眠くて気怠いのは低血糖が原因だった。09年7月8日
散歩に連れ出している間の母の頭はしっかりしている。
しかし、帰宅して、夕食から就寝までは悩まされる。
「今日は何日。」「夕飯食べたかしら。」「夜の目薬は済んだ。」「睡眠薬を飲ませてくれた。」と、母は絶え間なく同じことを聞く。夜は仕事に集中する時間なので、とても困る。
対策として、月日と食事薬などの項目をプリントしたものを母の傍らに置いた。
昼食後すぐに、その項目を母自身に赤線で消させた。これで、母はいつでも記憶を確認できるので、質問は減った。
昨日の朝、空腹時血糖値を測ると68mg/dlと正常値をやや下回っていた。これは微妙な数値で、測定器の誤差もある。しかし、いつもの病気オタクの癖で、ランゲルハンス島の腫瘍インスリノーマの初期では、などと滅多にない病気を次々と考えて不安になった。
とりあえず、寝る前に糖質を10グラム摂って寝た。今朝の血糖値は72mg/dlと正常値。
体重が増え始めたので、先月から食事量を減らしたのが原因かもしれない。そういえば、このところ脱力感が抜けず、1日中眠い。改めて考えたら、それも低血糖の症状だ。低血糖の症状は、すぐに身体が慣れてしまい感じなくなるので、気を付けないと危ない。
今日から少し食事を増やすと、脱力感と眠気はなくなった。昼食後2時間の血糖値も103mg/dlと正常値内なので安堵した。
先日の朝日に、「天才! 成功する人々の法則」著者マルコム・グラッドウェルへのインタビュー記事があった。マルコムが語っていた「1万時間の法則」については納得できる。それは、1万時間同じ努力をすると才能が開花する、との心理学者の研究のことだ。記事には具体的に1日3時間で10年間、4時間で7年間とあった。
それなら誰にでもできそうだが、現実はそうはいかない。同じ1万時間でも、漫然とではなく、日々創造的な努力をする1万時間だ。更に、才能は押さえ難く生まれるもので、誰かの励ましで生まれるものではない。努力以前に、ハウツー本に頼るような常識を捨た孤高な精神が必要だ。だすると、この本を読んでも天才にはなれそうにない。
最近、遅く散歩へ出る。
今日は雨が降りそうで、赤羽自然観察公園は閑散としていた。人がいないと実に爽快だ。もしかすると、常連と顔を合わせるのが重荷になって、無意識に時間をずらしているのかもしれない。
散歩道で顔馴染みの犬やネコや小鳥達と会うのは実に楽しい。しかし、人はそうはいかず、私は定期的に人嫌いに陥るようだ。
赤羽自然観察公園のウワミズサクラの実が熟し始めた。小鳥たちの大好物で、赤く熟すとすぐに食べられてしまう。この食べ残しの赤い実は私が食べた。ほの甘く野生の味がした。
最近、気になったCM
トヨタの「子供店長」CM
「子供にこんなことさせて。」
お母さん役飯島直子の台詞に母が反応して、
「そうよ。子供に店長させてはだめ。」と同感していた。
このCMに反感を持つ人がいるが、母はそれとは違う。
単純に勘違いしているだけだ。
昔、母が風邪をひいて往診してもらった時、
「息子のコンピューターから感染したのでしょうか。」
と、医師に聞いていた。
「コンピューターウイルス猛威」とニュースで聞いて、母は勘違いしてしまった。
最近、気になった番組
NHKゆうどきネットワーク
7月1日、女性レポーターの鳥取のラッキョウ取材。
「おとうさんのラッキョウを見せて下さい。」
農作業帰りのおじさんに、おずおずと声をかけた女性レボーター。
「えーっ。見せる程のものじゃないよ。」
おじさんはえらく照れている。
「何とか・・」と、真面目に食い下がるレポーター。
「おじさんの"作った"ラッキョウを・・・」と聞けば見せてもらえたのに、
互いの素朴な誤解が可笑しかった。
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