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2009年10月23日 (金)

明日から東京モーターショー。海外の視線はいびつだった。09年10月23日

Wan_3_2明日から東京モーターショー。欧米メーカーが経営環境悪化で軒並み参加を見送り、国際ショーではなくなった。しかしそれは、先進的なメーカーが日本に集中している所為もある。

予告番組の印象では、乏しい予算ながら次世代車を生真面目に発表している姿勢は個性的で玄人受けがした。

印象が強いのは、細い路地を左右に傾きながら軽やかに進む小型電気自動車だ。市販されれば家庭医の往診等に重宝されそうだ。

対して、4月の上海モーターショーは規模で東京を圧倒していた。しかし、旧世代の車を、おもちゃ箱を派手にぶちまけたように羅列しているだけで、未来志向の魅力は少ないようだ。

それに関して、世界3大モーターショーの地位から「没落した東京モーターショー」と、朝鮮日報がはしゃいでいた。

記事はショーの規模のみに触れ、先進性などには言及していない。朝鮮日報は韓国最大の一流紙だが、その記述内容は我々のブログ並みの見識の低さだ。
--ブログは低俗性に存在価値がある、と私は思っている。

この記事は、先日の韓国でのハイブリット車販売不振のニュースと併せて読むと理解しやすい。韓国の若者はハイブリットには無関心で、お金にゆとりがあるなら大型車や欧米車を選ぶ、とある。燃費よりも見栄えの傾向は、韓国中国では、あと5,6年は続きそうだ。

普天間基地問題では米国紙が珍しく「日本が米国の言う事を聞かない」と言及していた。米国では日本はニュースの対象ではなく、歴代首相が訪米しても殆ど無視するのが通例だ。

それに関して自民党大物議員が、米国の逆鱗に触れると恐れていた。その軟弱な飼い犬体質が、言いたい事も言えないもいびつな日米関係を作っている。外交で肩肘張る必要はないが、政治家は自分の考えくらいは堂々と主張してほしい。

いびつなのは過去の予算配分も同じだ。自民政権では箱ものばかりに金を使い、人に金を使わな過ぎた。農業補助金の使い道は、不要不急の農道用水路などの土木工事ばかりで、農民には殆ど金は回っていない。教育予算の使い道も、必要ない校舎や備品ばかりで、肝心の生徒や教師はなおざりにされて来た。

散歩コースに桐ヶ丘中学校がある。3年前から建て替え中で、近く立派な校舎と体育館と校庭が完成する。しかし、旧桐ヶ丘中学校が壊されたのは耐震工事を終えてすぐだった。校庭に樹木が豊かに育ち素晴らしい環境だったのに、今は半数が切り倒され寂しい風景になった。

校舎建て替え計画があったのなら耐震工事の必要はなかった。いや、建て替え自体が必要なかったかもしれない。そのようなどんぶり勘定の積み重ねが、今の厳しい財政を生んでいる。

KarinAodai緑道公園のカリン。
この熟れ具合を見て、八百屋で母の咳止め用にカリンを買った。8個で1000円だから、写真の木には4,5万円分は実っている。

下は赤羽自然観察公園の歩道の青大将。80センチ程の若い個体で、自然の色に合わせ、黄緑がかった保護色だった。写真を撮っていると、私に気づき慌てて石垣の上へ逃げて行った。

昔の赤羽の住宅地には、多くの青大将が人と共存していた。今は青大将が住める縁の下のがある古い家がなくなり、殆ど居なくなった。去って行く青大将に「頑張って生き抜けよ。」と、母と声をかけた。

公園は草刈りボランティアが樹木の剪定をし過ぎて野趣が損なわれている。それを見るのが厭で、以前より公園に行くことが減った。

散歩中、ケアマネのAさんから来月の計画書について携帯に電話があった。携帯に慣れていないのでいつも慌てる。私の携帯は、かかってくるのも、かけるのも月に1,2度ほどだ。だから、滅多に電池切れはなく、月に1度充電すれば十分だ。

今年のボーナスは1割以上の減収らしい。去年の10月以来、絵は1点も売れていない。この分では来年後半まで無理だろう。弱って行く母を抱え、それをどう耐え抜くか厳しい問題だ。

夜10時過ぎ、ブザーで母に呼ばれた。背中が痒いので掻いてくれと言う。痒み止めを塗ると何度も「ありがとう。」と言った。そうやって母は私に頼めるが、私が痒い時は自分で掻く他ない。最近は歳のせいで身体か堅く、背中に手が回らず苦労している。

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