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2009年11月10日 (火)

貧乏は人生を美味しくするスパイス。09年11月10日

Kouyo赤羽自然観察公園の左ミズキと右イヌヤマザクラの紅葉になりかけの葉。
紅葉する前に葉緑素が抜け、ガラス細工のように美しい一瞬がある。

私は紅葉よりこちらが好きだ。

古民家の茅葺き屋根にクマネズミが巣作りしていて、縁側へワラ屑をハラハラと落していた。分厚い茅葺きの中の住まいは暖かく快適だろう。しかし、近く業者が入り駆除される。

緑道公園の木々も色づき始めた。
これから、一雨毎に秋色は濃くなる。

Aki

テレビ画面に「森繁久彌死去」のテロップが入った。彼は母と同じ大正2年生まれだ。
彼の映画は数限りなく見た。直ぐに思い出すのは駅前シリーズと社長シリーズだ。駅前シリーズでは赤羽駅前商店街が舞台になったことがあった。当時、賑わっていたその商店街は人の流れが変わり、今は見る影もなく、空き地だらけの寂しい商店街に変わってしまった。

単発では淡島千景との「夫婦善哉」、二木てるみが巧い子役を演じていた「警察日記」などが良かった。警察日記は終戦直後の会津で撮られた。今、当時の田舎風景を見ると、とても懐かしい。

50年前、日曜夜NHK第一ラジオで始まった「日曜名作座」も良かった。古関裕而の曲も良く、高校生の私は欠かさず、森繁と加藤道子との絶妙なやり取りに聞き入った。日曜名作座は2008年春まで再放送で続いた。

訃報を聞き、渥美清死去の時と同じくらいの寂しさを感じる。共に昭和を代表する役者で、代わる者はいない。森繁が死んだと母に話すと、同じ歳なだけに色々な思いが過ったようだ。その母も先は長くなく、かろうじて踏ん張っている。

母が漫然と服用していた利尿剤ラシックス20mgを止めた。
先日、私のミスで母の1週間分のピルボックスにラシックスを入れ忘れた。しかし、尿量減少も、浮腫みもなく、むしろ元気になったように感じた。
20mg処方は副作用の殆ど心配のない量だが、高齢の母には思わぬ副作用が起きていたのかもしれない。

睡眠導入剤のレンドルミンは完全に止めたが、眠れない夜があったので、今は4分の1錠を偽薬と一緒に飲ませている。この量なら、もうろう、混乱、幻覚など、まったく起きない。
人間の身体の仕組みは不思議だ。脳がしっかりして来ると身体もしっかりして来る。その結果、深夜に起こされる回数が減り、私の体調も良くなった。

今夏の終わりから肺に水が溜まり始め水様のタンが増えた。一昨年も、同じ症状で著しく体力が低下したので厭な予感がした。今回も体調が極度に弱り、このまま寝たっきりを覚悟した。しかし、頭がしっかりした母は、「吐気をしっかりするように。」と言うとよく守ってくれる。
その効果か、体力低下は緩やかになり、今は何とか踏みとどまっている。高齢になると吐ききれない汚れた空気が肺胞に溜まり酸素飽和度を悪くする。それで吸気より吐気を重視した。

食事は色の濃いものを少量出すとよく食べてくれ、色の薄い食べ物は殆ど残す。しっかりした固形物もだめで、ジュウシーなものを好む。それで、白味魚は大根おろしであえると、よく食べる。それでも、おかずを残すので、食後にプリンを食べさせて蛋白質不足を補っている。

そのように小さな工夫を重ねた結果、最近、食事が美味しいと言うことが増えた。それもまた、踏みとどまっている理由の一つかもしれない。
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Binbo_3「貧乏は人生を美味しくするスパイス」

ポチたちは朝寝朝風呂を楽しんでいる。しかし、金持ちになったらこの程度のことでは満足しなくなる。

人生は悪いことと良いことが程よくバランスが取れていると満足度が深まる。

金があり過ぎるとありがたみが無くなり、無さ過ぎても気持ちが荒み良くない。

健康過ぎても、健康の有り難さが分からなくなる。程よく病気をすると、普通の有り難みが分かる。

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