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2010年8月 6日 (金)

日の出桟橋でオリオンビールを飲みながらソフトクリームを食べた。10年8月5日

早朝4時に、咳き込む声で目覚めた。一瞬、母と思って飛び起きたが、すぐに勘違いに気づいた。音は下から上へは明瞭に伝わる。殊に早朝は静かで、開けたままの窓からすぐ近くに聞こえた。新河岸川の遊歩道を歩いていた人の咳き込みを聞き誤ったようだ。

昨日5日
朝、知人から花が届いた。寂しくなっていた仏壇に飾ると華やかになった。飾り終えた頃に、弔問客が来た。古い付き合いで、鬼籍に入られたご両親にも大変に世話になった。思い出話しをしていると、互いに万感迫るものがあった。時の流れは早い。私も彼も、彼の父上より一回り長く生きてしまった。

午後、用事があって銀座に行った。用件を済ませた後、新橋へ出てユリカモメに乗った。車窓を眺めていると夕暮れの海が見たくなって、日の出で下車した。倉庫と広い駐車場があるだけの無国籍な風景の一角に「ラ・メール日の出」があった。一瞬、「ラーメン日の出」と読み違えてしまった。

Hinode

帰宅して、調べると財団法人東京港湾福利厚生協会経営の港湾労働者のためのコンビニと食堂とあった。戦前から続く財団法人で、地元では有名なようだ。

二階の食堂は海が見渡せる上、大変安い。そのせいかタクシードライバーの利用が多い。写真は裏手で、海側が表。今回は営業はしていないように見えたが、次回、利用してみよう。

「ラ・メール日の出」を過ぎると東京湾クルーズの待合所。その先にお台場と浅草行きの桟橋がある。お台場行きは45分後。岸壁近くの野外休憩所で沖縄のオリオンビールを飲みながらソフトクリームを食べた。甘さとビールの苦みの組み合わせは不味いが変に和んだ。

Umi

停泊しているのは東京湾クルーズの船。遠方にレインボー・ブリッジが見える。この風景は何時見ても素晴らしい。ビール片手に広場を歩いていると、海際の細い隙間に笹が生えていた。波しぶきを浴びる場所なのに枯れずに生きている。その強靭な笹にちょっと感動しながらビールを飲んだ。

Sasa_2Watasi_4暗くなるまで海風に吹かれながらビールを飲んだ。
浅草行きもお台場行きも、やり過ごして乗らなかった。

私の背景はつまらない風景だったので、日の出桟橋の海と入れ替えた。

それから新橋に戻った。新橋はひどく暑かった。日の出桟橋より3,4度高温に感じた。
姉が手伝っている小料理屋へ寄り、夕食をとった。帰ってから仕事をする予定なので、酒は飲まなかった。

「亡くなったのが夏のはじめだったのが救いですね。秋口だったら、日に日に寂しさが募ります。」
女主人のマユミさんが話した。そのとおりで、今の猛暑で思考が麻痺し、母の死の寂しさが幾分和らいでいる。

10時過ぎに帰宅した。
水シャワーを浴びると冷たく、すぐにお湯のコックを開いた。出かける前は丁度よかったのに、時間の過ぎ行く早さに驚いた。

まだ猛暑は続くが、否応なく夏は終わる。その頃には、もう少し回復していたい。


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