face book の効用と、自分を生かせてくれている様々な縁。11年7月22日
face book を本気で始めてから1ヶ月が過ぎた。ホームページとプログは長年やって来てその効用は熟知している。ホームページのカタログ機能は安価な上に大変優れていて、絵描きとして随分助けられた。この10年近くの仕事の大半はホームページを通じて来たものだ。
ブログは一般人が自分の考えを発信する手段として大変優れている。私の場合、8年間の母の介護生活の中、内にこもりがちな気持ちを、ブログを書くことでどれ程救われたか分からない。
face book はホームページとプログとツイッターを合わせたものに近い。大きな違いは、グループ内でのやり取りが主で、オープンなアクセスやコメントが得られないことだ。その代わり、相手の素性が分かっているので、無責任な発言は慎まれる。
メンバーには「友達」の輪を数千に増やしている人がいるが、face book本来の機能は生きず、信頼性も薄められている。私は「友達」が多過ぎる人は「友達リクエスト」はしないことにしている。
人は一人では生きて行けない。様々な縁によって生かされている。そのもっとも強い縁は血縁だろう。殊に親子の結びつきは強固で、どんな苦難の時も互いに助け合う。その次は友人知人や、地域や職場の縁だろう。時には血縁以上の強い結びつきがある。別格は夫婦の縁だ。個人差はあるが、時には血縁より強い結びつきが生まれる。
インターネットによる結びつきは、それらの縁の、遥かに外側を緩やかに取り巻く存在だ。それに気づかず、親しいと幻想して裏切られ落胆する人は多い。しかし、始めからインターネットは緩やかな存在だと認識し、ルールを守ればとても楽しいツールだ。障壁を乗り越え、友情や結婚へ至る人も希ではない。
私自身の失敗を踏まえてルールについて言うと、反対意見のコメントは正面から拒否しないことだ。まず、「それもそうですね。」と相手の意見を認め、その後に自分の考えを婉曲に付け加えると炎上を招かない。もし、自分のコメントに共感が得られなくても、その程度のツールだと気にしないことだ。まして、それを生き甲斐などにするのは間違っている。
生き甲斐とはタコの足みたいなものだ。大切なのは真ん中の生きていることだ。所詮、足は足に過ぎない。私は絵を生き甲斐にしようとしたが、この歳になって生活手段以上の価値はないと分かった。仕事も、スポーツも、趣味も総て同じだ。それらは楽しいが、それだけでは生きて行けない。人を生かせてくれるのは人と人の縁だ。それを基本に仕事や趣味やネットなどのツールを巧く利用すれば人生は充実する。
赤羽自然観察公園の空。
一昨日から涼しい。夜は掛け布団を出したくらいだ。おかげで、散歩をしていても汗はかかず喉が乾かなかった。夕食準備していても、コンロの火の暖かさが心地良かった。
散歩道の百日紅。
清楚で触れると溶けてしまいそうなはかなさがある。
テイカカズラ
10年前から、赤羽自然観察公園の鉄柵に絡むように咲いていたが名前は分からなかった。
最近、Goole の画像検索の方法が変わった。
「蔓性、白い花」で検索して似た花を見つけ、その下の「類似の画像を探す」をクリックすると類似の花がずらりと出て、すぐに分かった。
この方式は大変使いやすい。
昨日は銀座へ出かけた。
教文館の前を通ると、「ぴあ」廃刊につき最終号を店頭で販売していたので買った。
650円なのに付録が沢山付いた。
ぴあ特製メモ帳3冊、特製手ぬぐい、特製下敷き、特製団扇にオレンジジュース。
付録ががさばるので、銀座で会った知人たちに配って軽くし、スピルバーグ監督の「スーバー8」を見に行った。
毎回思うが、一流映画館の指定席が1000円のシニア料金はとても安い。行く前に、アンパンの木村屋でローストビーフサンドを780円で買ったが、コストバホーマンスを比べると映画は安い。
映画館の待合室でそれらを椅子に並べて撮った。
映画館はガラガラに空いていて、1割程の入りだった。私は真ん中の一番良い席で観た。
「スーバー8」は、主人公の少年が母親を事故で失った場面から始まった。私は一周忌を迎えたばかりなので感情移入をし、ホロリとしてしまった。
少年が帰宅した時、一人で父親が泣き崩れている姿を目撃するシーンがあった。父親は何でもなかったようにつくろっていたが、人の気持ちは米国も変わらないと思った。
米国映画は少年たちを描くのに優れている。「スタンド・バイ・ミー」などその代表だ。少年たちは素朴で、雄々しくて、純粋で、カラリとしている。映画の筋はその少年たちとエイリアンとの遭遇だ。見ていない人のために多くは語らないが、後味の良い映画であった。
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