昨日、何とか個展初日を迎えた。12年7月17日
個展前日の15日、最後の絵に手を入れて額装と梱包を終えたのは午前2時だった。催眠鎮静剤レンドルミンを多めに飲んだが寝付きは悪い。
13階の風は冷たく、明け方に涼しさで目覚め厚めのタオルケットを出した。
個展初日16日、午前7時起床。素晴らしい好天だ。
食後の雑用を終えた頃に荷を受け取りに赤帽が来た。
寝不足だと希に車酔いをする。銀座のギャラリーまで同乗するかどうか迷ったが、結局、私は電車で行くことにした。
車を見送ってから住まいを出た。1駅先の赤羽駅まで歩く。風がサラリとして気分は良い。
いつものことだが、何かやり残していることがありそうで気になる。梱包した絵の積み残しはなかったか、様々思い返しながら京浜東北線に乗った。
10時30分、ギャラリーオカベ着。赤帽は既に到着していた。海の日の休日で渋滞がなく予定より早く到着したようだ。休日の割り増し料8260円を支払った。
荷解きをしているとすぐに飾り付け担当の会長が来た。彼はギャラリーのあるビル全体の持ち主で大会社の会長でもある。
侃々諤々、絵の配置をスタッフたちと言い合っている内に次々と来客が来た。会場は混み合って来たが配置は決まらない。結局、12時近くにやっと飾り付けが終わった。
個展の成否は前日までで決まる。始まればただ来客の対応をするだけだ。作品は売れて欲しいが、それ以上に新しい仕事の展開が欲しい。
2時過ぎまで会場は来客で混雑していた。
3時過ぎてようやく4,5人に落ち着きほっとした。
4時からのオープニングパーティーは親しい4,5人だけで気疲れしない。絵描きの水野さんは反原発の集会帰りだと話していた。彼女は冷房生活に慣れ切っていて、今日の暑さが辛いようだ。
私は冷房は一度も使ったことがない。原発事故以前は温暖化防止のため。事故後は脱原発のために実行している。個々に厳しく節電することが経済活動を伴う実効性のある息の長い反対運動だと思っている。
飲み足りなかったので、絵描き仲間の菊池氏とFBの山元氏と3人、数寄屋橋のニユートーキヨーのビアホールで飲んだ。このホールは昔と変わらずとても落ち着く。男3人馬鹿話をしているうちに10時を過ぎ、お開きにした。
田端駅で池袋へ向かう山元氏と別れ1人になると、この1ヶ月の寝不足が一気に出て猛烈に眠くなった。
北赤羽駅前のライフで半額で売っていた地鶏をまとめ買いをした。帰宅してすぐに捌き、塩こうじ・ショウガ・酒・胡椒・七味唐辛子のタレに漬け込んだ。
洗濯しながらシャワーを浴びた。
軽い夜食を取ってテレビを見ていると、ガクリと5分ほど寝てしまった。うたた寝すると眠気がなくなる。1時過ぎても寝付けないので再度レンドルミンを半量飲んだ。
個展2日目の17日、7時起床。今日は昨日以上の好天で暑くなりそうだ。
今日はのんびり、お昼過ぎにギャラリーへ行くことにしている。
個展前々日に、昔描いた母の自然公園での散歩を完成させた。
手を差し伸べているのは絵ではクヌギの幼木だが、実際はトウネズミモチだ。
「元気に大きくなりなさいね。」
母はいつも声をかけていた。
そのトウネズミモチは、今は見上げるように大きく成長した。
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