反日デモを萌えキャラに変えて無力化する日本のオタクは世界最強。10年10月26日
偶然ネットで、2チャンネルのオタクらしい人たちのやりとりを目にした。会話の引用レベルは高くて、30〜40代の人たちのようだ。内容は中国各地での反日デモのプラカードで必ず目にする「日本鬼子」と「小日本」についてだった。
会話では、中国の反日ネットで、日本発の「日本鬼子」(ひのもとおにこ)なる萌えキャラが話題になっていると言う。
--日本のネット間では「打倒日本鬼子」は、可愛いロリキャラの鬼子ちゃんが押し倒され喘いでいる絵柄になって、日本の若者たちの熱い視線を集めている。抗議を萌えキャラにすり替えてしまう日本に対しては抗議の効果はないのではないか。この一連の反応を見ると無力感を感じる。--が、反日ネットの内容だ。
日本のネットでのやり取りでは、
日本鬼子=リーベングイズは語呂がなんとなく可愛い。小日本=シャオリーベンもロリキャラ的でなかなか良い、などと楽し気だった。
小日本については、小学校に入学して初めて世界地図を見せられた子供たちはたいてい「日本は小ちゃい。」と言う。だから、いまさら小日本と言われても、事実だから悔しがる気にはなれない。むしろ、小ちゃいのによく頑張っていると誇らしく思っている。
元々、日本語は欧米韓中の言語と比べると、相手を侮辱する言葉が極端に少ない。だから、最大の侮辱語を投げつけられても、殆どの日本人には意図が伝わらずピンとこない。
本来、日本における「鬼」は侮辱的な言葉ではない。「土俵の鬼」「鬼監督」など常人の及ばない力を発揮する姿を賞賛する言葉だ。子供の頃、近所に中国の戦地から帰還したおじさんがいて、大陸で散々「日本鬼子」と言われたのを「日本人は鬼のように強いと言われた。」と自慢げに話していた。
童話でも、心の優しい鬼はたびたび登場する。だから「日本鬼子」と言われても侮辱されているとは思えず、ことに若者たちは萌えキャラにして楽しんでいるようだ。
これからも反日デモが続くなら、日本鬼子ちゃんや小日本ちゃんの美少女キャラが続々と登場して、若者たちの熱いまなざしを集め、ネット上での反日は更に無力化するかもしれない。
このあたり、コブシを振り上げ反中を叫んでいる右派の方々は見習ったがいい。武を武で返すより、パロディー化してほめ殺す方が遥かに効果があるし知的レベルが高い。
朝から肌寒い。母が生きていたらストーブを点けてくれと言っただろう。室温は20度。今年初めてセーターを羽織った。
エレベーターを待つ間、いつものように硝子工場の煙りを眺めていると心に染み入った。
時折、雨が落ちる天気だが、大気が清涼で心地良い散歩だった。
母の通帳の解約に駅前の銀行に寄った。年金機構から過払い金を返還しろと言って来たからだ。母は少しの間、勤めていて、年間6000円の年金支給があり、その内1000円が過払いになっていた。
窓口で、母の死去を伝えると面倒なことになった。そのケースは遺産相続にあたり、相続者全員の同意が必要だと言う。
「残金は8000円ほどですので、何とかなりませんか。」
頼み込むと係は奥で聞いて来ますと引っ込んだ。しばらく待たされて、係が戻って来た。
「ご死亡されたことは聞かなかったことにしますので、解約されてはいかがでしようか。」
銀行にしては融通が利く。多分、8000円ぽっちで無駄な経費を使いたくないのだろう。
戻った8000円は遊びの食事代にする。近く、版画の菊池氏と武蔵美の芸術祭に出かけるので、その時使うことにした。
芸術祭は20年ぶりだ。その時は武蔵美の学生との初デートだった。初秋の玉川上水脇の通学路を肩を並べて歩いたのが懐かしい。その頃、私は真田広之・桜井幸子のTVドラマ「高校教師」に嵌まっていて、森田童子のテーマ曲「ぼくたちの失敗」の一節「・・埋もれていたほくは弱虫だった・・」を「いも虫だった・・」と替え歌にして彼女に笑われた。
芸術祭の帰りは木枯らしが吹いていたが、二人で歩いていると少しも寒くなかった。思い出すと胸がときめく。その人はその後結婚して二人の子供がいる。
最近、東急ハンズで衝動買いしたゴム鉄砲で遊んでいる。
写真のように付属の玉は色ゴムだが、打つと小さく丸まり使いにくい。
普通の飴色の輪ゴムの方が、弾力もあり使いやすい。
的を打っているとストレスが取れ楽しい。
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