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2011年7月31日 (日)

児玉龍彦氏による「放射線の健康への影響」参考人説明-国会 11年7月31日

27日水曜日 衆議院厚生労働委員会 「放射線の健康への影響」児玉龍彦氏(東京大学先端科学技術研究センター教授 東京大学アイソトープ総合センター長) の参考人説明を見た。児玉龍彦教授は放射線医学の内部被爆の専門家なだけに影響の具体的な数値が語られていて説得力があった。

氏によると、チェルノブイリでの調査では、尿1リットル中の放射性セシウムは 6ベクレルと低レベルに関わらず尿路系に増殖性炎症が高率で起きていた。そして、炎症を起こしている膀胱内膜は前ガン症状を示していた。参考人説明は時間が限られていて、実際はどれくらいの期間、晒されたかの説明はなかった。それに付随して、放射性物質を使った造影剤による20年後の肝臓ガンと白血病の発症が25%との説明があった。そのドイツ製の造影剤はがん発症が知られてからは使用禁止になっている。

私見だが、造影剤の例では20年経過後なので、注意すべき摂食期間はそれに準じた年月だろう。若い母親がノイローゼになるように、1回とか1ヶ月間に渡って基準値を少し上回る程度の汚染食品を食べ続けても実害はないと考えられる。

それに関連して、福島の母親の母乳から2〜13ベクレルの低レベルの放射性セシウムが検出された。母乳が出るのは授乳期間だけなので、この程度で乳がん発症が明確に増えるとは考えにくい。それを飲んだ赤ん坊の被曝被害もほとんど考えられない。母体体内にある放射性セシウムの大部分は尿と共に排出される。

内訳は、東北北関東8県の108人中7人の母乳からから検出。放射性ヨウ素は未検出。検出された7人は総て福島在住。セシウムは体内に留まりにくく、殆どは尿と共に排出される。尿路系が発ガンしやすいのは長期間放射性セシウムに晒されるからだろう。

東京大学アイソトープ総合センターの計算では、今回の原発事故で放出された放射性物質は広島原発30個分とされた。計算が正確ならかなり危険な数値だ。しかし、汚染の総量計算は大変に難しく専門家の間でも計測結果は大きく違う。国民の無益な不安を取り除くためにも、政府はメーカーを積極的に支援して高性能の線量計を大増産し、各地方にきめ細かく配布すべきだ。

放射線量が明確になるだけで健康被害を防止できる。最も重要なのは総ての食品検査だ。それは食料基地にオートメーション化された高性能の線量計を設置する事で可能になる。日本にはその分野を得意とするメーカーは多く、政府が予算を付け関連法律を整備するだけで実現は容易だ。

正確な汚染地図が公表され、食品総ての線量が明らかになれば、国民の内部被爆を防ぐことができる。
外部被曝と比べて、内部被曝の危険性は世間では意外に知られてない。アルファ線は放射線の中で一番毒性が強いが、外部にあれば数センチの空気層や紙一枚で遮断でき、普通の衣服でも十分に被曝を防ぐ。しかし、アルファ線を発する放射性物質が体内に入って長期間被曝すると、接している細胞の遺伝子は損傷し一部の細胞はガン化する。

低レベルの内部被曝を長期間受けた場合の影響はチェルノブイリである程度分かっている。チェルノブイリでは事故初期に汚染食物を規制せず、汚染牛乳等を摂取し続けた多くの子供が甲状腺がんになった。日本では完璧ではないが規制があるので被害は小さいと思っている。

根本的には汚染地域の地表を総て剥ぎ取る大工事が最善だがコストが膨大過ぎる。それより、汚染物質を強力に吸着する物質の開発の方が現実的で、日本メーカーなら開発可能だ。更に踏み込んで、植物も動物も、放射性物質を吸収できなくすることも可能だ。それができれば、放射線と住民は共存できる。

悲観的な学者は日本人全員避難を言うが、それが無理なことは国民は分かっている。この現状では日本人は歯を食いしばって留まる他ない。それが出来るようにするのが政府の役割だが、与野党も官僚も無能でやる気がない。児玉龍彦氏のような情熱のある専門家が各方面で口を開くことでそれは打開される。しかし、専門家の意見を、意図的に悪いデマに増幅させるマスコミは断じて排除すべきだ。

You2

30日の夕日。
大宮方面。時折雨がぱらついていた。今日も涼しく散歩が楽だった。


BudouHekusoKuuHaha_2山ブドウ。赤羽自然観察公園。

今は暑いので草刈りボランティアが休んでいる。
しかし、ブドウが熟す秋には彼らは元気を取り戻し、他の野生の草花と一緒に刈り取ってしま​う。
彼らはなぜか蔓性植物や野生の草花を憎悪している。
それでは​自然観察公園とは言えないのだが、とても残念だ。

ヘクソカズラ 赤羽自然観察公園。

葉を傷付けた時のガス臭のため、かわいそうな名を付けられた。
写真のように、​花も実も実に可憐だ。
ボランティアたちが休んでいる間に​無事に咲いてくれた。
秋のヘクソ​カズラの琥珀色の実は宝石のように美しい。
しかし、草刈りボランティアたちにはその美しさが​理解できず、容赦なく刈り取ってしまう。

母が元気な頃は今程の刈り取りはなかった。
クリスマスリースを作ると、その琥珀色の実を飾った。

クーちゃん

8才の女の子大好きの男の子。
知らない人でも、若い子だと尻尾を振って飛びついて行く。
今は夏なので長い毛を苅ってもらっていた。
ダックスとのミックスなので顔が長い。
でも、そこがとても可愛い。

母の生前、この子と車椅子散歩中に仲良くなった。
母​が死んでから会えなくなったが、1年ぶりなのに私を​覚えていて飛びついて来た。
会えたのは母が呼んだからかもしれない、と思った。

4年前のクーちゃんと母
クーちゃんは4才。母は94才で元気だった。


Ma_3

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