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2010年10月29日 (金)

ガラパゴス化がなぜ悪い。独自性を否定して豊かになっても何も残らない。10年10月28日

テレビ解説者が日本人の語学力のなさと内向志向を非難していた。このままでは世界の孤児になり貧しく落ちぶれる一方だと言う。彼はシンガポールや韓国のように英語を普及させて若者はどんどん外国へ出て行くべきだと力説していた。

聞きながら違和感と憤りを覚えた。世界と日本が違うことが悪いことだろうか。
私は日本語と日本の文化をこよなく愛している。それらを学び楽しむ時間をさいてまで、他国語の勉強をする気はない。それに、ガラパゴス化が悪いとは思っていない。日本独自の文化が発展するのは誇らしく、恥ずかしいことではない。

たとえば、ドイツやフランスが国際化の為に自国文化を否定するだろうか。他国の文化に迎合した産業製品をつくるだろうか。そうではないことは明白だ。たとえば、ベンツやBMWは他国を意識して作られたものではない。自国文化を大切にしたからこそ、ドイツ的な個性が世界で愛された。

韓国のサムスンが各国に社員を長期滞在させて、その国に合った製品を作って成功している。それを礼賛し手本にするように言う評論家が多いが、日本は模倣する必要はない。どうしても、他国の文化に合わせたければ、その国の技術者やデザイナーに開発させればいい。それが本当の意味での国際化だ。他国へ自国民を送り込んで利益を独占するやり方は、決して他国から尊敬されない。

日本は現代世界文化の形成に非常に大きな役割を果たして来た。もし、日本がなかったら、ビデオも液晶テレビも、携帯も、IiPodも、ノート型パソコンも、半導体メモリーも、低公害車も、巨大タンカーも、炭素繊維樹脂もなく、韓国・中国経済も、今程に隆盛を極めなかった。それらはガラパゴスと揶揄される製品群の先駆けで、中国・韓国はそれらの先進技術を学び巧く利用して成功した。

世界でどれだけ売れたかを誇ったり気にしたりしないのが真の意味での未来志向だ。自国の文化を大切にして、程々の生活ができて、穏やかに一生を終えるのが本当の幸せだ。世界中が英語を話し、同じような家電を使い、欧米風の生活をするのがそんなに素晴らしいことだろうか。がむしゃらに他国語を学び、がむしゃらに外貨を稼いで、自国文化を否定して、人生に何が残ると言うのだろうか。

今、国内を旅しても昔のような旅情を感じない。どんな僻地に行っても東京風のファッションばかりでその土地の独自色がない。今はそれが世界規模で起きている。もしこれから先、どの国へ行っても英語を話し、同じような生活をしているとしたら、海外旅行は実につまらなくなる。しかし日本は、ガラパゴスと言われるほどに独自文化を残している。だからこそ、旅先として魅力があるわけだ。

--米国最新統計では、年収610万に達するまでは幸せ感は上昇し、それ以上は停滞すると言う。その数字は日本人でも違和感のない数字だ。沢山稼いだから幸せになるということではない。日本独自の文化の中で、程々な生活が送れることこそ、日本人には一番素晴らしい。

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27日 東京北社会保険病院眼科にて受診。
眼圧が高く点眼薬が出ることになった。まだ視神経のダメージはないので、今の段階から気を付ければ視野の欠損は防げそうだ。
正常圧でも緑内障が進行するタイプが日本人には6割と多い。幸い、私はそのタイプではない。視神経の凹みを調べるついでに網膜全体を見てもらった。網膜症や動脈硬化が心配だったが、そちらも大丈夫だった。

支払いは5000円弱と高い。診察の間が3ヶ月以上空くと課徴金が加わる。これからは毎月診察を受けるので安くなる。支払いを済ました後、屋上庭園に久しぶりに行った。5月末、母の眼科診察を受けた時以来だ。

MintKouyoMusi_2ミントが元気に繁茂していた。
日溜まりのベンチに腰かけぼんやりと死別以来のことを思い返した。

死別直後から、お笑い番組を見れば笑い転げることができた。
東京湾クルーズでは夜景の美しさにとても感動していた。
鎌倉の円覚寺では、日本の美しさにしみじみとした。
しかし、普通の生活でのしみじみ感だけはなかった。
それが突然に、ぼんやりと秋の陽光を感じているだけで深く静かに蘇った。

その後、病院下公園の苔に色づいた柿の葉が散っているのに見入った。

公園のシロダモの莟にしがみつく、5ミリほどの甲虫を見つけて撮った。
帰宅してからディスプレーで拡大すると、足と頭と目がはっきりと分かった。
「こんなに小さいのに、ちゃんと生きて生活しているんだ。」
そう思うと、震えるほどの感動が沸き上がった。

後で昆虫図鑑で調べたが名前が分からない。触角の形からハムシ科ではと推測してネットで調べたらヒットした。
和名:ヒメクロウリハムシ
学名:Aulacophora nigripennis
分類:節足動物門>昆虫綱>有翅昆虫亜綱>甲虫目>カブトムシ亜目>ハムシ科
本来、沖縄辺りのウリ類の害虫だったが、近年の温暖化に伴い関東まで北上して来たようだ。今のところ、ニュースになるほどの害虫ではない。

何故、突然にしみじみ感が蘇ったのだろうか。もしかすると、母と同じ緑内障と診断され、自分の中に母のDNAを感じたからかもしれない。人類誕生200万年前の一人のグレートマザーから全世界の人のDNAは受け継がれて来た。それを実感し不思議な感動を覚えた。

28日 先週の血液検査の結果を聞きに生協浮間診療所へ行った。
HbA1cは5.4と正常域。しかし、コレステロール値は治療レベルまで高い。予想外ではなく、父方は体質的に高くなりやすい。母違いの姉二人は共に脳梗塞を起こし、父も軽い脳梗塞と狭心症を起こした。血圧は70-110と正常。27日の網膜検査では動脈硬化の徴候はなかった。

病院で悪い診断がなされると運が悪いと思いがちだが、それは違う。悪い結果が出る方が実は運が良い。もし、高コレストレールと高眼圧を見過していたら、取り返しのつかない後悔を味わうことになった。

午後は75年ぶりという寒い雨の中、博多にあった本籍を東京に移す手続きに王子の北区役所へ出かけた。転籍地は思い入れのある好きな場所を選んだ。本籍は何処でも自由に選べ、最近の一番人気は皇居で、〒100-0001 東京都千代田区千代田1番1号となっている。

受付は出産届けで混んでいた。転籍は簡単な作業だ。手続きついでに名前の俗字を正字「篠崎正喜」への訂正手続きをした。これで、長く続けていた二重記入を避けることができる。
博多からの転籍は家でも建てたら行うつもりだったが、その可能性も意欲もなくなった。

27日の夕景。望遠を使うと、いつもと違う風景が撮れた。

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送電線は大宮辺り。秩父の山並みの向こうに、遠く微かに妙義山が見えた。

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川口の高層マンション。微かに見えるのは筑波山。

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