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2009年11月22日 (日)

老人介護も政治も、分からないことばかりだ。09年11月22日

寒い曇り空。母に冬支度をさせて外へ出ると、地面が濡れている。また、降るかもしれない。急ぎ引き返して、雨具を持って来た。

母の車椅子散歩は準備項目が多く、いつも予定時間をオーバーする。総て終わってから、トイレと訴えられたりすると、更に30分遅れる。今日もあれこれ起きて、出るのは11時になった。遅れても、最近の母は文句を言わずのんびり待ってくれるので、私も気楽だ。

日曜なのに、赤羽自然観察公園は静かだった。
いつものコースで母を歩かせると元気に歩いた。一昨日より距離が1メートル伸びて、夏前の水準に戻っている。無理に毎日歩かず、週3日に変えたのが良かったようだ。

医学上は週3日で十分体力維持ができると言う。しかし、毎日歩かないと気がすまない私の性癖で、今までは母に疲れが溜まり逆効果だったようだ。

写真は赤羽自然観察公園。
背景に財務省官舎が写るのが厭で、この場所からは滅多に撮らない。
他所でも、素晴らしい風景なのに、電線が邪魔で撮らない場所が数多くある。

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老人介護の経験は長いが、まだ分からないことばかりだ。
人の能力は常識を超えた力を秘めている。1ヶ月前の母は半年持たないと思えるほどに衰弱していたのに、今日は今年前半の水準に回復している。しかし、日替わりで体調が上下するのも現実だ。今日元気でも、明日息絶え絶えになることは、いつも覚悟している。

先日、偶然聞いたNHK教育の介護講座で面白いことを言っていた。
認知症老人が、介護人をドロボー扱いをすることがよくある。言われた人は一様に誠実で熱心なベテランが多く、強いショックを受ける。

講師は、誠実だからドローボー扱いをされると言っていた。
へまばかりしている新人介護人がドロボー扱いをされることは皆無らしい。理由は、老人のプライドにある。誠実に介護されると老人は引け目を感じ、介護人に対し優位に立とうとして、ドロボー扱いをする。なかなか説得力のある説明だ。

その具体的例として、元芸者さんの認知症老人を取り上げていた。
講師は介護人に、老人が得意な小唄を「教えて下さい。」と、頼むように指導した。それから、介護前の5分ほど、老人は昔とった杵柄で、朗々とお稽古をつけてくれた。と言っても同じ小唄ばかりだったが、以来、老人は生き生きとし、介護人との関係は大変良好になった。

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郵政新社長に斎藤次郎元大蔵次官が就任して以来、民主政権が脱官僚を言っていただけに、今もトゲのように頭にある。

なぜ、このような民心が離反する人事が行われたのか不可解だった。しかし、亀井静香氏提案の中小企業の債務返済猶予法案が通過してから裏が見えて来た。これは財務省支配を目論む小沢一郎民主党幹事長の毒で毒を制する布石の一つだ。そう読むと、亀井静香郵政改革担当相と斎藤次郎郵政新社長就任の裏がよく見えて来る。

旧日本郵政公社の郵貯部門は300兆円の預金を抱えている。これは国家予算の3倍強で、赤字国債の受け皿が必要な新政権としては、どうしても囲い込みたい資金だ。それで小沢一郎幹事長は自分の影響下にある斎藤次郎元大蔵次官を送り込んだ。この人事で、民主党は強大な影響力を持つ斎藤次郎氏経由で財務省と郵貯を同時に支配できた訳だ。

今行われている行政刷新会議の事業仕分けの情報は、各省の金の流れを掌握している財務省から出ている。かなり踏み込んだ情報が出ているのは、斎藤次郎元大蔵次官の影響力があってのことだろう。では何故、財務省は情報を出せるのだろうか。それは天下り法人をつくらなくても、民間金融機関に再就職出来るからだ。

中小企業の返済猶予法案は、財務省の協力なしでは実現できない。対象の銀行を押さえ込むには財務省の協力は必須だった。斎藤次郎新社長就任以来、銀行の不満が押さえ込まれたように感じる。

来夏の参議院選挙で民主が多数派になれば、小沢、亀井のラインは消えると予想した。しかし、上記の流れを読むとそれはない。真っ正面から見ていては、政治はなかなか分からない。小沢幹事長の布石の行方を注目している。

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先日、暖かい日に蚊に刺された。

秋に、子孫を残そうと必死になって血を吸う蚊のことを「哀れ蚊」と言うらしい。もっとも、最近の蚊は、温暖化の影響で、大変元気で哀れには見えない。

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