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2012年7月29日 (日)

心の中で南国を旅する。12年7月29日

26日は絵をお客さん宅へ届けた。
場所は東武伊勢崎線の松原団地。この線に乗るのは10年ぶりだ。地下鉄から乗換の北千住駅の複雑な構内を歩きながら次々と記憶が蘇った。

午後の郊外電車は空いていた。
斜め前の席に昔風のワンピースを着た15,6歳の女の子が腰掛けていた。下車する時に前を通ると、彼女はハッした目で見上げた。澄み切った力のある大きな瞳だ。最近、そのような魅力的な瞳が少なくなった。少女時代から化粧が濃くなり、見えにくくなったのかもしれない。

先方は夫人と料理や寿司を用意して待っていた。酷暑の中を歩いてきた身にビールがうまい。明るい午後から馬鹿話をしながら飲み始め10時過ぎに帰宅した。

シャワーを浴びてさっぱりして、サッカーのスペイン-日本戦を見て、録画映画を2本見て寝た。久しぶりに仕事をせずにのんびりした1日だった。

27日も酷暑だった。
朝からサッカー勝利のニュースばかり。ちょっと昼寝して目覚めると日テレのワイドショー・ミネヤ屋で、新橋駅前でのサッカー勝利のインタビューをしていた。
テレビ画面に見覚えのある顔が大写しになり、聞き覚えのある声が聞こえた。
「なんで姉がテレビに映ってサッカーのことを喋っているんだ」
目覚めのぼんやりした頭で考えている内に、インタビューは終わった。
姉は新橋駅近くの小さな小料理店を任されている。いつもの出勤途中に声をかけられたのだろう。
「見たよ。」と姉に電話したら喜ぶだろう。それで、あえて電話はしなかった。

7年目のMacが不安定になって少し重い作業をするとフリーズするようになった。昨日もらった絵の代金がある。午後、意を決して新しいMacを買いに出た。

東京北社会保険病院下の公園を死んだ父にそっくりの老人が歩いていた。その老人との違いは、父はいつも高価な服を着ていたことだ。父はお金が入ると、すべて自分の贅沢に使った。そんな父は私にとって弱さの象徴だった。だから父を反面教師として私はまっすぐに育った。

貰い物のビックカメラの商品券がかなり貯まっていた。それを使っても、ソフトや周辺機器を加えると、痛い出費になった。ホトショップもイラストレーターも機能の10分の1も使わないのに、バージョンアップの都度に買わされるのは不満だ。

28日から29日朝までかけて、なんとか作業ができるまで設定し終えた。まだ作業は沢山残っているが、これから少しずつ手を入れていく。

新しいPCや外付けハードディスクへ大量のデーターの移転には時間がかかる。その待ち時間にこれを書いている。新しいMacは辞書機能が程よくて快適だ。
作品を動画機能でDVDに編集して、売り込みに使おうと思っている。

今日も好天。地上を鈍い熱気が覆いスカイツリーは見えない。
同じ熱さでも、豊かな自然があれば夏らしい夏だろう。

画像は「夏の終わりに」
43歳で絵描きに転身して半年後、本当に夏の終わりに描いた作品だ。
リキテックスビエンナーレに応募すると奨励賞を取った。まだバブルの余韻があり、幾人も買いたいと言ってきたが、母がこの絵を気に入っていたので売らなかった。

絵は転身直前に別れた女性と南の国に旅するイメージで描いた。丸いバックを下げているのが私だ。

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