。
熟れた実が、地面を覆うほどに落ちていた。
木いちごは崖の高い所に生えていて、下枝にしか手が届かない。
明日は傘を持って行き、逆さまに開いて取手を枝にかけて揺すり、傘で受け止めることにした。
近くには桑の実も甘く熟している。
野生の果物を食べると、命が身体に満ちるように感じる。
緑道公園の夢遊病のシロちゃん。
本名は誰も知らないが、皆はそう呼んでいる。
彼は"立ち上がろうとしている"のではない。気持ち良さそうに寝ていたので、真上から撮ると、こんな写真になった。
環八向かえの公団上に積乱雲が出ていた。今日は涼しかったが、確実に夏は近い。
| 固定リンク
「心と体」カテゴリの記事
- コロナ陽性となって起きる不都合と差別。Go Toトラベルの見直しは非科学的。令和2年11月22日(2020.11.22)
- 新型コロナは蔓延しないと終わらない。終息を急ぐあまり、自殺者とシャッター通りを残す愚策は止めてほしい。令和2年11月14日(2020.11.14)
- 上手な嘘と嘘の見抜き方で、営業・企画・宣伝力強化。冷和2年10月29日(2020.10.29)
- 報道の変化に新型コロナ終息が見えた。人口激増に備えての昆虫食。令和2年10月19日(2020.10.19)
- 今日は10回目の母の命日。令和2年7月1日(2020.07.01)