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2012年10月 6日 (土)

正しい生き方の意味。12年10月6日

人生に大きな影響を与えるものは様々ある。財産に頭脳に身体能力に容姿は大きな影響を与えるが、自由に得られない。学歴、技術、友人、恋人は努力で得られるが、簡単ではない。

誰でも自由に得られるものに生活する場所がある。どこで暮らすかで人生は大きく変わる。その意味で、私は人生最良の場所に暮らした気がする。前の住まいは都心にも関わらず、自然に囲まれ静かで自由な生活ができた。おかげで、夜昼なく彫金の鎚音をたてても近所に気兼ねがなかった。

今の住まいを下見に来た時は奥秩父の山塊に沈む壮大な夕日が玄関前通路から見渡せた。それで躊躇なく今の住まいに決めた。その判断は正しく、今も辛いことがあると玄関前に出て広大な地上を眺めて癒されている。コーヒー片手に音楽を聴きながら夕日を眺めている気分は最高に贅沢だ。

昨夜は遠く幾重にも立ち並ぶ高層ビルの屋上に赤く輝く航空標識を眺めながら音楽を聴いた。標識はどれも二個一対で、優しく見守られているような気がして癒された。もし違う場所に住んでいたら、母の最期も私の毎日も陰鬱になっていたと思っている。

ギリシャやスペインの経済危機は相当に酷いようだ。失業し食べることにも窮した人たちがゴミあさりをしていると言う。ゴミあさりをしている中には最新ファッションに身を包んだ若い女性もいるというから、事態はとても深刻だ。ギリシャもスペインも食料自給ができる豊かな国だった。堅実で健康な思想を失い、バブルに踊った結果がこの姿だ。

これは飽食に慣れた日本人への警鐘だ。日本の食品の25パーセントは食べられるのに捨てられている。マクドナルドは焼いて一定時間が過ぎると自動的に捨てるシステムになっている。

日本の賞味期間は厳しく、日付が過ぎていても問題なく食べることができる。しかし、賞味期間過ぎの食品を安く販売すると、そちらへ消費者が殺到して利益がでなくなるから捨てられている。

我が家の冷蔵庫には賞味期限過ぎの食品がいくつもあるが私は気にせず食べている。昔は自分の嗅覚と味覚を信じて、食べられるか否か判断していた。夏場のご飯は1日過ぎるとすえた匂いがしたが、私たちは水で表面のぬめりを洗い落とし、お茶漬けにして大切に食べていた。

駄菓子屋で売っていた饅頭は、カビが生える寸前まで店頭にあった。今の衛生的な考えでは、それらはとんでもない間違いだ。しかし、もし食料危機が起きれば、そのようなことは言っていられない。

ついでに尖閣問題への私見。中国も韓国も今日本との間にある軋轢を解決したくないのでは、と最近感じている。なぜなら、もし解決したら中韓両国は反日カードを封印しなければならないからだ。日本が謝罪して歩み寄り、反日カードを使えなくなるメリットと、今のままいつでも反日カードを使えるメリット。それらを比較すると圧倒的に後者が大きい。

画像「雨上がりの天使たち」は100号を超す大きな作品だ。これは24年昔、絵描きに転向して二年後に描いた。当時は肩書きをつけたくて、あちこちの公募展に応募して賞を取っていた。この大作は上野公園で開催された公募展に応募して落選した。その公募展は前後二回に分けて展示するほど入選は多数で、この作品が入選の水準に達していないとは到底思えなかった。この落選で公募展の一面を知り、上野公園界隈の公募展には一切応募しなくなった。

この作品はその後、各マスコミが取り上げ、雑誌の装丁、見開き、様々に使われて総計五十万以上の使用料を稼いでくれた。その後、大日本印刷・JR西日本。読売新聞三社後援の大阪での私の作品展でメインに展示され、一年生活できるほどの高額で売れた。

しかし、この作品が入選していたら、公募展での入選程度の作品と評価され、その後の大きな展開はなかった。だから今は、つまらない評価がつけられなくて、運が良い落選だったと思っている。

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