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2010年12月25日 (土)

クリスマスの煌めきの影に様々な人生模様。10年12月25日

22日のディズニーランド行きで私のクリスマスは終わった。
母の介護をしている頃、師走になると無性にディズニーランドへ行きたかった。その思いを果たし、今は仕事に集中できる。

25日、寒風が強い。
戸田橋たもとの第一硝子の煙突の煙りは北西風に低く吹き流されていた。
今年始めてのダウンコートがとても暖かい。ポケットを探ると今年3月のレシートが出てきた。3月はまだ寒かったようだ。その頃母はまだ元気で、毎日散歩へ連れ出していた。その頃、私は奇跡的に生活を建て直すことができて、つかの間の穏やかさを味わっていた。

下写真。玄関前から北方向を撮った。

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その後、7月1日に母と死別し私の環境は激変した。それは敗戦の8月15日を境に、戦前戦後と日本が激変したのに似ている。これから過去を振り返る時、2010年7月1日の前か後かが、とても重要になった。

Xmas1Xmas2冬至の22日を境に日は少しずつ長くなって行く。

東京北社会保険病院の庭に紅梅が咲いていた。見上げていると、寒い心にポッと明かりが灯ったような気がした。

夕日が緑道公園の石橋を照らしていた。
夕暮れの光りは子供の頃から好きだった。遊び終えても夕日に見とれ帰りが遅くなり、よく母に叱られた。

高校生のころは夕日が美しいと、必ずスケッチに出かけていた。

赤羽に引っ越して来た38年前からは、夕暮れに合わせて荒川土手へ散歩に出かけた。「アメージンググレース」を聞きながら眺めた、荒川上流に沈む夕日は実に美しかった。

赤羽駅前で買い物をした。売り場からクリスマス色は消え、すでに正月仕様に変わっていた。母がいないので、正月料理は最小限にとどめるつもりだ。大混雑の中、お供えと数の子を買った。

アルカードの踊って唄うサンタは撤去されていて、さびしかった。

帰り道、5時なのに暗く、東京北社会保険病院の屋上庭園のクリスマスツリーのイルミネーションが美しかった。入院患者はどのような思いでツリーを眺めているのだろうか。

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年末になり今年の総括が始まった。来年度の国家予算の概要が決まり、解消されない赤字国債を不安視する論評が目立つ。この状況はあと5年続けても日本は安泰だが、消費税を上げ、無駄遣いを思い切り削らないと危なくなりそうだ。

赤字国債はしかたないとしても、使い道は稚拙だ。
子供手当て、農家の戸別保証、何れも国力を強くするものではない。
一般社会での事業では、必要な投資はギリギリの額では失敗する。無駄を見越して必要額の5割増くらないと成功しない。

赤字国債も同じで60兆ではなく100兆くらいに膨らませるべきだ。そして、研究開発費や失業者のセーフティネット強化に投下し、産業の地力を底上げし税収を増やすべきだった。まだ、日本の技術水準は高く、今が研究開発費投下の最期のチャンスだった。

産業とセーフティネットを強固にし、規制緩和で労働者の流動化を進めることができれば、結果的に失業手当て、生活保護費、子供手当てが減り、福祉は安上がりにすんだはずだ。

だが今の政権にそれを期待しても無理だ。野党も与党も理念に欠け、国民を無視し、次の選挙で生き残るために足の引っ張り合いばかりしている。街頭インタビューすれば、多くの国民は日本の生き残りの為に苦しいことは我慢すると答えるのに、政治家のやっているのは自己保身ばかりだ。

先日、浜田氏との電話で、彼が世話している老人の話しになった。老人と言っても私とさして歳の差はない。その老人が腕を怪我したので、浜田氏は気の毒に思い病院へ連れて行っている。
美談なのだが、実は老人には娘と息子がいる。その子供たちは老親のことにはまったく無関心で世話をする気がない。そして老人は子供に世話を頼むことを恐れている。
いつから親が子供の世話になるのを恐れ、子供が親の世話を放棄する、情けない国民になったのだろうか。話しながら怒りが込み上げて来た。

それについて、老人や弱者の世話は国家の義務で、公費で世話をすべきだと識者は言う。論旨に整合性はあるが、それが可能なのは十分な税収があってのことだ。
しかし、福祉のために消費税を上げると言えば国民は大反対する。それなら個々が自己責任で解決すべきだが、先の子供たちのようにその気はない。こんなことを続けていたら、無縁社会の闇と赤字国債は増大し続け、10年後に日本は確実に衰弱死することになる。

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