« 早朝、眠れないまま、重いことばかり考えていた。09年5月16日 | トップページ | 暑くなり、ケフィアヨーグルトは魔法鍋で発酵させている。09年5月20日 »

2009年5月18日 (月)

上手に新型インフルエンザに感染しようと思っている。09年5月18日

新型インフルエンザのニュース映像で、大阪の薬局店頭に「マスク完売」の赤文字が嬉しそうに踊っていたのに笑った。「完売」には「完売御礼」のニュアンスがある。

大不況にも関わらず、新型インフルエンザ関連の医薬品やマスクメーカーは好調だ。どのような事態でも、それで潤う者が出る。今回は人混みに買い物へ行かないので、デリバリ、通販、貸しビデオ、が繁盛しそうだ。電車バスの利用者が減り、マイカー移動が増えるのでその関連も良い。

私は年寄りを抱えているので、以前から玄関に消毒アルコールジェルが置いてある。外から帰宅したらゼリー状のアルコールを、少量両手に擦り込むようにするとサラサラと気持ちが良い。これも売れ線商品だろう。しかし、大半の業種は悪影響を受け、今日の株価は下落してしまった。

今は関西ばかりで騒いでいるが、すでに東京でも蔓延しているはずだ。私の周辺でも夏風邪が治らないとぼやいている人がいる。もし、病院で遺伝子検査したら、新型かもしれない。
通常は鼻風邪程度では気にせず、診察や検査を受けたりしない。
今回は、過剰反応で患者が発見され過ぎた。世界4位の日本の患者数は、潔癖な日本人の特性で、軽症者まで厳格な遺伝子検査をして、無理に見つけ出したせいだろう。

新型インフルエンザ対処方法はどれも正論だが、生活者としては違和感が残る。
行政は将来の鳥インフルエンザに備え、予行練習をしているつもりだろうが、軽症者まで入院隔離させるのは行き過ぎだ。関西でのパニックは、新型インフルエンザへの恐れより、生活への影響大な入院隔離への恐れから起きている。入院隔離政策は是正するとの舛添発言が出たが、そうなればパニックは沈静化するだろう。

重症化しやすい、糖尿病者、腎臓透析者、高齢者、妊婦に感染予防を徹底するのは当然だ。しかし、一般はさほど神経質になる必要はない。この冬の流行期にワクチンが間に合わない現状では、上手に新型に感染して、早く免疫力をつけた方が合理的だ。

上手な新型インフルエンザへの感染の仕方は、発熱に先立ち、寒気、関節痛、倦怠感、の前駆症状があるので、さっさと学校も仕事も休んで、栄養を摂りゴロゴロ寝ていることだ。そうすれば免疫を残して軽く治ってくれる。

それには、身体の異変を鋭敏に感じ取る能力が必要だ。
昔の人は、自分で心身を内観して、早め早めに手を打ち、病気の悪化を防いだ。
対して現代人は、身体をいたわることなく、暴飲暴食、過労を重ね、悪くなったら直ぐに医師を頼ってしまう。それで、本来誰にでも備わっていた、身体の異変を感じ取る能力が退化してしまった。

江戸時代生まれの母の祖父甚平は頑健で、85歳まで歯の欠損が一本もなく、死ぬ寸前まで堅い肉を好んで食べていた。医師にかかったのは死ぬ前の1回だけだ。日頃甚平は、季節のものをバランスよく自分で調理して食べ、酒好きだが1日1合にとどめ、よく身体を使い、心穏やかで人と争うことはなかった。歯は食事の都度、塩と房楊枝で丹念に磨いていた。ただ、それだけのことで、医師にかかることなく、平均寿命50歳当時に85歳の長寿を全うした。

カナダの知人に聞いたことだが、彼の地では一般人は滅多に医師にかからないと言う。
彼らは病気かなと感じれば、無理をせず仕事を休む。日頃は、恵まれた自然に出かけ身体を使い、人生を楽しむ。カナダの老人たちは、薬と介護漬けで長生きする日本より平均寿命は低い。しかし、寝たっきりは少なく、死ぬまで元気だ。私は、彼らのように、終生充実感を持ち、程々の年齢で死にたいと思っている。

Gumi赤羽自然観察公園のグミ。
老人達はグミの木を見つけると決まって立ち止まり見上げる。
そして、ルビーのような実を見つけると、「グミだ。」と笑顔で指差す。
老人たちに、子供の頃の記憶が蘇るのだろう。

私もそうだったが、昔の子供たちにグミは大変魅力ある野生の果物だった。甘さは桑の実の方が遥かに優れているのに、何故かこの酸味の強い実は人気があった。

写真はナツグミ。大粒で美しいが、酸味が強い。甘く美味しいのは小粒で丸いアキグミ。赤羽では緑道公園に一株だけある。
30年以上昔の秋、尾瀬から檜枝岐へ下る道筋に大群落を見つけ、1升ほど摘んで帰ったことがある。食べきれない分はシロップを作って長く楽しんだ。

|

« 早朝、眠れないまま、重いことばかり考えていた。09年5月16日 | トップページ | 暑くなり、ケフィアヨーグルトは魔法鍋で発酵させている。09年5月20日 »