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2013年5月 8日 (水)

大新聞でも、ゴミ袋の底か、焼き芋の包み紙にしか使い道がなくなった。13年5月8日

先日、お昼のV番組に登場していた大阪の50歳女性は、1日に1杯の野菜ジュースにサプリメントを加えた45キロカロリーだけで10年間、元気に暮らしていた。彼女は超低カロリーの食事にも関わらず小太りで、整体とマッサージの仕事をエネルギッシュにこなしていた。

ナチの強制収容所の囚人の食事でも、彼女の10倍以上のカロリーをとっていた。もし彼女が囚人だったら、とても元気に暮らしていたかもしれない。

彼女がその食事に変えたのは、体を壊してその治療のためだ。不足しがちなミネラルやビタミンだけはサプリメントで補充していた。

専門家は、彼女の胃腸には草食動物のように野菜の繊維質を分解する微生物が大量にいて、その微生物を栄養源にしているのかもしれない、と分析していた。入院させて食物の出入りを厳格に計ってエネルギー代謝を測定すれば、この謎が解明できるが、番組はそこまで入り込んでいなかった。

江戸時代には、1日におにぎり一個の食事で山を駆け回っている山岳修行者がいた。もちろん、スイカみたいに大きなおにぎり1個ではなく、通常の大きさだ。立山・剣岳辺りを開いた坊さんもそのような人だった。それは医学的にはあり得ないことだが、先の野菜ジュースの女性と言い、人の体は科学で解明できていないことが多くあるようだ。

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写真は夕暮れの散歩帰り。
ベンチに腰掛けて、お茶を飲みながら夕日に照らされた雑草を眺めていると、説教おじさんが意味不明の声を張り上げながら過ぎて行った。

母が元気な頃は、酔っぱらって他の飲み仲間たちをよく説教していた。それで、説教おじさんとあだ名をつけた。

母が死んだ頃からはアル中が進行し、よく路上に寝ていた。
最近の彼のアル中は末期で、いつも幻覚に苦しみ、休みなく襲って来る幻覚を振り払おうと、大声を出して手を振り回しながら歩いている。

彼は夏冬関係なく、10年前と同じ黒コートを着ている。歳は40代半ばで営業マン風だ。これほど飲み続けても倒れないのは、体がとても丈夫な人なのだろう。

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S_4S_8S_9写真1、北区のユルキャラ「キタパン」

知名度はなく、皆無視して通り過ぎ、寂しそうだ。
カメラを向けると、嬉しそうにポーズをとってから、握手を求めて来た。

その写真はありきたりなので、寂しそうな方をアップした。

写真2、今の季節は白い花が多い。

芝生のクローバーはすぐに刈り取られるので、花を見ることは少ない。

6枚葉のクローバーを見つけた。
それは4枚葉とは変異の過程が大きく違う気がする。
茎から葉が伸びる時に葉の芽が二つに別れ、二つの通常の三枚葉がくっついて生まれたもののようだ。

写真3、星美学園のピラカンサの花。

夏から秋に朱色の実が房状に見事に実る。

写真4、花カンザシのようなミズキの花。

九州では見かけない花で、上京してから40年以上、何の木か知らなかった。
今は、好きな花木の一つだ。
冬、青空をバックに紅色の枝を端正に広げた姿は実に美しい。

先日の朝日の社説で、韓国のサムスン村にサムスン下請けとして日本企業が大挙して移転し、その反動として日本の空洞化が進んでいる、と伝えていた。

社説の主旨は、円高でも円安でも海外移転の流れは変わらないのだから、円高のままでも良かった。円安は一部輸出企業が潤うだけで、全体では不利益を被るだけだ、といったものだ。それらのことは3年前から言われていることで、今取り上げるような目新しいことではない。

今、日本や先進国が苦しんでいる空洞化は、世界の人件費が均一化される過程の現象だろう。しかし、生産現場にとっても、働いている人たちにも大問題だ。

先日も書いたが、先端技術は生産現場が集約した地域を畑にして芽生える。その生産現場が大挙して海外移転してしまったら、先端技術が芽生えるチャンスは激減してしまう。

世界平等は一見正しいように見えるが、均質化が進めば、個性的な能力が劣化して面白みのない世界になってしまう。例えば、資源のないスイスに時計産業が生まれたように、産業はそれぞれの風土の個性に深く根ざしている。

日本には、長い時間話し合ってから行動する、擦り合わせの文化がある。ミクロン単位で推敲を重ねる繊細さもある。それらの風土に芽生えたのが日本の製品で、その風土が消えれば日本の技術は衰退する。

擦り合わせ文化について・・日本での討論の場で発言が少ないのは、話さなくても相手の気持ちがわかる文化があり、敢えて議論するは必要ないからだ。対して、海外では人の気持ちを考える文化が未発達で、議論が白熱する、と言われている。

国家間に貧富の差が生まれるのは仕方がないことだ。真の平等は全員が同じ利益を得ることではなく、能力に応じて、正しい報酬を得ることだ。間違った均一主義からは天才的な製品やスター製品は生まれない。今、日本が力を入れなくてはならないのは、途上国でも作れる安い汎用品を作ることではなく、面白い商品を次々と開発することだ。

そこで注目しているのはアイリスオーヤマが大阪に開発拠点を作ったことだ。そこで、衰退する大手電機企業からはじき出された技術者たちの受け皿になる。

以前は、優秀な退職者たちは高給で韓国や中国に雇われ、ノウハウや技術を総て伝え終えると使い捨てにされた。これでようやく、国内に正常な人の流れが生まれそうだ。もしかすると、アイリスオーヤマは10年後に大企業に大化けするかもしれない。それほどに、企業に活気があり、技術者にチャンスが与えられている。

3月、財界首脳の集まりで、麻生財務相が国益のために賃金値上げを訴えた。与党政治家がそのような発言をするのは異例のことだ。国益のために賃金抑制をと労働界へ要望していた従来姿勢から180度の転換だ。それに対して、多くの財界人は冷ややかだった。理由は、賃金を均質化しなければ生き残れない体質の企業姿勢のせいだ。

その企業姿勢の裏に、行き過ぎたグローバル化がある。この体勢では、日本の労働者は中国などの途上国の労働者と同じ賃金体系で不平等に闘わされることになる。この企業姿勢が続けば、いずれ日本は失業者で溢れることになる。

現状に対し、朝日の論評はただ現状を説明しているだけで、未来への展望は何も示していなかった。最近、その程度の水準の新聞を取り続けることに疑問を覚える。今の新聞はゴミ袋の底に敷くか、焼き芋の包み紙くらいにしか使い道がなくなった。

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近所のガソリンスタンドが解体された。跡地には店舗付きマンションが建つ。

昔は4,5人の従業員が夜昼一日中キビキビと働いていた。それが、いつの間にか無人のセルフ給油に変わって、最近閉鎖した。昔、朝帰りしていた頃、この前を通ると、夜明け前でも働いている人がいて、何となくホッとしていた。

赤羽駅近くのサンドイッチ屋も閉店した。母が肝臓ガン手術で駒込病院へ入院する前日、通路が広くて、車椅子が入りやすいその店で昼食をとった。生きるか死ぬかの大変困難な手術だったので、私は外での母との最期の食事になるような気がした。

手術は大成功してそれから7年間、長生きしてくれた。閉鎖した店の前を通ると、その時のことを鮮明に想い出す。物事総て、ひと時も留まることなく変化して行く。

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