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2009年6月23日 (火)

女性は一人散歩が苦手だが、男は一人散歩が好き。09年6月23日

My2今年始めての夏日射し。室温28度、湿度86%。外気温は30度に達せず、このくらいなら母も私も快適に過ごせる。

写真は新しいパナマ帽。ツバ幅は5.5センチで身長とのバランスは良い。今迄の散歩用は幅8センチで長身でないと似合わない。新品は顔から浮くので、毎日せっせとかぶって日に晒し、顔に馴染ませている。帽子は新品より少し古ぼけた方が味が出る。

これくらいの暑さでも、老人には厳しい。
赤羽自然観察公園から老人の姿が消え、出会った顔馴染みは一人だけで、辛そうに手摺を伝い歩きしていた。声をかけると、彼は消え入りそうな声で挨拶を返した。
母のように無理にでも車椅子で連れ出せば、散歩を維持できる。しかし、一般の老人たちには無理だ。これから梅雨が明け、本格的な夏が始まれば老人たちは公園から消え、秋に再会できる人は僅かだ。

赤羽自然観察公園に散歩に来る老人の男女比は7:3で男が多い。これは男脳女脳の違いだと思っている。
原始時代から女性は仲間と連れ立って野山らに出かけて、和気あいあいとお喋りをしながら食物を採取していた。対して男は一人で狩猟することが多かった。集団狩猟もあるが、日常的ではない特別な狩猟だった。その長い歴史の中で男脳と女脳の違いが生まれた。
だから、男は一人でも淡々と歩いているのに、女性の一人散歩は寂しそうに見える。女性は本質的に一人での行動が苦手のようだ。元気な頃の母も、健康維持のために散歩をするようにいくら薦めても絶対に出かけなかった。母が腰を痛めて車椅子生活になった時、「言うことを聞かないから腰を痛めたんだ。」と責めたが、今思うと、無理な要求だった。

女性が散歩やジョギングを始めるのに必要なのは仲間だ。
家から一緒に歩いてくれる必要はなく、公園で待ち合わせ、2,30分、一緒にお喋りをしながら歩いてくれれるだけで良い。赤羽自然観察公園にもそのような女性は多く、仲間がいれば挫折することなく、何年も散歩を続けられる。しかし、仲間を作れなかった女性はすぐに消えてしまう。その男女差で男の比率が大きくなったのだろう。散歩仲間は人でなく愛犬でも良い。実際は友達や連れ合いと散歩している女性より、愛犬と一緒の方が多い。

日射しが強く、古民家の土間に入ると、裏から表へ吹き抜ける涼風が心地良かった。煤けた太い梁に、石灰と粘土を混ぜて固めた土間。この伝統的な自然色の空間には安らぐ。日に一度、その安らぎを味わえるので、母も私も穏やかな生活が続けられている。

帰りは生協で買い物をした。昼前で客は多く、三つ開いたレジに老人たちが並んでいた。
しかし、私の列は動かない。支払いをしている若者がグズグズしているからだ。彼はゆっくりウエストバックをかき回して札入れを出し、小銭を一つ一つ点検しながら数えた。歳の頃32,3のスラリとした二枚目で、真新しいテニスウエアに日焼けした爽やかなスポーツマンタイプだ。
若者は後ろに並んでいる老人など眼中になく、5分ほどかけて払い終えると、颯爽と店を出て行った。最近、そのようにおばさん化した若者が増えた。

そのような、鈍感な若者たちのことを知人に話したことがある。
「米国では、レジでのんびり支払うのは当たり前だ。日本人はせっかち過ぎる。」
アメリカ暮らしが長い知人は私の考えを一蹴した。
私は日本には日本のルールがあると考えている。もしかすると先の若者も、海外の風潮に都合良く染まっているのかもしれない。

帰宅すると、電通からメールが入っていた。ようやく仕事が再開したとの知らせ。深く安堵。微妙だがこれで何とか生活費が回り秋を迎えられそうだ。早速、意気揚々と仕事にかかった。私等の団塊上の世代は血尿が出るくらい頑張るのが好きだ。

今日、株価は急落したが急速な上げの見直しで、夏に1万台に戻るのは間違いない。年末の景気回復まで生活をしのげたら後は何とかなると楽観している。

下写真。赤羽自然観察公園の管理棟前の椎の大木の木陰。蚊はいなくて、涼しい風が吹き抜け、実に心地良い。
「ここに籐の長椅子を置いて、昼寝をしたら気持ち良いだろうね。」
母が言った。私は母が逝って自由になったら、この木陰にシートを広げ、夏の午後を寝転がって過ごそうと思っている。

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