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2010年2月20日 (土)

思い通り行かないのが人生。10年2月19日

新型インフルエンザワクチン費用助成券が届いた。これを医療機関に持って行き手続きをすれば接種が受けられる。対象は65歳以上の、区民税を納めていないか、生活保護を受けているか、どちらかだ。
私は毎年赤字続きなので、対象者に入っている。助成券は1月にも送って来たが、手続きが面倒なので無視していた。前回の宛名はプリントだったが、今回は手書きだ。ワクチンはよほど人気がなく、在庫が増えて担当者が焦っているのだろう。

今日は、どのチャンネルもニュースは男子フィギュア の銅メタルのことばかり。ついつい「ドーでもいい。」と駄洒落を言ってしまう。もう一方の織田は靴ひもが切れて涙の7位。
「試合前に切れていたので、感覚が狂わないように繋いで使った」
本人が涙ながらに語っていた。彼は以前、やるべき技を演じ忘れて、勝ちを逃した。交通事故を起こし1年間出場辞退もしている。フィギュアは回転する都度、加速で脳細胞が壊れるらしい。慎重さに欠けるのは、そのせいかもしれない。

カーリングの中国戦も見た。やっぱり青森チームの方が、色白で歯並びが綺麗で可愛い。それにしても、不思議なスポーツだ。ビックチャンスでも冷静に見ていられる。負けても、さほど悔しくない。良いか悪いかは別にして、頭に血が上りにくいスポーツだ。

今夜の母は、「寝返りをさせて。」と一度呼んだだけだ。いつもは、足の甲が光るほど浮腫んでいたのが、今日は少し治まっている。頭がしっかりしているのは、それと関係がありそうだ。

今日の散歩で、東京北社会保険病院の庭を抜けると、芝生に先日の雪だるまが溶け残っていた。雪が残っている間は暖かくならない。
遠縁の者が北海道育ちで、昔の春の様子を聞いたことがある。今と比べると暖房は貧弱で、春を待ちこがれる気持ちはとても強かった。5月に入ると雪が溶けて黒い地面が広がった。雪解け水のせせらぎが聞こえると嬉しくて、野山を駆け回った、と話していた。その人は数年前に鬼籍に入った。

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昔描いた絵皿。バニーコルアート社蔵。
ゼリービーンズの空き瓶を拾った黒ネコを描いた。黒猫が空き瓶を土産に街の白ネコを訪ねる話しだ。

ゼリービーンズは好きだ。色毎にバナナ、イチゴ、オレンジと香りが違っていて楽しい。
最近は見かけないが、甘いチャイナマーブルも好きだった。様々な色の砂糖が層になった白い玉で、しゃぶっていると様々な色に変化した。子供のころはしゃぶらずに、奥歯で割って断面の虹色を楽しみ、後は噛み砕いて食べていた。

食物の堅さのランクで、世界一堅いのは鰹節。チャイナマーブルはその次くらい堅い。今、奥歯で噛んだら歯茎を痛め、歯を割ってしまう。昔の子供は歯が丈夫で、堅い食べ物が好きだった。削り終えてちびた鰹節。だし昆布。梅干しの種。煎った空豆。干し海茸(ウンタケ)にスルメ。どれも堅かったが旨味が濃厚で大好物だった。

海茸(ウンタケ)は有明海の干潟に生息するミルガイに似た貝。真っ黒な巨大な水管の表皮を削ぎ落し、半透明の白身を刺身にすると美味い。干したのをさっと炙って裂いたのも美味い。味はスルメと貝の旨味をたしたような濃厚な味だ。しかし、諫早湾締め切りの影響で、貝が小型になり昔の美味さはなくなった。

先日、有明のタイラギの貝柱と海茸の粕漬けが九州から送って来た。松浦漬けもあったが、材料のクジラの軟骨は手に入らないので、代用品のサメの軟骨を粕漬けにしている、と聞いたことがある。
日本の美味い海産物は、昭和40年辺りを境に急速に少なくなった。

トヨタ社長は前言を撤回して米議会の公聴会に出席することになった。確固とした見識のない人のようだ。危機意識のない側近に囲まれ、都合の良い情報しか上って来なかったのだろうか。先日のトヨタ社長の記者会見でも気の弱さが垣間見えた。毛並みは良いだろうが、大トヨタを率いて、この危機を乗り越えるには器量不足だ。今になってのお詫びCMでは、費用対効果が薄い。もしこれが、スズキ自動車に起きたことなら、鈴木会長は即断決行して、素早く解決しただろう。

トヨタの技術陣からリコールは理不尽な仕打ちと悔しがる声が漏れて来る。しかし、どの国でも世論は不公平で理不尽なものだ。日常的に大企業の理不尽な仕打ちを受けている弱小企業なら、泣き言は言わない。大企業の技術や営業は温室にいて、このような危機的状況への対処に弱いのだろう。理不尽さは承知の上で、リコールにダイナミックに対処しないと、解決は長引く。

「優等生が転落するのを見るのは楽しい。」と、アエラで優等生トヨタに対する米国民の気分を捉えていた。米ドラマ"刑事コロンボ"でも、毎回、著名人が犯罪に手を染めて転落する様を描いて大ヒットした。「隣の不幸は蜜の味」これは万国共通のようだ。
今日、タイガーウッズは復帰会見。米世論のバッシングがトヨタに移っているチャンスに会見、と見るのはうがち過ぎか。


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