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2011年12月12日 (月)

冬の空 見上げてくれと友は逝き 11年12月12日

年賀状の絵を描いている。大震災があった今年は、世間では例年と違った配慮がされているようだ。私は「めでたいめでたい」の言葉を年賀状に使わないので、いつもと同じ形式で書く。

NHKドキュメント20min「聞いてください 私たちのつぶやきを」を偶然見た。
東武東上線綾瀬川駅から2キロにある施設「とり村」では飼い主に先立たれたペットの鳥たちが保護されている。殊に、大型インコやオウムは50〜70歳と長生きで、飼い主を看取るケースが多いようだ。生前の飼い主に我が子のように可愛がられていたオウムは葬儀の祭壇の写真に語りかけていた。オウム・インコ類は知能が高く、寂しさを言葉で伝えたりするので哀れさが募る。保護されている鳥たちはスタッフに可愛がられていたが、高齢化・無縁化問題の一面が見える番組だった。

その後、都市中の河川公園に放射性物質が濃縮されている問題を取り上げていた。茨城の地方都市の公園では福島の避難地区並みの高濃度の放射線が計測されていた。このケースでは、すぐに取り除く事を考えがちだが、吸着剤を撒いて積極的にその場所で濃縮させ、そこに放置するのが合理的だ。むしろ、濃縮されずに海へ垂れ流す方が問題は大きい。先日、そのことを漁師が怒っていた。

生活保護受給者が戦後最高になったのも憂鬱なニュースだ。
福祉先進国の英国では親子三代生活保護を受け、家族の中に働いた事がある者が一人もいないケースがある。日本でも、その傾向が出始めている。病気や高齢で働けない人が受給するのは当然だが、十分に働けるのに受給しているケースは問題だ。先日、取材されていた若者は受給したお金を数日で遊興費に使い果たし、後はホームレスをして暮らしていた。仕事はないと言うが、海外から多くの若者が出稼ぎに来ている。単に選り好みをしているだけで、仕事がない訳ではない。働かなくてもお金が貰えるシステムは日本人の心を荒廃させる。公園の掃除でも良いから何か働かせて、給与として支払うべきだ。貰う方もその方が後ろめたさがない。

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大きな飛行機雲が出ていた。この雲は上空に水分が多い時にできる。

最近、空を見上げることが多い。俯いていると気持ちが暗くなるが、見上げていると自然に明るくなる。見上げるのは季節のせいかもしれない。秋は森や林も暖かい色に包まれ、1年の中で一番空が明るく気持ちが良い。

 冬の空 見上げてくれと友は逝き

去年から今年にかけて、知人や友人が多く死んだ。先日、電話帳の鬼籍に入った名前を消しながら、冥福を祈った。

C2C3C4関東平野周辺の山々に積雪があった。
写真は我が家から西方向の山。さらに左手に富士がある。

右のビルは赤羽台団地の独身者用住居。
すでに大型重機が入っているので、年内には消えるだろう。活気のあった昔の赤羽台団地をよく知っているので寂しい。ちなみに、建て替えるのは老朽化したからではない。

先週、友人の作品展に銀座へ出かけた。写真の通りは静かだが、大通りは混雑していた。私はこのくらいの質素な飾りが好きだ。
MerryChristmasの横断幕があったりすると恥ずかしくなる。

自然の植物を使ったクリスマス・リースは好きだ。あれはキリスト教本来のものではなく、北欧の土俗宗教の習慣がキリスト教に取り込まれたものだ。だから、厳冬期に常緑の松飾りをして祝う日本人の感覚と共通する清々しさがある。サンタクロースも同じような経路で生まれたようだ。

あっという間に今年も終わる。
振り返ると、大変な年だった。それは過去形ではなく、これからもずーっと続いて行く。この苦難を乗り越えることで、日本は良くなる、と期待している。

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