パナマ帽とuvex (ウベックス)社の保護メガネ。突然生じた歯茎のしこり。09年6月1日
写真のパナマ帽は20数年前のバブルの終り、山鳥の羽を皮に貼付けたハットバンドが気に入って買った。しかし、40代になったばかりの未熟な私ではキザが浮きあがり、かぶりこなせなかった。それでいつの間にか、洋服ダンスの奥に放りぱなしになった。
2年前の夏、猛暑に堪えかね、取り出して散歩にかぶって出てみた。使ってみるとお洒落以上の実用性がある。中南米の農民や労働者の帽子だけに、涼しくて軽く快適だ。以来、1年のうち半年は手放せなくなった。
残念なのは20年間、手入れせずに洋服ダンスに放置したことだ。素材のトキーリャ草(正式--カルデゥロヴィカ・パルマタ草)の性が抜けていて、すぐに、あちこちに小さな亀裂が入った。殊に脱着する時につまむトツプの割れが大きかった。
パナマ帽の正しいかぶり方では、トップをつまんではならない。
雨に濡らすのも、縮んで型くずれするから厳禁。しかし、労働者の帽子に、そんな上品な気遣いはふさわしくない。亀裂は裏からホット・メルト(溶融式接着剤)で片っ端から補強し、少々の雨でも気にせずラフにかぶった。
しかし、さすがに帽子の寿命が来た。今回仕事が入ったのを期に、散歩用を新調しようと思っている。
ネットで調べると、英国王室御用達の50万から、中南米現地帽子店の2000円まで大きな価格差がある。仕事が一段落したら、南米のネットストアで見つけた5000円程の品を取り寄せてみようと思っている。写真での判断だが、同程度の品は日本では1万5千円はする。
デザインの選び方は、顎の形にトップのシルエットを揃えると似合う。--写真参。
細めの顎はつぼんだトップ。四角い顎は四角いトップ。丸く太り気味の顎は丸くボリュームのあるトップが似合う。
ツバは前を下げ気味、左右をやや上げ気味に調整する。カーボーイハットは極端過ぎるが、パナマの場合は、それよりぐんと緩やかに調整すると良い。私は日射しから首筋を守るため後ろツバも下げ気味に調整している。
パナマに限らず、帽子は買ったままかぶらず、自分でツバの形を自由に調整して顔に馴染ませ、数多くかぶると似合って来る。
ツバ幅は背の高さに合わせる。広めは背の高い人には似合うが、背の低い人は避けたが良い。その点、中背の私は微妙だ。私の場合は上写真パナマ帽より2センチ狭めがバランスが良い。散歩用は幅8センチで、涼しさを重視した。外出用は幅5〜6センチを愛用している。
サイズは店頭なら試せるので問題ないが、通販ではメーカーによって表示と実寸に誤差がある。その場合は、やや大きめを選びキッチンペーパー等を挟んで調整すると良い。間違っても小さめを選んではならない。小さいと頭痛などを引き起こす。
上写真の保護メガネは、ミドリ安全発売のドイツuvex (ウベックス)社のクリヤー・ポリカーボネート製。長年、外出時は必ず保護メガネを使う。白内障の原因の一つの紫外線は、絶対に目に入れたくない。埃や花粉やインフルエンザウイルスも入れたくないので、夜の外出時もかけている。
uvex (ウベックス)社は、その名の通り紫外線防護に優れたドイツのサングラスメーカーだ。主力のサングラスは1万5000円以上するが、工業用の保護メガネは2520円と格安。紫外線99.9%カットで、高速で飛んで来る鋼屑を跳ね飛ばす強靭な実用性がある。
普通の耳かけ式だと私は耳が痛くなるが、このメガネのツルは頭を挟む方式で快適だ。
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2,3日前から、右下奥歯歯茎内側のしこりの表面が破け、小さな歯の頭らしきものが触れる。金属先で突ついてみると堅く歯の質感だ。まさか、更に歯が生え始めたのだろうか。一生、過剰歯が歯茎の中に埋没している人は多く、正常に生えている人は少ないらしい。確認のため、歯科医院の予約を取った。
口腔ガンは奥歯歯茎に好発する。先月、歯茎にしこりを見つけてから、悪い想像ばかりしていた。
一般的なガンの特徴は、堅くて脆く出血しやすく、形が汚く、潰瘍があっても痛みが小さいことだ。狂った細胞が無秩序に増殖するので、血管、神経、結合組織の形成が不十分で、そのような症状を示す。
対して表面が滑らかで、擦っても出血せしないもの。痛みが強いものは良性の場合が多い。
私のしこりは健康色で滑らかだったので、心配ないと直感した。それでも経過が気になり、2,3日に1回石膏で型取りし、ずらりと並べて変化を観察した。
型取り方法は板片上に画用の練り消しゴムを置き、歯茎に強く押しあて雌型を取る。次に雌型回りを型で囲み、石膏を流し込む。簡単な作業だが、職人気質が頭をもたげ、気に入るまで何度も取り直した。おかげて仕事部屋に40数個の石膏製歯茎が並んでいる。
歯茎の観察に熱中したおかげで、以前、メラノーマの初期では、と気にしていた左足小指外側のホクロのことを忘れてしまった。
若い頃、その場所には魚の目があり、時々削って処理していた。魚の目は革靴からスニーカーに替えてから、いつの間にかなくなった。その傷付けていた場所に突然小さなシミができたので、悪性ではと慌ててしまった。しかし、ルーペで見るには小指は遠過ぎる。あれこれ考えた末、スキャナーでスキャンしてみた。これは大成功でルーペより大きく精緻に拡大出来た。
拡大画像のホクロは茶色で悪性に見えなかった。それでも定期的にスキャンしていたが、歯茎のしこりが気になり始めてからすっかり忘れてしまった。
様々な健康上の問題が起き始める年齢になった。
これから先、年々心配事は増えて行きそうだ。
今は少ないから一つ一つを気にしているが、大量に生じれば、母のように気にするのが面倒になるだろう。
写真は外壁補修中の住まい。7月初めまでうっとおしい日々が続く。
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