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2012年8月29日 (水)

中国・韓国の反日デモを見ると、彼らは日本を大国だと思っているようだ。12年8月29日

最近、「やはり日本は大国なのかな」と妙な感慨に捉われている。それは韓国・中国の過激な反日行動に対する日本人の反応によるものだ。
中国での日本大使車の国旗強奪。日常的に行われている、韓国・中国での日本国旗への侮辱。それらに対する日本人の対応は冷静でヒステリックではない。

これはかっての米国国民の反応に似ている。昔、日本でも過激な若者たちが米国国旗の侮辱や大統領のハリボテの焼却を日常的に行っていた。しかし、米国国民は冷静でヒステリックに反応することはなかった。当時、そのような姿を見て米国はやはり大国だなあと感慨を覚えていた。
国旗侮辱は敵わない大国に対しての小国の遠吠えであることを、中国・韓国国民は知るべきだ。

今朝の大きなニュースは原発0への移行だった。
それには未解決の問題が多くある。使用済み核燃料の長期保管。原子炉の解体。自然エネルギー発電施設の建設。化石燃料の増加。どれも膨大な費用がかかるが、殊に化石燃料増加による3兆円負担はすぐに電気料大幅値上げにつながる。多分それは節電を無視した過大な算出だが、深刻なことに変わりない。

もしそうなれば、メタンハイグレードの採掘が前倒しに実現することになりそうだ。日本の排他的経済海域にあるメタンハイグレードの埋蔵量は世界トップクラスで、採掘が軌道に乗ればエネルギー全量を国産で補うことができる。

自然エネルギーについては蓄電が大きな課題だ。その問題解決について、以前12チャンネルWBSが矢部孝東工大教授の研究を取り上げていた。

たとえば、今ある火力発電所で石炭石油に替えてマグネシウムと水を燃料にすると、炭酸ガス発生は皆無だ。今、燃料として利用している炭素の欠点は、燃えカスの炭酸ガスの回収が大変難しい点にある。対してマグネシウムは、燃えカスの酸化マグネシウムを簡単に100%回収でき、リサイクルできる。

従来技術ではマグネシウム1トンを精錬するのに、10トンの石炭に相当するエネルギーが必要だった。そのため、CO2削減の制約がない中国が世界一のマグネシウム生産国になっている。しかし、教授は太陽光をエネルギー源にした強力なレザー光での効率的なマグネシウム精錬方法を確立した。

マグネシウムは海水中に塩化マグネシウムの形で、地上には炭酸マグネシウムを含むドロマイトの形で無尽蔵にある。
マグネシウムは電池にするとリチウムの7,5倍のエネルギー密度がある。この次世代電池も矢部孝東工大教授がマグネシウム空気電池の特許を取って実用化している。

しかし、日本メーカーは乾電池であるマグネシウム空気電池採用に熱心ではない。だからか、新電池は日本ではなくベトナムで1年以内に生産される。
普及の足かせはメーカーが充電可能なリチウム電池にこだわっていることだ。もし、タブレットにマグネシウム空気電池を使えば1ヶ月は使えるのに、その利便性を受け入れようとしない。

教授によると、マグネシウムによるクリーン・エネルギー社会は100%実現できると言う。そうなれば、火力発電所も原子力発電所も核融合炉も無用になる。それらの功績に対し、教授は多くの国際賞を受賞した。しかし、残念なのはそれらの研究に日本政府は無関心なことだ。

いつも思うのは、政府に未来を見据えた戦略がないことだ。日本発の優れた発明・技術がキラ星のようにあるのに、それを育てる意志が政府にない。もしかすると、熱心でないのは、自然エネルギーに利権の旨味が少ないからかもしれない。

しかし同時に、国民が未来のためにリスクを取ろうとしない覚悟のなさも感じる。原発事故以来、政府に騙されたとの怨嗟の声が世間に満ちている。だが、本当に騙されたのだろうか。日本人は世界一原発の危険性を知っていた。危険を知りながら一時的利益のために容認したのが真相だと思っている。

非難覚悟で言うと、政治も男女もよく似ている。振られた男は「性悪女に騙された」と嘆くが、真相をよくよく聞いてみると、男の方も結構いい思いをしている。今回の原発事故に当てはめると、東電と官僚と族議員が性悪女と言うことになりそうだ。

かって、大盛り上がった原発即時停止の首相官邸デモにも国民の覚悟のなさを感じていた。健康リスクにおびえて廃炉を要求したが、廃炉に大きな責任が伴うことを知ると腰が引けてきた。そんな成り行きを当初から感じていた。

例えば、火力発電所なら停止しても巨大な廃墟ができるだけで、弊害は殆どない。
しかし、原発は違う。廃炉にすれば、何の利潤も生まない危険な汚染ゴミが出現し、永遠にその維持処理費用がかかり続けることになる。原発問題は経済問題であり、経済を無視すると廃炉費用すら捻出できない非常に危険な状態をもたらす。

画像は先日の夕日。
コンパクトデジカメなので写りが悪いが、旭日旗のような実に美しい光芒の夕日だった。
この写真は韓国では旭日旗厳禁なので発表できない。そう言えば、日本体操選手ユニホームが旭日旗を模しているとIOCに韓国が提訴した件はどうなったのだろう。

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