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2011年2月 6日 (日)

朝まで生テレビ、無能なトップの連鎖を断ち切るには第二の敗戦しかない。11年2月6日

母との死別後、散歩コースが変わった。車椅子を押している頃は階段や山道はコースから外していたが、今は人が歩けるならどんな道でも良い。

今、必ず通るのは、東京北社会保険病院下の公園から階段を上る病院庭へのコースだ。芝生の庭のベンチでお茶を飲むのが楽しい。今は早春の日射しが暖かく実に心地良い。病院庭は一般に公開されているが認知度が低く、以前は殆ど通る人はなかった。最近は小さな子供連れや老人たちが増えた。

今日も、公園の坂道を上り、階段を上って病院庭へ向かった。
公園では小さな女の子を連れた若い母親が散歩していた。
「階段のぼって、どこへ行くの。」
女の子は私を見上げながら、可愛い声で母親に聞いていた。
「病院へ行くところ。」
階段で立ち止まって教えると、子供は無邪気に聞いた。
「どうして、病院へ行くの。」
子供に散歩をしていると答えても、理解しにくい。
「病気なの。」と答えると
「お大事に。」と女の子は心配してくれた。
恐縮している母親に「優しいお子さんですね。」と言うと嬉しそうだった。
最近、そのような、ささやかな出会いにとても安らぐ。

駅前商店街へ向かう道ばたの草むらに、マメ科の植物が小さな芽を出していた。多分、カラスノエンドウだ。来月になればピンク色の可愛い花が咲くだろう。枯れては芽生える植物を見ていると、人の弱さを痛感してしまう。

自然は強靭だ。人類が絶滅しても、生物の多くは環境に適応して生き延びて行く。
人の作ったものはひ弱で、一万年後も形をとどめているものは、ほとんどない。まして、私の身の回りのものなど、十年を経ずしてほとんどが消えてしまう。

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左手の店は果物と野菜の"八百八"。右手は赤羽名物"まるます家"。昼間から店内は酒飲みたちで満員だった。ウナギと鯉料理が名物。安くて、一人2000円もあれば十分楽しめる。

赤羽に引っ越して来た38年前は、この通りは人並みで賑わっていた。今は殆どの店が、流行の安物の飲み屋に転身して、昼間の人通りは閑散としてしまった。

Aka4中央の帽子の男性が覗いているのは古物商。
と言っても骨董品などはなく、ゴミ捨て場で拾って来た電器製品が主力。
どれも100〜1000円程の値付けで、ラジカセでもアナログテレビでも買える。

左手露店では、トランクに詰めた衣類をどれでも100円で売っていた。
馴染みらしいおばちゃんと売り手のやり取りが楽しそうだ。
拾った品で仕入れが只だからこの値付けができる。このようなうさん臭さが街を活気づける。昔の浅草などには、このような光景があちこちで見られた。

先日、秋葉原の歩行者天国が再開したが、規制ばかりで楽しさは皆無だった。役人任せにすると、規制が先行し活気は失われる。

金曜夜、朝まで生テレビを聞きながら仕事をしていた。
相変わらず理想論ばかりで、社会を変革するには極めて非力だった。理想なら幼稚園生でも言える。要は現実のシステムにどうやったら風穴を開けられるかだ。目が覚めるような意見を期待したが無駄だった。分かったのは絶望的な程に停滞した官民の権力構造だった。

更に分かったのは、大企業や大銀行のトップは入社時から大した仕事をしない目立たない者たちから選ばれることだ。組織の中で有能な者は疎まれ、やがてはじき出される。そのシステムを革新しようとすると、既得権益を守ろうとする企業トップたちに潰される。官だけでなく民の大企業がそうでは日本の将来はない。絵の世界もそうだが、無能なトップは口先で有能な部下を賛辞するが、本当は無能な部下を好む。無能な部下なら自分の地位を危うくしないからだ。その構造が負の連鎖を生んでいる。

期待するのは叩き上げの経営者が多い中小企業だが、若者に敬遠され活力を失いつつある。
しかし、今の大企業の殆どは、昭和20年代から30年代は中小企業だった。今の中小企業にも金の卵が含まれているが、若者がそれを見つけるのは難しい。しかも、殆どの中小企業は大企業に頭を押さえつけられ疲弊している。さらに中小企業にはブラック企業が多く、若者に敬遠される。

それでも果敢に挑戦して欲しいが、就職チャンスが1回しかない現状では賭けに近い。何度でも挑戦できる雇用システムができれば日本は活性化する。
それには、セーフティネットや若者の能力再開発など、政府レベルでやるべきことばかりだ。しかし、子供手当てに農家戸別保証と発展性を見いだせない金のばらまきばかりだ。

システム改革が必要だが、既得権益が侵されるのを嫌うトップたちは何もしないだろう。乱暴な言い方をすると、日本は二度目の敗戦をすべきかもしれない。権力構造が破壊されれば、ダイナミックに日本再生が始まるはずだ。

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駅前で「シオーナ-潮菜」と言う名の新しい野菜を買った。

透明な水滴で覆われている美しい野菜だ。
実際は水滴ではなく、塩水を透明な皮膜が包み込んだ塩嚢細胞。

肉厚の葉はサクサクと心地良い食感。
塩味と酸味が絶妙に交ざって実に美味い。
私は一切加工せず、そのまま食べるのが好きだ。

正式名はアイスプラント
ハマミズナ科(ツルナ科)メセンブリアンテマ属
南アフリカの塩分を含む乾燥地の原産。

表皮の塩嚢細胞(ブラッダー細胞、英語:Bladder Cell)が吸収した塩分を隔離して包み込む。塩嚢細胞の大きさは2ミリ前後。透明にキラキラ輝くので種名のクリスタリナムの由来となっている。

フランスではフィコイド・グラシアル。
日本での商品名は、バラフ、クリスタルリーフ、プッチーナ、ツブリナ、ソルティーナ、など様々ある。

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