« 期待は善くも悪くも外れ、結果はいつも思いがけない。13年3月16日 | トップページ | 少子高齢化社会救うロボットカーと難民援助の日の丸の輝き。13年3月22日 »

2013年3月19日 (火)

米国主催ロボットコンテストにホンダは参加しない。13年3月19日

昨日は猛烈な風。仕事部屋窓の外に張った断熱プチプチが剥がれかけたので剥がした。ついでに、ベランダのガラスに貼っていたプチプチも剥がした。今までは閉じ込められているようで息苦しかったが、外が見えると開放感がある。風は強いが暖かく、桜は一気に2分咲きになった。

写真中央にいつもなら富士が見えるが、強風に巻き上げられた砂塵で霞んで見えない。

M_1

日曜夜のNHKスペシャルでロボットを特集していた。米国政府主催のロボットコンテストが予定されていて世界中から参加するが、日本からの参加は少ない。

韓国の政府研究機関はコンテスト用にホンダのアシモそっくりのロボットを開発していた。ただし人工頭脳は米国の大学を主体とした共同研究に任せている。それについて韓国の担当者が「他に閉鎖的な国があるが、我々はオープンにして、ロボット全体の発展に貢献している」と暗にホンダを批判していた。ホンダのアシモを真似て作ったロボットだからオープンにできただけのことで、自慢することではない。

米国主催のロボットコンテストの目的は、その先に軍事利用がある。従来の装甲車・戦車は荒野に完全に対応していない。しかし、人型・馬型のロボットなら作戦行動範囲は飛躍的に大きくなる。番組では、日本の研究機関の参加が少ないのは軍事利用に抵抗を感じているから、と話していた。しかし、進んだ民生用技術は容易に軍事転用できるので意味のないことだ。

ホンダが米国のコンテストに参加しない理由は福島第一原発に投入するロボット開発を最優先にしているからだ。他のメーカーも似たような事情があるのだろう。夢は大切だが、日本には早急に対応しなければならない原発事故の厳しい現実がある。

ロボットの未来には別の展開もある。その一つが自動運転するロボットカーで、それに必須なのがGoogleなどの地図情報だ。自動運転の開発ではGoogleは世界トップにいて、将来の自動車産業はGoogleなどに支配されると言われている。それに対抗できるのは高度な人工頭脳を持つ車だ。それなら日本にも勝機があり、安全性を考えれば合理的だ。

かって日本は世界制覇すると思われていたが予測は外れた。今は中国が制覇すると言われているが、この予測もいずれ外れる。
将来にわたって変わらないのは、Google・アップル・マイクロソフトなどを擁する米国優位だ。今、スマホでサムソンは健闘しているが、今も将来も下請けメーカの一つでしかない。先に書いた韓国のロボットも、人工頭脳を米国任せにした結果、やがて米国の下請けになる。

その意味で、原発廃炉用のロボットに傾注しているホンダの路線は正しい。現場で得た極めて過酷な経験は他国の追従を許さない。原発事故によって大きな代償を払わされた以上、それなりの利益を得るのは当然のことだ。

M_2二分咲きの桜。

先週のニュースだが、対馬市の観音寺で600年間、大切に祭られていた仏像が韓国人の窃盗団に盗まれた。窃盗犯は韓国で逮捕され、仏像が韓国当局に押収された。

仏像は韓国の浮石寺にあったものが600年前に日本へ渡ったものだ。それについて、韓国・東国大学の文明大(ムン・ミョンデ)名誉教授は1370年ごろ、倭寇によって略奪されたと主張している。しかし、倭冦に奪われた記録は浮石寺に残っていない。

韓国の裁判所は、もし日本側が正当に取得したことを証明できなければ、日本へ返す必要はないとの判決を下した。事実のみを見ると、対馬の住民が600年間も大切に祭って来た歴史がある。その間、日朝関係が極めて友好的な江戸時代があり、それ以前の日朝の争いは不問にされている。これは対馬住民たちへの配慮のない極めて不寛容な判決に思えてならない。

日本側の考えは、当時の朝鮮では儒教を国家思想の礎にするために仏教を排斥していた。その結果、浮石寺を含めて寺院は荒廃し、その混乱期に観音菩薩座像は日本へ渡来した可能性は大きい。日本でも維新直後、明治政府の廃仏毀釈により荒れ果てた寺院から沢山の仏像が米国に渡っている。それと同じように渡来したと考えるのは自然な考えだ。

浮石寺の僧侶たちは判決を納得させるために、代わりの仏像のフィギュアを持参して対馬市の観音寺を訪ねたが、当然ながら面会は拒否された。それに対して浮石寺の僧侶たちは平和的に解決したいのに拒否されたと記者会見していた。彼らは韓国の判決を受け入れるように説得しに来たのであって、平和的な話し合いに来た訳ではない。

半島や中国に残されていたら破壊されて消えてしまったはずの文化財で、日本へ渡ったために大切に保管されたものは数多く、この観世音菩薩坐像もその一つだ。

今も韓国の窃盗団が日本で暗躍していて、既に500点以上の重要文化財が盗まれ韓国へ渡っている。もし、この判決がまかり通れば、韓国の無法行為は更に横行しそうだ。
韓国の思考は公平でなければならない裁判所の判決においても反日の図式から抜け出ない。竹島でも、日本人が昔から平和的に利用して来た歴史的な事実は無視して韓国の領土と言い張る。一部の政治家は対馬も韓国領と言い張っている。中国の尖閣への侵略と言い、日本の隣国は無法国家ばかりで困ったものだ。

中国の新政権は尖閣に関して威勢がいい。これをきっかけに日中戦争が起こるかどうか気にしている人が多いが、「尖閣では戦争にはならない」が中国人の本音だ。理由は「一人っ子を戦争には行かせることは絶対にできない、もし、徴兵して子供を戦場へ駆り立てられたら、中国史上最大の市民暴動になる」と言っている。今、本気で戦争が出来る国は、米ロと北朝鮮と中東近辺諸国くらいかもしれない。

中国の新政権では軍事力維持や、持続的な経済成長のために一人っ子政策は緩める方針だ。しかし、そうなっても国民は子供を多く産もうとしないと言われている。中国も日本と同じで、子育てに経費がかかりすぎ、今の若い世代は子供を作るより自由と豊かさを満喫したいと思っているからだ。

戦争は非現実だとしても、経済は現実だ。中国にとって本当に痛手なのは尖閣により日本企業の対中投資が激減したことだ。これまで日本からの投資は断トツに多く、中国経済の大躍進を下支えして来た。

それにしても前政権の民主党は日米関係を壊した鳩山首相、震災と原発事故を混乱させた菅総理、そして日中関係を壊した野田総理と素人ぞろいだった。

日本企業は表立って言わないが、尖閣国有化した野田総理を恨む声は多い。公開され始めた外交記録を見ると、野田総理は中国側が密かに要請して来た尖閣棚上げを軽視した。その結果、当時の中国首脳は自己批判をさせられ力を失った。相手が交戦国なら仕方がないが、平時下外交として野田政権にはまったく外交感覚が欠如していた。

M_3

今日のストリートビュー紀行は「ブラジル ペルナンブコ オリンダ」
ブラジルの世界遺産の都市でコロニアル風の町並みが美しい。

Ma_3

Ma_4

Ma_5

|

« 期待は善くも悪くも外れ、結果はいつも思いがけない。13年3月16日 | トップページ | 少子高齢化社会救うロボットカーと難民援助の日の丸の輝き。13年3月22日 »