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2009年6月12日 (金)

週刊朝日、痴漢冤罪から身を守る「理論武装」「その場から立ち去ってかまいません」09年6月11日

歯科医院に予約の3時半かっきりに行くと、待ち時間5分で呼ばれた。待合室の週刊朝日見出し、"有罪率99.9% 司法の闇法律家が指南! "が目にとまったが読む間がなかった。

診察が早く終わったので、待合室で読みかけの週刊朝日の痴漢冤罪の記事を読んだ。男なら誰でも、満員列車で女性から疑いの視線を向けられた経験がある。痴漢を疑われた運の悪い人が対処を間違えれば、仕事も社会信用も失い家族を路頭に迷わせることになる。
これは男だけの問題ではない。女性たちも、夫や恋人、父親や兄弟や息子たちのために、是非読んで欲しい記事だ。

以前のこと、渋谷の画材屋の帰りの埼京線で、新宿に着くと、私の前に女子高生の一団が乗り込んで来た。彼女たちはお喋りに熱中していたが、一人が厭な視線で何度も振り返る。電車が揺れる都度、私の傍らに立てかけておいた画材の丸めたキャンバスの一端が触れるのを非難しているようだ。

「ガラガラ空いているのに、わざわざ人にくっ付いて立つんじゃない」
私はそう言って彼女たちから離れた。このケースでも、女性の中には見栄や妄想で訴える者がいる。だから、男は常に細心の注意が必要だ。殊に母の介護を一人でしている私が冤罪で警察に収監されたら、世話をする者がいなくなって、母の命に関わる。

正直言って妄想はするけど、今も昔も痴漢経験はまったくない。それが一般的な男性像だろう。週刊朝日の記事には、痴漢と間違われた場合の対処方法が、元判事の井上薫弁護士の助言で書かれていた。

以下要約。

間違って痴漢と決めつけられ、女性にネクタイや腕を掴まれた場合。
「説明すれば分かる」と駅事務室へ同行してはならない。きっぱりと否認し立ち去るべきだ。このケースでは、女性が間違いを認めない限り、どんなに無実を主張しても受け入れられず、99,9%実刑を食らう。

警察の書類上、腕やネクタイを女性に掴まれるのは私人による現行犯逮捕にあたる。井上弁護士によると、それは社会常識を逸脱したおかしな考えで、被害者は女性を振り払って立ち去ってもかまわないと言う。

騒ぎになり、回りの屈強な男性たちが女性の手助けをした場合。
名刺や運転免許証などを見せ、姓名と所在を明らかにして、「逃げるのではない」と告げて立ち去る。それでも女性や回りの者が騒いだら、「これ以上騒いだら名誉毀損で訴える」と牽制して逃れるのが有効。
刑法30条。公然と人の名誉を毀損した者は、その事実の有無にかかわらす、名誉毀損で訴えることができる。

駅員が駆けつけて連行しようとした場合。
「自分は関係ない。これ以上引き留めるなら、遅刻による損害賠償を訴えるぞ」
と、毅然と振り払って立ち去ってかまわない。駅員に法律上の強制力はない。それでも力づくで連行ししようとしたら、「暴行罪で訴えるぞ」と声を出すこと。

騒ぎを聞きつけ、警官がやって来た場合。
決して任意連行に応じてはならない。警察へ行って説明すれば理解して貰える、など甘い考えだ。連行されば起訴されて99.9%有罪になり、仕事を失い家族を路頭に迷わせてしまう。警官にパトカーに乗るように強制されても、「公務員職権濫用罪で訴える」と拒否続けなければならない。
刑法193条。公務員職権濫用罪。「公務員がその職権を濫用して、人に義務のないことを行わせ、叉は(個人の)権利の行使を妨害すること」

その時、間違っても警官にぶつかったり、こづいたりしてはならない。冷静に対処しないと、公務執行妨害罪で本当に逮捕され手錠をかけられてしまう。

対処方法が功を奏せず、署に連行された場合。
弁護士到着まで断固として喋らず、弁護士臨席のもと必要な範囲で答える。しかし、すぐに弁護士が駆けつけてくれる人は少ない。記事では、普段から弁護士と親しくしているべき、とあった。

だが、それは庶民には無理な要求だ。
庶民は何日でも、公選弁護士が来てくれるまで黙秘権を行使するくらいのタフさが必要なようだ。繰り返すが、痴漢では冤罪であっても、起訴されれば99,9%有罪になる。
「痴漢をやっていないのなら、女性、駅員、警官の同行要求を毅然と拒否し、相手にせずに立ち去るべきだ」
井上弁護士はそう結んでいた。
理にかなった記事だったが、平和に暮らしている普通の人が異常事態の中で、平静に対処するのは大変難しい。まして、本当に痴漢行為をして、言い逃れに使うのは言語道断。実際はそう巧くは行かない。

"君子危うきに近づかず" 
痴漢を疑われる状況を避けるのが、最大の防御方法。私は満員電車では、絶対に女性にくっつかず、可能な限り間に男性を挟んで立っている。もし、誤認逮捕をされたら、私が一人で介護している母の命に関わるからだ。公権力は一個人の生活や平和など眼中にない。誤認逮捕され多大な被害を被っても弁償はない。それを思うと、電車に乗る時、追いかけるようにくっ付いて来る女性は実に迷惑だ。

Muras赤羽自然観察公園の紫式部。
藤色の実だけでなく、香り高い花も素晴らしい。
殺伐としとた世の中だけに、野の花を眺めると安らぐ。

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