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2012年2月26日 (日)

今のままでは確実に極貧生活に追い込まれる若者たち。12年2月26日

金曜深夜、"朝まで生テレビ"を見ていた。テーマは"絶望の国の若者の幸福と夢"。今のままでは年金も国民健康保険もインフラも破綻するのに、のんびりと幸せ感に浸ってる若者たちへの警鐘だ。私は貧しくても今のままでいい、と思っている若者を否定はしない。しかし、今の経済落ち込みの加速が続けば、のんびりした幸せ感に浸っていられる環境がすっ飛んでしまうのは事実だ。

例えば、日本の医療制度は極めて充実していて、数千万かかる高度医療でも、国民健康保険に入っていれば誰でも受けることができる。それが近い将来、盲腸でも手術を受けることができず、売薬を飲みながら苦しんで死ぬことになる。それは世界の大部分の国の現実でもある。

先日のNHK"爆笑問題"で言っていたのは、中国では医療費前払い制で、入り口で高額な料金を前払いしないと病院に入ることも診察も受けられない。
ある国では、心臓弁の手術を受ける患者は病院入り口にある売店で、人工心臓弁などの必要な器材や薬品を患者自身が買って来て外科医に渡し、そこで始めて心臓手術を受けられる。
インドでは患者が医者にいくらで治してくれるか交渉するのが一般的だ。
米国では、一般家庭で病人が出ると、たとえ医療保険に入っていても高額医療費で一家の生活は破綻する。

そのような、今の充実した日本の医療では考えられない悲惨なことが、そう遠くない日に現実になる。悲観的な見方では、あと四,五年で貿易の経常赤字が恒常化し、日本社会福祉は破綻する。

ただし、2011年の日本の貿易収支が31年ぶりに1兆6千億円の赤字、サービス収支も1兆6千億の赤字、と貿易収支は赤字だが、海外から得た利子や配当などの所得収支は14兆億強の黒字。貿易収支、サービス収支、所得収支等を合計した経常収支は、9兆6千億の黒字である。

更に楽観的なことを言うと、貿易収支の黒字を良いこと、赤字を悪いこと、と単純に考えるのは経済学では初歩的な誤りらしい。カナダの経常収支は100年以上ほとんど赤字だが、問題なく発展している。アイルランド、オーストラリア、デンマークなども第2次世界大戦以降、ほとんど赤字だが破綻はしていない。実際は日本の経常収支が赤字になれば円安が進行して、競争力が増し貿易収支は黒字になる。そして、メーカーの国内回帰が進み雇用は改善する。

しかし、急激な変化は大きなひずみをもたらす。人口が1億をきると海外からの若者移民が進み、貧乏でも良いと思っている日本の若者たちは、覇気のある移民の若者たちとの競争に破れ、住まいも食事も極貧に追い込まれるはずだ。

今の快適な生活を守りながら、近未来に軟着陸するにはどうすれば良いか。もし、平均寿命が70歳まで低下したら、この問題はすぐに解決する。増え過ぎた働かない年寄りを、年々少なくなって行く若者たちが支えなければならないから破綻する訳だ。たとえば、死ぬまで元気に働ける老人を増やすだけでも、社会保障負担は軽減する。更に、自堕落な生活で成人病になったものから成人病税を取るとか、無駄な延命治療を一切やめるとか、方法は幾つもある。しかし、事実上の"社会主義国家"である日本では絶対に実行できないことだが・・・

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朝から寒い曇天。北風に洗われた大気の向こうに雪の男体山がくっきりと見えた。
日テレは朝から東京マラソンのライブ。司会者たちの安っぽい感動の大バーゲンにうんざりした。

A2散歩に出ると、公園の花木の莟が色づいていた。
厳しい冬もすぐに終わり、春は間近だ。

3月になればすぐに震災一周忌。
家族を亡くした人たちには、あの日は昨日のことのようだろう。自然はすぐに復活するが、亡くなった命は戻って来ない。人知れず、幾万もの遺族が哀しんでいることだろう。

24日は劇団四季「ライオンキング」の招待日。版画家の菊池氏と竹芝の四季劇場春へ出かけた。開園まで時間があるので、船でお台場へ行った。

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この素晴らしい夕景色が見られるので、四季劇場へ行く前に、必ずお台場へ足を延ばす。

A3xA4A5A6写真は船上でタブレットをいじっている菊池氏。「老後にはパソコンだ、」と彼に散々薦めて、やっとタブレットを始めた。今は夢中で片時も手放さない。

この後に私が菊池氏に写真を撮ってもらっていると、中国人の女の子が「どきましょうか」と言う。
「いいよ、一緒に入ろう」
と答えていると、戻って来た女の子の彼に凄い顔で睨まれた。中国人アベックの女の子には話しかけてはいけないようだ。

お台場の砲台へ向かっていると、高校生たちが裸になって、泳ぐと粋がっていた。今も昔も若者の馬鹿さは変わらない。菊池君と二人、元気な若者たちに嬉しくなった。

私も2月の海で泳いだことがあるが、南九州と東京は大違いだ。焚き火も厳禁では温まることもできず、風邪を引かなければいいのだが、心配になった。

お台場の松林の上のレインボーブリッジ。
お台場の砲台跡は夜はとても一人で行く気にはなれない寂しい場所だ。

招待席は真ん中の一番良い席だった。招待でなければとても座れない9000円の席だ。

「ライオンキング」にはまったく期待しなかったが、観ると衝撃的なくらい良かった。ライオンはシマウマやヌーを食っているだろう、なんて見識はすっ飛んで、徹底的に楽しめるファンタジーに仕上がっていた。殊に美術が素晴らしい。本場プロードウエイで大ヒットしたのがうなづける。

 アフリカの 大地の響き胸躍る

画像は劇場は撮影禁止なのでネットで見つけた。

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