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2012年9月25日 (火)

尖閣での中国との喧嘩に安全に勝つ方法。12年9月25日

今朝、台湾漁船40隻と巡視船12隻が尖閣領海を侵した。しかし、これは中国の領海侵犯と本質が違う。戦後、ここは一貫して日台共同の漁業海域で、台湾漁民はその漁業権回復を願っているだけで、それに熱烈な中国寄りの企業家ワンワンが悪のりして起きたことだ。
台湾と中国は路線を異にしている。台湾政府との話し合いは良好に進むと思っている。

だが中国とはそうは行かない。中国は次々と反日カードを切って領有確立をエスカレートさせるだろう。対する日本は押されっぱなしでまったく対抗策を打ち出せないでいる。しかも、肝心の同盟国米国は尖閣問題に及び腰だ。

かって中国は大陸から伸びる大陸棚の資源は総て中国のものと主張していた。それだと沖縄すぐ西の沖縄トラフまで中国の主権が及び、圧倒的に不利になる日本は中間線を主権の分かれ目とする国際条約を盾に猛反対した。

その頃の日本は今より強く、互いの妥協で日中境界線でのガス田共同開発に落ち着いた。しかし、中国には大陸棚上にある尖閣が日本領であることは目の上のコブだった。そこで、資源発見と同時に始めた領有権主張を順次エスカレートさせて、今日の状況を作り上げた。

領土問題における国際条約などあってなきが等しく弱肉強食の世界だ。その典型が南沙諸島で中国は軍事力で周辺諸国から奪い取ったが、その侵略行為への国際社会からの非難はなく、南沙は世界から忘れ去られている。

その現実に立つと日本は圧倒的に不利だが、勝つ方法はある。
利益をちらつかせて米国を巻き込むことがその一つだ。その利益は米国の安全保障と資源獲得の二つ。しかし、米国は日本に味方すれば中国での利権を損なう。だから、よほどの利益がなければ米国は乗ってこない。

そこで考えられるのは、尖閣の排他的経済水域の石油・天然ガス資源の共同開発を米国に好条件で持ちかけることだ。少々、日本に不利な条件でも、やがて完全に中国に奪われると思えば損ではない。第一、今のままでは永久に日本は手をつけられず、資源は何の価値も生まないからだ。

1968年の国際機関での調査ではこの海域には約一千億バレルが埋蔵・・・この発表直後に中国は突如として領有を主張し始めた・・・1994年の我が国の調査では約三十三億バレルと少ないが、それは中国の思惑をそらす為の政治的過小評価とされそれは今もそのままにされている。

この海域には、きちんと調査すればイラクに匹敵する膨大な原油と天然ガスが眠っていると言われている。これをカードに米国を巻き込めば、対中交渉は有利に働くはずだ。その筋書きに米国が乗って来たら中国は日米中の共同開発を飲む他ないだろう。

それには中国にも利点がある。日中共同開発は既定路線なので米国参加を巧くカムフラージュできれば、中国政府は国民に対して尖閣問題での成果を示すことができる。ただし、日本政府にそれだけの外交手腕があるかどうかは、はなはだ疑問だが。

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