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2013年5月27日 (月)

NHKスペシャル・病の起源-2「脳卒中・早すぎた進化の代償」と脳梗塞発見法。13年5月27日

脳卒中は人類特有のものだ。チンパンジーを含め、動物の脳卒中は確認されていない。人類は進化した250万年間に脳は巨大化して血流は3倍に増えた。人の脳は血流に対応するように毛細血管を増やしたが不完全で、脳卒中のリスクを増やしてしまった。

番組で説明していた脳卒中が起きる概略は以下のようなものだ。

恐竜も魚類も全身の血管壁は薄い構造だった。その後に現れたほ乳類は、発達した筋肉に多くの血液を送るために血管壁を厚くして血圧を高めた。しかし、筋肉がない脳の血管壁は進化せずに薄いままで、血圧・血流増に弱かった。

巨大化した人の脳は大量の血流を必要とし、薄くて弱いままの脳動脈に微小動脈瘤が発生しやすくなった。対して、人ほどに進化しなかったチンパンジーや他の動物の脳は動脈瘤と無縁だった。

微小動脈瘤は脳卒中の大きな原因になっている。微小動脈瘤が破れると脳出血を起こし、微小動脈瘤に血液が滞留して血栓ができると脳梗塞を起こす。

脳卒中を起こした人には共通の、手足や言葉の障害がある。手、口、足を運動させる、脳の運動野へ血液を供給するレンズ核線条体動脈と呼ばれる10本程の血管が弱いからだ。人は言葉と手を使いこなすために、他の動物より運動野が発達し、その運動野へ大量の血液を送り届ける動脈の負担が増え、損傷しやすくなった。

脳卒中はアンバランスに進化した人の宿命で、脳卒中を起こさないように生活に配慮する他ない。

例えば、アフリカで太古のままの狩猟採集で生活しているピグミーの人たちは脳卒中を殆ど起こさない。その原因は低血圧だ。彼らは70歳近くになっても上が120を越えることは殆どなく、各年代に渡って100〜110辺りに留まる。それは野生動物と同じように、太古のまま、殆ど塩分を摂らない生活を続けているからだ。低塩分の食事では高血圧も脳卒中も起きないことを、彼らは証明している。

高血圧は、6万年前、人口増加により人類がアフリカから出てから起き始めた。過酷な環境での食料保存のために自然の岩塩を利用し、製塩技術を身につけ、塩分摂取過多になったからだ。

塩分抑制はとても難しい。麻薬中毒と同じように、塩分を取り続けていると、次第に中毒し、体はより多くの塩分を求めるようになる。その結果、血液のナトリウム濃度が高まり、それを薄めるために水分を取り込み、血液量が増えて血圧は上がる。そして、高血圧のために血管壁が押し広げられ、微小動脈瘤ができて脳卒中を起こす。

脳卒中の原因は塩分だけではない。栄養過多でコレステロールが増え、血管が損傷することも原因の一つだ。だが、体に悪い食物ほど美味しくて食欲を抑え難い。現代人は悪いと知りながら、塩分や動物性脂肪を抑制できない。

ストイックに長生きするか、欲望のままに食べて早死にするかは生き方の問題だ。しかし、人間の知恵で、脳卒中や心筋梗塞が簡単に予防治療できるようになれば、楽しい人生と長生きが両立できる。

番組では、脳卒中患者を幹細胞を使って毛細血管の再生する治療法を紹介していた。損傷個所の脳毛細血管が再生できれば、新たに脳神経のネットワークが生まれて回復する。アメリカの、寝たっきりで喋ることができなかった脳卒中患者は、幹細胞を脳の損傷個所に注入することで、回復していた。

しかし、治療より予防の方が簡単で低コストですむことを自覚すべきだ。例えば、減食・運動を実行して肥満を防ぎ塩分を控えれば、100歳を越えても血管を若々しく保てる。

脳卒中で生き残ったとしても後遺症は残る。歩けない、巧く話せない、仕事ができない、それらの生涯続く苦しみを思えば、予防は遥かに簡単なことだ。

参考に、先日の「ためしてガッテン」での脳梗塞の早期発見方法はとても役に立つ。

脳梗塞を起こしてすぐに血栓溶解剤t-PAを使えば劇的に治癒する。しかし、t-PAが使用できるのは発症から4時間半以内の時間制限があるので、現実には発症患者の5%しか使えない。

それは発症したその時の患者や家族の判断ミスによる。発症から受診までの平均は10時間で、殆どの人は治療時間をオーバーしている。脳梗塞発症による半身麻痺・ろれつが回らない・手足がしびれる、などの大きな障害なら気づくが、軽い障害は気づきにくいからだ。

その初期症状を知る方法は意外に簡単だった。イギリスではt-PAの使用できる患者が飛躍的に増えた。テレビによる予防キャンペーン・FAST が功を奏したからだ。FASTとは、F-Face A-Arm S-Speech T-Timeの略語だ。

F-顔の片側が歪んでいず、笑顔を作れるか。A-目をつぶって掌を上に両手を持ち上げてそのまま維持できるか。梗塞を起こしていると片側の手が下がる。S-言葉が明瞭か。T-制限時間以内に家族や身近な人が気づいて、その発症時間を伝えて救急車を呼ぶこと。その広報の結果、イギリスでは劇的にt-PAが使え助かる患者が増えた。

「ためしてガッテン」では簡単に発症に気づく方法を考えていた。それは、目をつぶって掌を上に両手上げを維持しながら、「今日はイーイ天気。ココロも晴れ晴れ」としっかり言えるかどうかだ。もし、それらのどれかの異常に家族が気づいたら、すぐに発症時間を伝えて救急車を呼ぶ必要がある。

もし、家族のない独り暮らしなら、食事に気をつけ、毎日運動をして太り過ぎを防ぐことだ。それが脳卒中と心筋梗塞を防ぐ最良の方法でもある。がんの予防は難しいが、脳卒中と心筋梗塞は、とても簡単に低コストで予防できる。食事と運動に配慮すれば、糖尿病などの他の生活習慣病の発症も防ぐ。一人暮らしの危機意識を持つことで、却って健康な生活を保つことができる。


Gumi_2Gumi_1姪が庭のグミを摘んで、持って来てくれた。

それで果実酒を作ることにした。

小一時間かけて、茎を丁寧に取り除き、37度の焼酎で軽く洗った。

それからグラニュー糖たっぷりと焼酎で漬け込んだ。

2週間もすれば、美味しいグミシロップが完成する。

最近、仕事が低迷していて、心が沈みがちだ。
しかし、食べ物を作っていると不思議に元気が出る。
殊に、自然の果物に接していると、野生の力が蘇るような気がする。

グミは虫などにより傷つくことによって変形しているものが多い。

その傷の箇所はポリフェノールが多くて薬効がある。

虫などにより傷つけられると、その傷を治そうとグミの木がポリフェノールを分泌するからだ。

ポリフェノールは抗酸化作用があり、アンチエイジング効果がある。茶色い傷のある茄子は、殊に含有量が多い。

帰りがけ、姪が連れて来た幼稚園生の女の子が、帰りたくないとベソをかいた。
我が家は、様々な道具だらけで、子供にはとても楽しい場所だ。
昔、姪も小さな頃、1日遊んでの帰りがけに、ベソをかいていた。
そのことをふいに想い出して話すと、「そうだったんだ」と姪は笑っていた。

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Goof

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