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2012年8月20日 (月)

日の出桟橋で、台湾からの団体旅行に交じってジャズボーカルのSummertimeを聴いた。12年8月20日

今回の個展を含め、いつも世話になっている方にお礼に小さな作品をあげた。その方は恐縮し、こんな高価なものは受け取れないと言うので答えた。
「私は子供はいないし、死ねば作品はどうなるか分からない。だから生きているうちに多くの人に持っていて欲しい・・」
彼女は納得して受け取ってくれた。作品は私にはすぐに生み出せるし、手持ちがなくなると新しく生まれるものだ。

昨日は、陽射しは強いが乾燥した風があり、暑さは感じなかった。
午後、築地本願寺境内の安穏朝市に出かけてFBの櫻井さんに会った。

強い陽射しの中、彼はお客の12,3歳の可愛い女の子にパーカッションで遊ばせていた。それは米国ニューオリンズ産の操り人形のような楽器だ。棒の先の人形を板の上で弾ませると、タップを踊るようにカタカタと音をたてる。

女の子はそれが欲しくてたまらない様子だ。しかし800円しか手持ちがない。結局、人の良い彼は3000円定価を800円に負けてしまった。女の子は嬉しそうに持ち帰ったが、彼は商人にはなれないと思った。

市が終わってから境内の喫茶室に入った。冷房が効いていて心地よい。甘いイチゴ氷を食べながら、彼と政治・原発・教育から土木技術史まで固い話をした。

話に熱中のあまり、気がつくと夕暮れが迫っていた。その後、横浜で夕日を見る予定だったが、横浜もディズニーランドも無理だ。それで、いつもの台場に行き先を変えた。

彼と別れ、新橋まで歩いた。途中の銀座は飛びっきりの美人が多くて楽しい。しかし、新橋が近づくにつれ、おじさんが増えて、ちょつとつまらなくなった。

満席の休日のゆりかもめを日の出で下車すると、夕日寸前でちょうど良いタイミングだった。

M_1船着き場には大勢が台場行きの船を待っていた。
何となくみんなの様子が違うのでイアホーンを外すと、聞こえて来たのは中国語ばかりだ。
身なりから、台湾からの団体旅行のようだ。大陸の方と違い、物腰が柔らかく服装も表情も日本人に近い。夏のチャイナドレスの女性がいたが、とても魅力的だった。

私が聞いている曲はヘイリー・ロレンのSummertime。それは年を重ねるとよく理解できる曲で、大人のアンニュイな歌声に惹かれる。
昨日はこの歌声が似合う場所を探しに出かけた。この辺りの岸壁はとても似合っていた。

船からの夕日は最高だった。この15分ほどの航路はいつ来ても違う感動がある。海の匂いがして、広大な空が見え海風が心地よい。

Odai

中国人で一杯のデッキから前後左右との壮大な夕景色を楽しんでいる内に短い船旅は終わった。
台場の浜辺はアベックばかりだ。夜景には興味ないので、早々に帰路についた。

私は定期的に海が見たくなる。
海辺に来ると、波音が揺りかごのようで、気持ちが和む。加えて好きな音楽があれば、更に満たされる。チャイナドレスの女性に人生のけだるさ、どれも素晴らしい。けだるさには見かけとは逆の激しい情熱を感じる。激しさを秘めた姿は、逆にけだるく見えるのかもしれない。

補足・・前回記入した友人の血尿の検査結果は、心配いらないものだった。
とりあえず安堵。

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