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2011年8月11日 (木)

今の政争はイソップの「カエルの王様」だ。11年8月11日

いよいよ菅総理は辞めるらしい。
これで「かん」と入れても「管」で、菅が出て来ない苛立ちからようやく解放される。同時に低俗な政治番組からも解放されてありがたい。それらの番組や報道はまるでイソップ物語の「カエルの王様」みたいだった。

・・・カエルたちは力強く統治してくれる王様が欲しくなった。
神々の王ゼウスにお願いすると、ゼウスはでっかい丸太を与えた。
カエルたちは立派な王様だと喜んでいたが、すぐにただの「でくのぼう」だと気づいてバカにし始めた。
再度、ゼウスにお願いすると、今度はコウノトリの王様を与えた。
カエルたちは立派なコウノトリの王様に大喜びしていたが、コウノトリはカエルたちを一匹残らず食べ尽くしてしまった・・・

この寓話のように、このところの政治番組は、一国の総理に関わらず、罵倒、軽蔑、と言いたい放題だった。それは、カエルたちが丸太をバカにして、飛び乗ったり、蹴飛ばしたり、小便かけたりしている姿とそっくりだった。総理が愚かがどうかは分からないが、政治アナリストたちがカエルなみだったことだけは間違いない。

菅総理辞任で自民党は目算が外れたようだ。口先では「辞めろ。辞めろ。」の大合唱だったが、本意は不人気な菅総理の元で総選挙をして、政権奪取が目算だったからだ。

この一連の動きを見ていると先の大戦前夜とそっくりで、日本の行く末が不安になる。
戦前、二大政党は政争に明け暮れ、国民の気持ちは完全に離反していた。その間隙をぬうように軍が台頭し、国民の熱狂的な支持のもと侵略戦争に突き進んで行った。

今は戦前のような軍はいないので戦争は起こさない。戦前の軍に代わるものは官僚かもしれない。官僚は徴税から予算配布の全権を握っている。脱官僚を公約していた菅総理ですら最後は完全に手玉に取られていた。

忘れ去られ始めているが、今回の原発事故の原因を作ったのは自民党と結託した官僚達だ。震災復興の遅れは菅政権の責任にされているが、本当は実務を担う官僚たちに大きな責任がある。頭の良い高級官僚たちが本気で被災者を救おうと思っていたら、既得権限で独自に復興を進めるのは容易だったが。しかし、彼らが動いた気配はなく、むしろ、震災を政争の具にして、サボタージュをして何もしなかった。役人の世界では、何かする者より何もしない者が出世するシステムになっているからだ。

すでに、次期総理に誰が選ばれても菅総理以上はないと言われている。それは与野党が逆転しても同じだろう。今は国民の間に強力な統治者の出現を願う気持ちが横溢している。もし、ヒットラーのようなアジテーションが巧みな政治家が現われたら、たちまち支持を集めそうだ。

Kaeru_0_2そのようなことを考えながら「カエルの王様」のコウノトリを思い出した。

と言っても実際のカエルは寓話ほど愚かではない。
むしろ、平和的で実に優れた生き物だ。
田圃の害虫を食べ、実験動物に使われ、食物連鎖の重要な位置を占め、争いを好まない。

写真は知人の彫刻家の作品だ。
ステンレス鋳物で文鎮代わりに使っている。

昨夕は不思議な雲が出ていた。昔のドゴール大統領の横顔に似ている。パイレーツ・オブ・カビリアンの呪われた海賊のサメ男にも似ている。何となく世相のように不安な形状に見えた。

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昨日今日は蒸し暑い。カラッとしていれば気温が高くても平気だが、このベタつくような暑さは苦手だ。

昨日はキャンバス張りをした。普段は厚紙のボードに描いているのでキャンバス張りは久しぶりだ。母の元気な頃、トンカチ音をたてていると、母は嬉しそうに眺めていた。母は生活の先行き等まるで心配しない人で、私が好きなことをやっていると、いつも嬉しそうだった。

そんなことを思い出したせいか、昨夜は母や死んだ人たちの夢を見た。懐かしい人ばかりだったのに、内容は思い出せない。思い出せないのは、死んだ人たちが記憶から少し遠ざかったからかもしれない。それはそれで、少し寂しい。

M_oo宮の坂の百日紅が美しい。

炎天の下、白い日傘が気怠そうに揺れながら上って行った。


午後から激しい雷雨がやって来た。
とても爽快だ。

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