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2012年7月21日 (土)

個展最終日。涼しい夏に祭りは終わる。12年7月21日

昨夜は1時に寝て今朝8時に目覚めた。こんなに長く寝たのは何時以来だろうか思い出せない。母介護の8年間は4,5時間の睡眠が続いた。日中眠くなれば仮眠を取ったが、総計しても6時間は越えなかった。母が死んで介護から解放されても、体が長く眠れなく変わってしまい、同じような睡眠パターンが続いていた。

シャワーの水が冷たく温水に変えた。夏なのに気温20度と異常に低い。
明け方不思議な夢を見た。
私は和室の角に寝ていて、広く開け放った縁側の向こうに夏の日射しが照りつける庭木が見えた。
傍らで、クラシックな白いワンピース姿の若い女性が団扇でゆっくりと風を送っていた。
女性の前には深々と挨拶している坊主頭の男がいた。
「お元気で・・・」
立ち上がり去ってく男に女性が別れを告げているところで夢は終わった。記憶のある二人だが誰なのかどうしても特定できない。寂しいのに静かで不思議な安らぎに満たされている夢だった。

昨日の銀座の最高気温は21.3度と涼しく、来客は多かった。
最終日の今日も涼しく、来客は更に増えそうだ。

祭りは永遠には続かない。
最終日は慌ただしく終わり、明日からは暑い夏がもどる。
多分、私は緑道公園を散歩して自然公園へ行き、椎の木陰で休息を取るだろう。そして、降るような蝉の声を聞きながら、ぼんやりと慌ただしかった日々を想い返すのかもしれない。
それは少し退屈だが、一番素晴らしい日常だ。

画像は日本生命倫理学会学術誌の表紙。
母が死んだ直後の仕事だった。
「お母さまの面影をどこかに入れて下さい。」
母を知っている編集のOさんから頼まれ、片隅に入れた。
その時、喪失感のただ中にいたが、絶対に暗くならないように描いた。だから、今見ても哀しみの片鱗すらない明るい絵に仕上がっている。

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