与野党の国民不在の権力闘争にうんざりしている。11年2月22日
米国格付け会社ムーディーズが日本国債を「安定的」から「ネガティブ(弱含み)」に変更した。21段階のうち上から3番目の「Aa2」。大きな要因は民主政権と国会の停滞。
格付け自体は右往左往することではないが、国会の混乱は腹立たしい。菅政権は内紛、野党は政権奪取のみに熱心で国民不在。さすがに経団連からも、国難打開のため与野党協力してほしいと苦言が出始めた。
最近「お」で始まるニュースはすぐにチャンネルを変える。その「お」は小沢氏と大相撲だ。二つとも、聞く度に不愉快になる。
後者の大相撲八百長は何百年もの歴史の中で育まれた伝統文化みたいなものだ。力士の生活を守るある種の相互扶助制度で、スポーツの面白さを削がない絶妙な案配で八百長は行われて来た。
近代スポーツなら公明正大さが必要だが、伝統文化にそれを、そっくりあてはめるのは少々酷な気がする。実際は理事、親方、力士、総ての関係者が八百長に絡んでいる。今の対策を見ていると、植木を剪定し過ぎて枯らしてしまう愚を感じる。
もう一つの「お」の小沢氏は、たとえ彼自身に非がなくても、とりあえずは国民のために民主党を離党して、場外で司法と戦うのが筋道だ。今のままでは、国家を考えずに権力にしがみついていると受け取られかねない。しかし、検察庁がなぜもここまで小沢追い落としにこだわるのか、こちらも不可解だ。
調査捕鯨が打ち切りになった。これで一番困っているのはシーシェパードだろう。これで彼らは資金源を失うことになる。彼らのことだから、次のターゲットを探すだろうが容易ではない。人種差別者の集まりである彼らには、対象国は非白人国でなければならない。本マグロ保護には、地中海沿岸諸国が反発するから対象外になるだろう。
調査捕鯨は国際的に認められていたことだ。それを暴力的に阻止したのに、シーシェパードの根拠地、オーストラリアとニュージランドは罰しなかった。日本政府は国際法に従って両国に損害賠償を要求すべきだ。
最近、気になったニュースに中国の新幹線がある。中国の新幹線は日本のコピーであることは周知だが、問題はそのスピードだ。日本の設計での安全スピードの25%増しで中国は運行している。加えて線路に劣悪なコンクリートが使われていて、近い将来、大事故を起こす可能性がある。
その裏に鉄道省への巨額収賄があり、利益を出す為に建設業者が大がかりに手抜き工事をしたようだ。四川大地震の折も、手抜き工事で多くの建物が倒壊した。今すぐ起きることではないが、中国旅行で新幹線を使うのは避けたが良いようだ。
久しぶりに荒川土手を散歩した。
向かう途中、岩渕の路傍に力石があった。
重さは48貫と彫ってある。今の単位で180キロ。
手前に置いた携帯で大きさが分かる。
この重さの丸石を抱えるのは相当な力持ちでないと無理だ。
消えかけた彫り文字から、江戸時代のものと推測される。
この力石から少し行くと、右手に都内唯一の日本酒醸造所、小山酒造がある。
今は敷地の殆どにマンションが建っている。
北本通りに面して、昔は奥秩父の伏流水が飲める小山酒造の蛇口があった。その頃、散歩途中、その水を飲むのが楽しみだった。
新荒川大橋を渡ると、荒川土手の桜並木が見えた。
冬枯れでも、のびやかで美しい。
手前の川は新河岸川。
左手は区立新河岸川テニスコート。
旧岩渕水門、通称赤水門。大正5年竣工でここで新河岸川は隅田川と名を変えた。
写真奥に広大な人工の荒川放水路があり東京湾へ至る。この完成により東京都は水害から免れるようになった。
現在は史跡で水門としての役割はない。しかし、100年近く前の作りなのに、すぐにでも使えるくらい痛んでいない。当時の建設技術水準の高さが分かる。
比べて、近代中国の建造物は粗製乱造が多く、後世まで残るものは殆どない。
下が現在の新水門。通称青水門と呼ばれている。
荒川土手を見上げて撮った。
荒川土手から自宅へ向かっているとこの子がいた。
余程寂しかったのか、呼ぶとすぐに「ニャー」と近づいて来て甘えた。
ノラではない。こんなに人懐っこくては飼い主は心配だろう。
| 固定リンク
「心と体」カテゴリの記事
- コロナ陽性となって起きる不都合と差別。Go Toトラベルの見直しは非科学的。令和2年11月22日(2020.11.22)
- 新型コロナは蔓延しないと終わらない。終息を急ぐあまり、自殺者とシャッター通りを残す愚策は止めてほしい。令和2年11月14日(2020.11.14)
- 上手な嘘と嘘の見抜き方で、営業・企画・宣伝力強化。冷和2年10月29日(2020.10.29)
- 報道の変化に新型コロナ終息が見えた。人口激増に備えての昆虫食。令和2年10月19日(2020.10.19)
- 今日は10回目の母の命日。令和2年7月1日(2020.07.01)