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2010年2月14日 (日)

ランドラッシュに加わる必要なし。マグネシウムは次世代のクリーンエネルギー源。10年2月13日

食料危機とランドラッシュ。
NHKスペシャル・ランドラッシュ・世界農地争奪戦・を見た。人口爆発による食糧危機に備え、インド、中国、韓国、産油国がアフリカ、ロシア、南米で、「ランドラッシュ」と呼ばれる農地争奪戦を繰り広げている。韓国は、国内需要の4分の1をそれらの国外農場で確保する計画だ。対して日本の動きは優柔不断で、このままでは食糧安全保障の外に取り残されてしまう、と言う。

番組を見た人の多くは苛立を覚えただろう。しかし日本は、韓国、インド、中国、産油国の真似をする必要はない。それらの国が他国の効率が悪い農地を囲い込み、近代農業で増産できれば世界全体の食料供給にゆとりが生まれる。たとえば、韓国が穀物必要量の4分の1を海外生産できたら、韓国は今までの輸出国からの輸入を減らすだろう。それは、中国、インド、産油国も同じで、世界の食料危機は緩和され日本の食料輸入は容易になる。

リスクのある海外生産より、国内での自給自足が最優先だ。先進国中、食料増産の潜在能力が一番あるのは日本だ。減反政策で、世界屈指の優良農地が大量に遊んでいる。しかも、日本ほどに自然状況に恵まれている国は少ない。輸出大国のアメリカの農地の多くは、枯渇寸前の地下の化石水に頼っている。近い将来、海水を淡水化した農業用水に頼るようになるのは必然で、穀物価格は確実に高騰する。

アフリカは更に劣悪で、たとえインフラを整備しても絶対的な降雨量は少なく、一般農民と企業経営の農園が水を奪い合うリスクがある。そうなれば、インド、中国、韓国、産油国の常として政府首脳を買収し用水を一般農民から奪って独占するだろう。そうなれば極めて不安定な事態を招くことになる。
更に、海外農地での風雨による表土流出は深刻で、30年後には世界の広大な農地が痩せてしまうと予測されている。そのような状況で未来に渡って安定した農園経営は難しい。

日本は巨費を使って海外の農地を確保するより、国内農業の若返りを図り、休耕田を蘇らせるのに投資すべきた。農業を産業のグローバル化と同列に考えるのは大変危険だ。今、ランドラッシュに晒されている国はどれも政情不安定で、食料事情が変われば利己的に契約を反古にする国ばかりだ。

番組中でロシアの農民たちは、日本人農園経営者に買収をせかせていた。ロシア人たちは農地を売り渡しても、事態が変われば只か格安で取り返せると内心思っているようだ。それでも、中国インドなら武力で権益を保持しようとするだろうが、日本にはできない。

政情の安定したオーストラリア、カナダ、アメリカでも、いざとなれば、躊躇なく穀物禁輸に走る。ランドラッシュは他国に任せ、日本は自給自足に全力を投じるべきだ。

農業と工業は進出国の雇用を増やす点では同じだが、農業は国民の命に関わり、いざとなると民族主義に晒されやすい。他国が広大な農地の地主になることを、どの国民も好まない。番組では、韓国がマダガスカルの首脳を買収して国土の半分を99年に渡って囲い込む契約を取り付け、政府が転覆するほどの暴動になっていた。

忘れてならないのは、戦後一貫してアメリカが余剰農産物を政治的圧力をかけて世界各地に売りつけ、その国の農業を破壊して来たことだ。地震被災地のハイチは自給自足していたが、アメリカの圧力で安い米を輸入したために農民は疲弊し、食料援助を受ける最貧国になってしまった。今の食料危機の元凶にアメリカがある。貿易圧力に屈せず、間近に迫っている食料危機に備えて日本は食料自給へ向かって欲しい。

マグネシウムは次世代のクリーンエネルギー源。
先日、12チャンネルWBSで矢部孝東工大教授の研究を取り上げていた。それは久しぶりに夢のある内容だった。
教授は未来のクリーンなエネルギー源としてマグネシウムが有望と言う。たとえば、今ある火力発電所で石炭石油に替えてマグネシウムと水を燃料にすると、炭酸ガス発生は皆無だ。今、燃料として利用している炭素の欠点は、燃えカスの炭酸ガスの回収が大変難しい点にある。対してマグネシウムは、燃えカスの酸化マグネシウムを簡単に100%回収でき、リサイクルできる。
--私が子供の頃、マグネシウムは細片にして写真撮影のフラッシュに燃していたほど燃やしやすい金属だ。昔は登山用のマグネシウム片があり、削って焚き火の火口に使った。

マグネシウムは無尽蔵で、海水中に塩化マグネシウムの形で石油換算で30万年分が含まれている。
今話題の自動車用電池でも、マグネシウム電池はリチウム電池より重量比で7,5倍のエネルギー密度がある。この次世代電池が実用化されれば、爆発的に電気自動車は普及しそうだ。マグネシウムはリチウム、石油、ガソリンと比べ、はるかに取り扱いは簡単で、コンビニで扱うことさえできる。加えて、マグネシウムは特定の国に偏在するリチウムより確保が簡単だ。

良いことずくめだが、問題点は従来技術ではマグネシウム1トンを精錬するのに、10トンの石炭に相当するエネルギーが必要なことだ。そのため、CO2削減の制約がない中国が世界一のマグネシウム生産国になっている。しかし、教授は太陽光をエネルギー源にした強力なレザー光での効率的なマグネシウム精錬方法を確立していた。

マグネシウムによるクリーン・エネルギー社会は100%実現できると言う。そうなれば、火力発電所も原子力発電所も核融合炉もいらなくなる。それらの功績に対し、教授は多くの国際賞を受賞した。この未来予測に、久しぶりに気分が明るくなった。ただし、残念なのはそれらの研究に政府の支援がないことだ。
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Haha写真は東京北社会保険病院の駐車場。
雪が舞う東京は、冬季オリンピックのバンクーバーより寒かった。

先週から毎朝早く母から起こされている。睡眠不足で、この数日、絵を描き始めても根気が続かない。一晩、眠れば元に戻るので、今日は1時前にレンドルミンを飲んで寝ることにした。

おかげで今日もゴロゴロしながらテレビを見ていた。番組はバンクーバー・オリンピックと、バレンタイン前のチョコレート特集ばかり。無類のチョコレート好きとしては、チョコレート番組は見るだけで楽しい。以前は、毎年チョコを貰っていたが、介護を始めてから付き合いが悪くなり貰えなくなった。もっとも、ホワイトデーのお返しが難しい状況なので、貰いたくはない。

チョコレートを最初に食べた一番古い記憶は昭和25年だ。当時、北九州で母方の伯父が進駐軍相手の仕事で成功していた。伯父は時折、米軍放出物資を送ってくれた。
殺虫剤のDDTやタバコのラッキーストライクに交じって巨大なハーシーのチョコレートがあった。それは頭がしびれるほど美味かった。しかし、後年、食べてみると少しも美味くない。子供の味覚は鋭く、今の感覚で味わえない奥深い香りと味を感じていたようだ。以来、様々なチョコを試して、子供の頃の感動を味わおとしているが、まだ再会できない。

子供の頃は駄菓子全盛の時代で、様々なチョコレートの偽物があった。どれもチョコレート色に色付けしただけの板菓子で、味も香りもとんでもない代物だった。中で記憶にあるのは、バナナ・フロートを焦げ茶に染めてチョコレート状に形成したものだ。濃いサッカリン味で、不味くて全部食べ切るのが大変だった。

しかし、バナナ・フローレットは今も好物だ。これはコンスターチ、砂糖、バナナの香料を溶かし混ぜて泡立たせ固めた駄菓子で、店頭で見つけるとついつい買ってしまう。


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