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2012年7月22日 (日)

個展は終わったが喪失感はない。12年7月21日

昨日、個展が終わった。来ていただいたのに対応できず多くの方に失礼なことをしてしまった。この場で深くお詫びさせていただきたい。

姉に自宅での留守番を頼み、ギャラリーで絵を梱包して赤帽で発送した。その後、友人たちと合流してニュートウキョー数寄屋橋本店のビアレストランで飲んだ。ここは30年以上変わらず、ゆったりしていて落ち着く。料理も値段も手頃で、絵描き仲間の打ち上げは大抵ここを使う。

予想以上の売り上げで、来年早々までは生活を悩まずに制作に打ち込める。
気分良く飲んで、遠方の友人を先に帰して親しい友と宝塚近くの喫茶店紅鹿でケーキを食べた。この喫茶店も昔からの顔馴染みだ。昔、宝塚のその他大勢の踊り子さんと付き合っていた頃はここを待ち合わせに使った。いつの間にか、銀座が一番落ち着く街になった。

5年前にニューヨークの出版社から絵本の原稿を送ってくれと言って来た。今回も1枚展示した「風の音」シリーズを担当者がHPで見てのことだ。日本の多くの出版社はこの手の色味を抑えた大人の絵を嫌う。その点、欧米は逆で、ビビットな色使いよりこの手を好む。すぐに文なしの「グー」シリーズを描き始めた。しかし、母の介護が忙しく4枚で中断した。
この絵は今回の個展でも人気があり、殊に子供たちは食い入るように見ていた。それは意外な結果で、そのようなことを知ることに個展の意味があるようだ。

ストーリーはグーと呼ばれる不思議な飛行体が「グー グー」と音をたてながらやってくる。すると、ストレスの多い生活をしていた地上のものたちは「グー グー」と寝入ってしまう。そして、飛行体が去って行くとみんな幸せに目覚める・・・

大人を対象にした文のないシンプルな絵本だ。これから、残りの絵を完成させて送る。
しかし、時間が経過しているので振り出しに戻り、他の好感触があった出版社にも送る。

人は結果を気にするが私は気にしない。ただただ、描けることが嬉しい。私はお金が欲しくて絵描きになった訳ではない。お金が目的なら富裕になれるチャンスは無数にあった。私はそれら総てを断って、野垂れ死に覚悟で43歳から絵描きに転身した。だから、絵を描いて過ごせる今の生活はとても幸せだ。

昨夜は、友人の台湾土産のカボチャの種と橄欖の甘煮を食べながら3時まで録画の映画を見ていた。
中国ではオリーブを橄欖-かんらん-と誤訳されているが、これはオリーブとは全くの別種だ。どんな木なのかは知らないが、果肉の中に紡錘形の堅い種が入っている。それを漢方薬と砂糖で煮詰めたもので、強い中華街の香りがして食べるとクセになる。

前日、7時間眠ったので眠気が来ない。結局、映画の後、洗濯して4時に寝た。

今朝は9時に起床した。今日も涼しい。祭りの後の喪失感がないのは間近に装丁の締め切りが控えているからかもしれない。
しかし、無性に鎌倉かディズニーランドへ行きたい。

Gooo

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